おのりん 動画の学校

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@onoring

映像制作、情報展示システム設計に関わってきました。ライブ配信スイッチャー、Tricasterオペレーター。新しいシステムのテクニカルエバンジェリスト。ATEM認定トレーナ。組織、コミュニティ向けにわかりやすい動画の学校をリアルのスタジオで実技、個人向けにオンラインレッスンやってます。

東京都渋谷区千駄ヶ谷 Sumali Mayıs 2007
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LEDウォールの前で撮ったはずなのに、なぜ俳優だけが「嘘くさく」見えるのか CMのVP(バーチャルプロダクション)撮影を終えた動画の学校の受講生から、 クライアント試写の翌日に連絡が来た。 「背景は綺麗なのに、人物だけが浮いて見えると言われました。 ライティングも合わせたつもりなのに……」 LEDウォールは「背景を映す」道具として優秀だ。 だが「人を照らす」道具としては、根本的な欠陥を持っている。 LEDパネルはRGB、つまり赤・緑・青の3色ダイオードだけで白を作る。 スペクトルグラフで見ると3本の鋭い山(スパイク)しかない。 その光で俳優を照らすと、皮下散乱——肌の内側からの輝き——が 正確に再現されない。背景はデジタルで完璧でも、 人物の肌だけが「LEDで焼けた」不自然な色になる。 Netflixの大規模制作「1899」はこれをハイブリッドで解決した。 3DCGエンジンからDMXデータを飛ばし、 ARRIのシネマLED照明とLEDウォールをリアルタイムで同期させる。 人物には「R9が90以上の高演色光」を当て続ける設計だ。 「次の現場から、SkyPanelをDMX連動で組みます」 彼の目に確かな光が灯った。 知識は道具だ。正しく持てば、次の現場から使える。 バーチャルプロダクション時代の照明設計の核心を書いた。 👇 note.com/videolife/n/n2…
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「SRTで問題ないと思っていたのですが、スタジアムだと映像が乱れます」 受講生から届いた相談だ。聞いてみると、ジッターが瞬間的に50ms以上跳ね上がる環境でSRTを使っていた。固定バッファの設定を超えた瞬間、パケットが廃棄されていたのだ。 SRTは優秀なプロトコルだ。だが、セルラー回線の「揺らぎ」には設計が合っていない。LiveUのLRTはバッファを動的に変え、ジッターを追いかけながら映像を守る。道具の得意不得意を知ることが、選択の始まりだ。 彼はその日からLRTに切り替え、混雑した会場でも安定した配信を続けている。 ▶ note.com/videolife/n/n5…
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「60分番組のテロップ入れに毎週5時間かかっています。これ以上案件を受けられない状況です」——受注を断らざるを得なくなっていた動画の学校の受講生にこう伝えた。「その5時間、来週から35分になる」 OpenAI Whisperのword_timestamps機能で音声から単語単位のタイムスタンプを自動取得する。このデータを@remotion/captionsのcreateTikTokStyleCaptions()に渡すと、「2,000ms以内の間隔にある単語群」が自動的に1ページとしてグループ化され、アクティブワードのリアルタイムハイライト付きの字幕コンポーネントが生成される。処理時間はWhisper文字起こし(60分音声で約13分)、JSON変換(約30秒)、Remotion書き出し(約20分)——合計35分以内だ。 人間が介在すべきは固有名詞の認識誤りの修正のみになる。 「解放された時間で、新しい案件の提案書を書きました」と彼は翌週話してくれた。技術の進化とは、クリエイターが「やりたかったのにできなかった仕事」を可能にすることだ。字幕という反復作業を35分に圧縮した先に、本来のクリエイティブが待っている。 note.com/videolife/n/n9…
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受講生が「スローモーションを使ったのに、カクカクして格好悪い」と持ってきた。 24fpsのシーケンスで24fps撮影素材を50%スローにしていた。1コマが2フレーム分表示されるので、コマ落ち感が出るのは当然だ。これを防ぐには、60fps以上で撮影して、24fps÷60fps=40%まで落とすのが限界値だ。 綺麗なスローが欲しければハイスピードカメラで120fps以上などから作るのが王道。 スローモーションは撮影段階で設計するもの。編集で作るものではない。 詳しい計算と設定を、noteにまとめた。 note.com/videolife/n/n9…
