ミドリの龍🐉
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私の母はいつも誰かと揉めていた。 一緒に暮らしていた頃の私は、 「なんで母はこんなに攻撃されるんだろう?」 と不思議だった。 母は決まってこう言う。 「嫉妬されてるのよ」 でも私はずっと違和感があった。 母は当時60代。 無職で、貯金も持ち家もない。 特別な学歴や権力や地位があるわけでもない。 むしろ私にお金を無心してくる側だった。 そんな母に、本当にみんな嫉妬するのだろうか? 母の話を信じた人の中には、 「かわいそうに」 と母の代わりに相手へ怒鳴り込みに行く人までいた。 だけど、いつも相手側の話と母の話が噛み合わない。 そして賢い人ほど気づくのが早かった。 最初は母と仲良くしていても、 「この人、いつも誰かと揉めてるな」 と感じて、静かに距離を置いていった。 すべての答え合わせができたのは、私自身が母と縁を切った後だった。 私は10代から20代の大半を、母のために使った。 病院の付き添い。 役所の手続き。 お金の援助。 愚痴の聞き役。 スマホ・車まで買ってあげた。 一方で私は、自動車学校代も、成人式の振袖代も、自分の車もすべて自腹だった。 それでも、なぜかうまいこと支え役をやらされてきた。 私のことは絶対にやってくれないのに、やってほしいこと・ものは泣きながらでもしがみつく。 縁を切ったあと、第三者からこう言われた。 「あなたのお母さんから聞いたんだけど、ずっとお母さんをいじめてたんだって?」 頭が真っ白になった。 さらに母は、 「娘に搾取されてきた」 とも話していたらしい。 もちろん全部デタラメだ。 でも、その人は続けてこう言った。 「私はお母さんの話を信じてない。本当のことをあなたに聞きに来た」 「なぜ娘なのに"搾取されてきた"と、母親が言う?」 私が事実を説明すると、その人はホッとした顔で言った。 「やっぱりね」 そしてこう続けた。 「私は子どもの頃からあなたのお母さんを知ってるけど、昔からずっとトラブルメーカーだったよ」 「特に嫉妬が絡むと、かなり酷いこともしていた」 私が 「NPD(自己愛性パーソナリティ障害)の特徴にすごく似ていると思う」 と話すと、 母と揉めてきた人たちが調べ始めた。 すると皆が口を揃えて、 「これだ!!」 と言った。 もちろん私は母本人にも伝えた。 今、母を住まわせている人たちも、 「一度精神科に相談してほしい」 と説得しているらしい。 不思議だった。 なぜ母は私に追い出されたあとも、次々と人の家を渡り歩けるのか。 答えは単純だった。 母は泣きながら被害者を演じる。 「いじめられた」 「行く場所がない」 「みんなに酷いことをされた」 そう話して助けてもらう。 でも一緒に暮らし始めると、周りも気づく。 「あれ?」 「この人、話がコロコロ変わる」 「いつも誰かにいじめられたと言っている」 「でも毎回、相手の話と全然違う」 そしてまた人が離れていく。 私は長い間、 「なぜ母ばかりが被害者になるんだろう」 と思っていた。 でも今なら分かる。 母は被害者だったのではなく、 “被害者であり続けること”で人を動かしていたのだ。 #NPD被害者




















