どげ
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【誰が「不倫」をするのか?】この問いを探るため、本研究は日本における「不倫」行動の規定要因を、機会と夫婦間関係の二つのフレームワークから検証した。2005年に実施されたWeb調査のデータを用いて、男女別に「不倫」の経験と、労働時間、収入、学歴、夫婦関係の親密さ、子どもの数などの変数との関連を分析した。
その結果、男女に共通する「不倫」の抑制要因は学歴であり、【高学歴であるほど「不倫」をしなくなる】ことが示された。男性にのみ効果があったのは収入と、妻との収入差であった。【男性は収入が上がれば「不倫」をしやすくなる一方で、妻の方が収入が高い場合も同様に「不倫」をするようになることが明らか】になった。
このことから、日本では「不倫」行動は夫婦間の親密さ(会話頻度や性交渉の頻度)とは関連性が低く、男性性の欠如や収入がもたらす機会といった、近代家族が前提とする情緒的結びつきの埒外にある要因によって規定されていると結論付けている。本研究は、日本の「不倫」研究がほとんどない現状において、その規定要因を明らかにした点に意義があるとしている。

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