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フォーカストラベルの精度差 動画の学校の受講生から、ある日こんな相談が届いた。 「onoringさん、絞りを開けて撮ると、歩いてくる俳優にピントが追えなくて。 カメラのせいでしょうか?」 カメラのせいではない。レンズのせいでもない。 問題は、使っているレンズの「フォーカスリングの幅」だった。 写真用レンズのフォーカスリングは、回転角が数十度しかない。 同じ距離を追うための指の動きが、シネマレンズの10分の1以下になる。 指先1ミリの誤差が、映像では大きなピンボケになる——それだけのことだ。 シネマレンズは270〜300度の回転角を持つ。 「鍵盤が広いほど、隣の音を正確に押せる」——それと同じ原理だ。 受講生はその日のうちにシネマレンズを借りて試した。 翌週、「まつ毛が写りました」と報告してきた。 道具の設計思想を知ることが、技術の入り口だ。 note.com/videolife/n/n8…
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「音は出るのに映像が映らない」という連絡を受けた。 H.265(HEVC)で書き出した素材を、古いサイネージプレーヤーに入れていた。プレーヤーが対応していないコーデックを受け取っても、映像だけ処理できず止まる。音声は別チャンネルなので聞こえる——まさにその現象だった。 コーデックは「圧縮の言語」だ。話す側と聞く側が同じ言語を使っていないと、何も伝わらない。 H.264とH.265の使い分け基準を、noteに書いた。 note.com/videolife/n/n9…
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「このナレーター、上手いんだけどなんか映像に合わない気がする……」 そんな感覚を、言語化できずに悩んでいたディレクターがいた。 答えはシンプルだった。声の「上手さ」ではなく「声質と映像の世界観の整合性」を見ていなかったのだ。男性の低域トーンが持つ権威感は株主総会に映え、女性の明るい中高音はサービス紹介に親しみを生む。これは好みではなく、心理的な作用の問題だ。 選定の基準を「うまい人」から「この映像に合う人」に切り替えた瞬間、試写の評価が変わった。発注者から「声がピタリとはまった」という言葉が来た。 声は映像の世界観を音で語るものだ。その選び方の科学を、詳しくnoteで解説している。 note.com/videolife/n/n3…
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過疎化が進む地方の小さな町で、伝統的な祭りを全国に発信するプロジェクトが持ち上がった。限られた予算と人員の中、動画の学校の受講生たちはIP伝送技術を駆使し、高画質な映像を安定して届けることに成功した。祭りの熱気、人々の笑顔、そして地域の美しい風景が、インターネットを通じて多くの人々に届けられたのだ。配信後、町の観光客数は前年比で25%増加し、若者のUターンも5%増加したという報告を受けた。映像の力で地域が活性化する瞬間に立ち会えたことは、私たちにとって大きな喜びであり、IP伝送が持つ無限の可能性を再認識させてくれた。 動画の学校 note.com/videolife
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「先生、インタビュー収録でラックフォーカスをかけたら、 背景がじわっと動くんです。ズームしてないのに……」 動画の学校の受講生から届いたメッセージだ。 クリップを見た瞬間、原因はすぐわかった。 「レンズブリージングだ」 フォーカスを動かすたびに画角がわずかに変化する。 静止画では誰も気づかない。 でも動画でラックフォーカスをかけると、 視聴者の目には「謎のズーム」として映る。 カメラのブリージング補正機能も試してもらったが、 それは応急処置に過ぎない。 本当の解決は光学設計の段階にある。 プロのシネマレンズは、この問題を設計で排除している。 だからあの「映画のような滑らかなフォーカス移動」が生まれる。 受講生は翌週、レンタルでシネプライムを借りてきた。 モニターを覗いた彼女の第一声がこれだ。 「全然違う。なんか、感動しました」 道具の意味を理解したとき、映像は次のステージへ進む。 シネマレンズの設計思想と市場動向、詳しくはこちら↓ note.com/videolife/n/n7…
