よーん|理学博士のゆるふわ科学解説

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@usephys

元物理研究者が「むずかしい科学」をかみ砕いて発信 | 国立大卒→米国物理系大編入→物理系大学院・理学博士→韓・日で研究員→今は岡山でなぜか歯医者(アプリ開発で職場DX実践中) | 物理・宇宙・数学・化学周辺をやさしく深掘り|専門は素粒子物理|2児の父・朝スタバ・iPadmini 大好き|フォローしてくれると嬉しいです

note で科学系ゆるふわ記事を書いてます Inscrit le Nisan 2012
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宇宙系の短編SF小説書いてます! もし空が赤かったらそれは一体どんな世界になるのか? そんなことを、科学に基づいて大真面目に考えて書いた小説です! 青い空が嫌いな女の子が望んだ赤い空。 そんな望みを叶える装置があると知って。。 気になった方はぜひチェックしてみてください! t.co/GzRinXMS48
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これ、熱い話なので聞いてほしい!  海王星の発見で先を越された、静かな天才の物語。 19世紀、人々は世紀の難問に頭を悩ませていた。 観測される天王星の位置が、どうしても計算と合わなかった。 「観測ミスでは?」 「計算がまだ不完全なのでは?」 「ニュートン力学が間違っているのでは?」 しかし、大学を卒業したてのイギリスの数学者、ジョン・クーチ・アダムズは、考えた。 「そうじゃない。もっと外側に、まだ見ぬ惑星がいる。」 彼がやったのは、とんでもない計算。 未知の惑星の質量、軌道、位置を、天王星のズレだけから逆算しようとしたのだ。 当時、それが可能であると考えた者は少なかった。 まさに数式で暗闇の向こうを透視するような仕事。 何年も、来る日も来る日も計算に明け暮れた。 結果、アダムズは誰よりも先にそこへ到達した。 未知の惑星の尻尾を、ついに掴んだのだ。 なのに。 導き出した惑星の研究結果を伝えても、イギリス天文学界は本気で動かなかった。 信じ切らなかった。すぐに探さなかった。 そうこうしているうちに、その翌年フランスのルヴェリエが、アダムズとは独立に同じ結論に達した。 彼はベルリン天文台に探索願いを出す。 「夜空のこの範囲を探してほしい。そこに未知の惑星が見えるはずだ」と。 手紙を受け取ったその夜、天文台が望遠鏡を向けた先に、それはいた。 太陽系で最も遠い惑星、海王星の発見だった。 発見の栄誉はルヴァリエに与えられた。 あまりに切ない。 先に「見抜いて」いたのに、先に「見つけた」のはアダムズではなかった。 アダムズの成果を知っていたイギリスは、すぐさま海王星発見の先取権を主張し、国の威信を賭けた先取権争いへと発展する。 でもアダムズは、自分の手柄を叫ばなかった。 論争に加わらず、静かに学問を続けた。 名誉より真理を選んだ。 彼はその後、しし座流星群の軌道計算や、月の運動の研究などで次々と重要な成果を打ち立て、やがてイギリス天文学を背負う存在になっていく。 海王星発見の物語は、 よく「数式が惑星を見つけた奇跡」として語られる。 もちろんそれはその通りだ。 でもその裏には、 計算そのもののすごさだけじゃなくて、 認められなくても腐らず、争いに乗らず、最後まで学問への情熱を失わなかった、 ジョン・クーチ・アダムズという人物の美しさがある。 #海王星 #栄誉より真理の探求
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ねくたい@HDMIケーブルの人
総務が思っていること ・HDMIケーブルは大事に扱え ・プロジェクターが付かない?画像モードがPCのみになってるだけだろ ・会議室使い終わったら自分たちでちゃんと片付けろ ・タクシー呼んで到着が予定よりも遅れても総務のせいにすんな ・みんな私たち総務の分まで売上を作ってきてくれてありがとう
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名前は「ナイ」@退院&自宅療養中
@usephys 今でこそ「エンケラドス」は、土星の重力による「潮汐力」の影響で「氷の下に海を持つ小惑星」として知られているが、その発見に至る『熱い』お話。 d(^_^o)❤
