あらた|サロン伴走者
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あらた|サロン伴走者
@arata_work
人が辞めないサロン作りの裏方サポート|金融・事務・秘書・営業を様々な業界・業種を経験し、美容業界では販売・店長・営業を担当|現在8店舗35名の橋渡しサポート継続中|#リモラボ キャリアコーチ|自分らしく働く一歩の後押し



「一度は接客業をやった方がいい。 社会に出る前に、絶対に。」 大学時代、先輩にそう言われた。 理由は聞いても教えてくれなかった。 なんとなく始めたコンビニのバイトは、 想像よりよっぽど厄介だった。 怒る人、急ぐ人、 話したい人、迷ってる人、 無言のまま立ち去る人。 面白かったのは、 接客は正しい対応より 「順番」と「温度」が大事なこと。 例えば、 怒ってる人には説明より落ち着かせる一言が効くし、 急いでる人には笑顔よりレジの早さが効く。 悩んでる人には情報より待つ時間が効く。 社会って合理より、 感情で動いてるんだと知った。 ある日、酔っ払いのサラリーマンが、 ビールをレジに持ってきて、 泣きながら言った。 「今日さ、怒られちゃって……」 完全に知らない人の話を聞いた瞬間、 ああ接客って商品じゃなくて人間を扱ってるんだと分かった。 社会に出て気づいたのは、 仕事も結局それと同じだったこと。 会議も、商談も、 報連相も、資料も、メールも、 全部、人の感情とテンポで動いてる。 大学では教えてくれなかったけど、 社会って合理より感情の比率が高い。 数年後、先輩に聞いた。 「なんであの時、 接客やれって言ったんですか?」 先輩は笑って言った。 「社会の練習は、 社会の縮図でやるのが一番早いから。」 あのとき、 「人の扱いに慣れる」という授業は、 大学には存在してなかった。 接客はただのアルバイトじゃなくて、 社会に出る前の予習だったんだと思う。