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「AIで動画を作ったのに、なんかどこかで見たことある映像になってしまうんですよね」 動画の学校の受講生・Kさんから、そんなメッセージが届いた。送られてきた映像を確認すると、確かに技術的には申し分ない。カラーも整い、編集も滑らかだ。それでも、何かが足りない。 その映像に「作った理由」がなかったのだ。 AIは膨大なデータの「平均値」を導き出す仕組みだ。「おしゃれな動画」とプロンプトを入れれば、世界中の「おしゃれな動画」の最大公約数が返ってくる。だから「どこかで見たことがある」のは当然の話だ。 一緒にコンセプトシートを書き直した。「この映像で誰の何を変えたいのか」という問いから始めると、同じAIツールを使っても、映像の魂が変わった。Kさんの動画は30分後、誰も見たことのない作品に変わっていた。 AIを使うことと、AIに使われることは全く別物だ。技術が誰でも使える時代だからこそ、「なぜ作るか」という意志が最大の差別化になる。 ▶ 詳しくはこちら note.com/videolife/n/n3…
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光学レンズの世界は 「物理の硝材」から「ナノ構造とAI」へのパラダイムシフトの 入り口に立っている。 動画の学校の受講生——映像機材商社に勤める エンジニアから質問があった。 「メタサーフェスレンズやAI設計最適化って、 実際どれくらい現実的なんですか。業界に影響しますか」 影響する、と断言した。 メタサーフェス技術は、厚さ数ミリのナノ構造で光を制御する。 従来の球面レンズを必要とせず、色収差や焦点を 回折格子的な構造で処理できる。 今はスマートフォンレベルの応用だが、 業務用への転用が進めば、これまで不可能だった 小型・軽量かつ超高性能なレンズが登場する。 AIによる設計最適化も進行中だ。 人間の試行錯誤では到達できなかった 非球面組み合わせの最適解を機械学習が算出している。 8K・12K対応はもはや「特別仕様」ではなく「標準」に向かっている。 「現場のエンジニアがこれらの動向を知っているかどうかで、 機材選定の視野が変わる」 5年後の現場を想像しながら今の技術を選ぶこと—— それがプロとして生き続ける条件だ。 知識の更新速度が、キャリアの競争力になる時代だ。 シネマレンズの未来と現在の技術体系↓ note.com/videolife/n/n7…
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4Kカメラを5台買い揃えた日、私は「これで完璧な映像が撮れる」と信じていた。 解像度3840×2160、フレームレート60p、10bit色深度。スペックシートは完璧だった。初めての本格的なマルチカメラ案件。企業の新製品発表会。予算も十分にあった。 撮影当日、全てのカメラをスイッチャーに接続し、電源を入れた。そして、カメラを切り替えた瞬間、画面が乱れた。 わずか0.5秒程度のノイズ。しかし、それはプロの仕事としては致命的だった。 原因を調べた。そして、自分の無知を思い知らされた。高性能なカメラを揃えても、ジェンロックを理解していなければ、マルチカメラシステムは正常に機能しない。 ジェンロックという技術を、私はその時まで「昔の技術」だと軽視していた。しかし、実際には、複数のカメラの内部クロックを同期させる、極めて重要な技術だったのだ。 その日から、私はジェンロックの研究を始めた。シンクジェネレーターの選び方、BNCケーブルの配線方法、ターミネーション処理の重要性。3台、5台、10台、それぞれの構成における最適な配線設計。 そして、次の案件で実践した。全てのカメラにジェンロック信号を供給し、システム全体を同期させた。カメラを切り替えた瞬間、画面はヌルヌルと滑らかに切り替わった。ノイズは一切なし。クライアントからは「さすがプロの仕事ですね」と賞賛された。 機材の性能は重要だ。しかし、それ以上に重要なのは、その機材を正しく使いこなす知識である。 note.com/videolife/n/n5… #4K撮影 #ジェンロック #プロの技術 #映像システム
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【動画編集のコツ】 『編集スピードが3倍上がった』と、先日ひとりの若手ディレクターが相談に来た。本人はショートカットキーを全部覚えたからだと信じている。だが、本当の理由はそこではない。 編集の速度を決めるのは、指の運びではなく『素材の並べ方』である。撮影時のファイル命名規則、カメラ番号、音声系統をタイムライン上で迷わず視線が届く場所に配置できるかどうか――ここで9割方が決まる。 彼の案件を開いて、私がまず触れたのは編集ソフトではなくフォルダ構成だった。カメラA・B・Cを色分けし、インタビュー音声とBGMを別バスに分離。それだけで、カット候補を探す時間が3分から30秒に縮んだ。本人は『こんなところに答えがあったのか』と目を見開いた。 編集が速い者は、指ではなく前工程の設計で勝っている。撮影の段階で、編集の勝敗はついているのだ。この考え方を体系化した講座をnoteで公開している。興味のある者は覗いてほしい。 note.com/videolife/n/n5…