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これ、宇宙探査史でもトップ級に熱い話なんだけど聞いてほしい! 土星のちっちゃな衛星「エンケラドス」は、ただの「小さな氷の球」だと思われていた。誰も主役だなんて見ていなかった。 でも2005年、土星探査機カッシーニの磁力計が、わずかな「違和感」を捉えた。 土星の磁場が不自然にゆがんでいる。その先には、エンケラドスがいた。 普通の科学者なら、こう言って流したかもしれない。 「こんな小さな天体が土星の磁場に影響?ありえない。ノイズだろ」 でも磁力計チームを率いたミシェル・ドハティは違った。 「ノイズじゃない。何かが、外へ噴き出してる」 彼女は NASAに、エンケラドスへの「計画外の超接近」を訴える。 燃料は有限。他のミッションにも影響が出る。 しかも相手は「何もないかもしれない小天体」。 普通なら却下される。 それでも賭けた。説得し続けた。 そして NASA の「GO」を勝ち取った。 迎えたエンケラドスへのフライバイ。 ちいさな氷の世界に近づいたカッシーニが目撃したのは、想像を超えた世界だった。 南極に走る4本の裂け目――タイガーストライプ。 そこから宇宙空間に向かって吹き上がる、何本もの巨大な噴水。 「死んだ氷の天体」が「生きている天体」に変わった瞬間だった。 でも話はここで終わらない。 2015年、カッシーニは、さらに大胆で危険な賭けに出る。 エンケラドス上空わずか 49km、決死のダイブ。 あの巨大な噴水の真っ只中に、自ら突っ込んだ。 そこで見つかったのは、塩、有機物、水素。 つまり、氷の下には「海」があり、海底では熱水が湧き出し、 岩と水が反応しているかもしれない。 生命を育んでいてもおかしくはない世界が、そこにはあった。 全ての始まりは、一人の科学者が「違和感」を無視しなかったこと。 自分の直感を信じ、とことんまで確かめようとした執念が、 エンケラドスを「ただの氷の玉」から「生命に近い場所」へと変えた。 X 記事でさらに詳しく書いています!👇 x.com/usephys/status…
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まるいがんも (marui, ganmo)
「宇宙戦艦ヤマト」の時代から長らく何の言及もされなかったエンケラドスが、「宇宙戦艦ヤマト2199」の時代には舞台の一つになった背景にはこういう事実の物語が。
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これ、宇宙探査史でもトップ級に熱い話なんだけど聞いてほしい! 土星のちっちゃな衛星「エンケラドス」は、ただの「小さな氷の球」だと思われていた。誰も主役だなんて見ていなかった。 でも2005年、土星探査機カッシーニの磁力計が、わずかな「違和感」を捉えた。 土星の磁場が不自然にゆがんでいる。その先には、エンケラドスがいた。 普通の科学者なら、こう言って流したかもしれない。 「こんな小さな天体が土星の磁場に影響?ありえない。ノイズだろ」 でも磁力計チームを率いたミシェル・ドハティは違った。 「ノイズじゃない。何かが、外へ噴き出してる」 彼女は NASAに、エンケラドスへの「計画外の超接近」を訴える。 燃料は有限。他のミッションにも影響が出る。 しかも相手は「何もないかもしれない小天体」。 普通なら却下される。 それでも賭けた。説得し続けた。 そして NASA の「GO」を勝ち取った。 迎えたエンケラドスへのフライバイ。 ちいさな氷の世界に近づいたカッシーニが目撃したのは、想像を超えた世界だった。 南極に走る4本の裂け目――タイガーストライプ。 そこから宇宙空間に向かって吹き上がる、何本もの巨大な噴水。 「死んだ氷の天体」が「生きている天体」に変わった瞬間だった。 でも話はここで終わらない。 2015年、カッシーニは、さらに大胆で危険な賭けに出る。 エンケラドス上空わずか 49km、決死のダイブ。 あの巨大な噴水の真っ只中に、自ら突っ込んだ。 そこで見つかったのは、塩、有機物、水素。 つまり、氷の下には「海」があり、海底では熱水が湧き出し、 岩と水が反応しているかもしれない。 生命を育んでいてもおかしくはない世界が、そこにはあった。 全ての始まりは、一人の科学者が「違和感」を無視しなかったこと。 自分の直感を信じ、とことんまで確かめようとした執念が、 エンケラドスを「ただの氷の玉」から「生命に近い場所」へと変えた。 X 記事でさらに詳しく書いています!👇 x.com/usephys/status…

