
LEDウォールの前で撮ったはずなのに、なぜ俳優だけが「嘘くさく」見えるのか
CMのVP(バーチャルプロダクション)撮影を終えた動画の学校の受講生から、
クライアント試写の翌日に連絡が来た。
「背景は綺麗なのに、人物だけが浮いて見えると言われました。
ライティングも合わせたつもりなのに……」
LEDウォールは「背景を映す」道具として優秀だ。
だが「人を照らす」道具としては、根本的な欠陥を持っている。
LEDパネルはRGB、つまり赤・緑・青の3色ダイオードだけで白を作る。
スペクトルグラフで見ると3本の鋭い山(スパイク)しかない。
その光で俳優を照らすと、皮下散乱——肌の内側からの輝き——が
正確に再現されない。背景はデジタルで完璧でも、
人物の肌だけが「LEDで焼けた」不自然な色になる。
Netflixの大規模制作「1899」はこれをハイブリッドで解決した。
3DCGエンジンからDMXデータを飛ばし、
ARRIのシネマLED照明とLEDウォールをリアルタイムで同期させる。
人物には「R9が90以上の高演色光」を当て続ける設計だ。
「次の現場から、SkyPanelをDMX連動で組みます」
彼の目に確かな光が灯った。
知識は道具だ。正しく持てば、次の現場から使える。
バーチャルプロダクション時代の照明設計の核心を書いた。
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