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「Claude Codeに頼んで作ったのに、書き出しでまた壊れました」——受講生のその一言に、私はすぐ状況を把握した。 AIエージェントはRemotionの制約——CSS transition禁止、<OffthreadVideo>の強制使用、interpolate()のclamp必須——を知らずにコードを出力する。プレビューでは動くが、書き出しで崩壊するコードが生まれる理由だ。 「npx skills add remotion-dev/skills」の一行でAgent Skillsをインストールすれば、Claude CodeにRemotionの制約知識が注入される。同じ依頼が、今度は一発で完璧に動く。 AIを使いこなす力とは、AIに正しいコンテキストを与える力のことだ。道具ではなく、使う側の設計力が成果を決める。 note.com/videolife/n/n9…
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「onoringさん、スイッチを増やしたらNDIのソースが消えるようになって…本番中に2回消えました」 動画の学校の受講生が青い顔でメッセージをくれた。すぐにネットワーク構成を聞いた。三台目のスイッチを追加した瞬間から不安定になっている。これはIGMPクエリアの競合だ。スイッチが増えるほど不安定になる——この逆説を知らなければ、どれだけ機材を揃えても解決しない。 設定を一つ変えるだけで、画面は嘘のように安定した。「増やすほど壊れる」の正体がわかったとき、受講生は確かに一段、上に上がった。 ▶ 詳しくはこちら note.com/videolife/n/n8…
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【「Ra96」の照明を使っていたのに、なぜ肌が死んでいたのか】 先日、動画の学校の受講生から連絡が来た。 「onoringさん、困りました。新しいLED照明に替えたら、 なぜかポストでグレーダーに"肌が灰色っぽい"と言われ続けるんです。 スペックシートにはRa96って書いてあるのに……」 状況を聞いて、すぐにわかった。問題はRaではない。R9だ。 Ra(総合演色評価数)は8種類の色サンプルで計算されるが、 飽和赤色を示すR9はその計算に含まれていない。 人間の肌の血色、内側からの輝き——これを再現するのは 620〜700nmの赤色帯域だ。そこがごっそり抜けていたのである。 Sekonicで測定してみると、Ra96でもR9が38しかなかった。 プロの現場の推奨値はRa≥95かつR9≥90。 片方だけ合格しても意味がないのだと伝えると、 彼女の顔がみるみる変わっていった。 「ものさしが間違っていたんですね」 そうだ。使っているものさしが違えば、どれだけ正確に測っても答えは出ない。 照明を選ぶとき、スペックシートに「R9」が載っていない機材は、 そもそも土俵に上げてはいけない。 これを知っているだけで、現場の色管理は根本から変わる。 LED時代のプロが知るべき「光の品質の正体」を、 今回の記事でまとめた。CRI・TLCI・SSIの使い分け、 ミレッド計算、肌色の数値検証——全部書いてある。 👇 note.com/videolife/n/n2…
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ラウドネスメーターは、クリエイターの「翻訳機」である 映像の世界で40年以上現場に立ってきて気づくことがある。道具が変わっても、「伝える」という本質は変わらないということだ。 動画の学校を受講してくれたある企業VP制作の担当者が言っていた。「編集はできる。でも毎回、音量調整に余計な時間がかかる。感覚で何度も聴き直して、それでも正解かどうかわからない」。これは技術の問題ではなく、判断基準の問題だ。感覚は経験を積むほど精度が上がるが、再現性には限界がある。そこにLUFSという客観的な「翻訳機」が機能する。 「私はこういう音を作った」というクリエイターの意図を、「視聴者がこう感じる音」として数値化して届けるのがLUFSの役割だ。Adobe Premiere ProのLoudnessメーター、DaVinci ResolveのFairlightメーター、いずれも既存ツールの中にある。使い方を知っているかどうか、それだけの差だ。 企業VPからウェビナー配信、Reels・Shortsまで、制作物が多様化した現代において、LUFSを基準に音を管理するスキルは、クリエイターとしての再現性と信頼性を直接高める。数値で伝えられる技術者は、感覚だけに頼る技術者より一歩先を行く。 詳しくはこちら👇 note.com/videolife/n/nb…
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