4Dさん(4D×好きおじさん) 리트윗함
4Dさん(4D×好きおじさん)
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『シラート』を観て、たぶん世界中で私だけだと思うけど、フと連想した作品がありまして。
星新一の、そこそこ有名な短編『処刑』であります。
重犯罪を犯した男が送られた、荒野の流刑惑星。
男はバスケットボール大の球状の機器を支給されている。
そのボールのボタンを押すと、大気中の水分が集められて飲料水としてコップに排出される。
しかしボールには爆弾が仕掛けられており、何度目かのプッシュでいずれ確実に爆発し、処刑完了となる。
男は飲み水を確保するために、毎回胃が縮むような恐怖とともにボタンを押すことになる。
他の流刑者を使って押させようとしたり、爆発跡ならば再び爆発はするまいとジンクスに賭けてみたりして、死の恐怖と隣り合わせの毎日を送るが、ある日フと気付く。
「これって、一秒先の命は誰にも保証されない、ごく普通の人生そのものではないか」
達観した男は廃屋の浴槽にボールを抱きかかえて座り込み、死の恐怖から解放されて、何度も無造作にボタンを押し続ける。
やがて水は浴槽に溜まり、遂には溢れだす。
そして男の視界は、まばゆいばかりの光で覆われる。
…どうでしょ?あの映画の終盤の境地に、何だか通じるものを感じませんか?
ちなみにこの作品はNHKの「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」というTVシリーズで映像化されてますな。
窪塚洋介の見事な独演もあって、なかなかの上出来でした。NHKオンデマンドなどで鑑賞できるはずです。

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