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アイスクリーマ
アイスクリーマ@icecreamer_X68K·
実は、小説ではなく、漫画になります。 あらすじ: とある実験で月を失った地球 このままでは、地球の滅亡を待つばかり… そこで考え出された奇想天外なアイデアが「エウロパ」を月の代替品として最先端のテクノロジーで地球まで運んでくる という壮大な物語です。 星野之宣先生はSF漫画に定評のある漫画家さんで、海外の巨匠の小説のコミック化なども手掛けられています。 新装版 ムーンロスト(1) (アフタヌーンコミックス) amzn.asia/d/05wFqQ1e #Amazon @Amazonより
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🌾🍐BOMOYANG
🌾🍐BOMOYANG@hiru_hi_haiku·
神はもう次の試験管を用意しているのかもしれない
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これ、宇宙探査史でもトップ級に熱い話なんだけど聞いてほしい! 土星のちっちゃな衛星「エンケラドス」は、ただの「小さな氷の球」だと思われていた。誰も主役だなんて見ていなかった。 でも2005年、土星探査機カッシーニの磁力計が、わずかな「違和感」を捉えた。 土星の磁場が不自然にゆがんでいる。その先には、エンケラドスがいた。 普通の科学者なら、こう言って流したかもしれない。 「こんな小さな天体が土星の磁場に影響?ありえない。ノイズだろ」 でも磁力計チームを率いたミシェル・ドハティは違った。 「ノイズじゃない。何かが、外へ噴き出してる」 彼女は NASAに、エンケラドスへの「計画外の超接近」を訴える。 燃料は有限。他のミッションにも影響が出る。 しかも相手は「何もないかもしれない小天体」。 普通なら却下される。 それでも賭けた。説得し続けた。 そして NASA の「GO」を勝ち取った。 迎えたエンケラドスへのフライバイ。 ちいさな氷の世界に近づいたカッシーニが目撃したのは、想像を超えた世界だった。 南極に走る4本の裂け目――タイガーストライプ。 そこから宇宙空間に向かって吹き上がる、何本もの巨大な噴水。 「死んだ氷の天体」が「生きている天体」に変わった瞬間だった。 でも話はここで終わらない。 2015年、カッシーニは、さらに大胆で危険な賭けに出る。 エンケラドス上空わずか 49km、決死のダイブ。 あの巨大な噴水の真っ只中に、自ら突っ込んだ。 そこで見つかったのは、塩、有機物、水素。 つまり、氷の下には「海」があり、海底では熱水が湧き出し、 岩と水が反応しているかもしれない。 生命を育んでいてもおかしくはない世界が、そこにはあった。 全ての始まりは、一人の科学者が「違和感」を無視しなかったこと。 自分の直感を信じ、とことんまで確かめようとした執念が、 エンケラドスを「ただの氷の玉」から「生命に近い場所」へと変えた。 X 記事でさらに詳しく書いています!👇 x.com/usephys/status…

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Angie_Com’z
Angie_Com’z@alt_lt·
こういう面白い話が聞けるから、ツイッターはいいねえ。勉強になりました。ありがとうございます。
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これ、宇宙探査史でもトップ級に熱い話なんだけど聞いてほしい! 土星のちっちゃな衛星「エンケラドス」は、ただの「小さな氷の球」だと思われていた。誰も主役だなんて見ていなかった。 でも2005年、土星探査機カッシーニの磁力計が、わずかな「違和感」を捉えた。 土星の磁場が不自然にゆがんでいる。その先には、エンケラドスがいた。 普通の科学者なら、こう言って流したかもしれない。 「こんな小さな天体が土星の磁場に影響?ありえない。ノイズだろ」 でも磁力計チームを率いたミシェル・ドハティは違った。 「ノイズじゃない。何かが、外へ噴き出してる」 彼女は NASAに、エンケラドスへの「計画外の超接近」を訴える。 燃料は有限。他のミッションにも影響が出る。 しかも相手は「何もないかもしれない小天体」。 普通なら却下される。 それでも賭けた。説得し続けた。 そして NASA の「GO」を勝ち取った。 迎えたエンケラドスへのフライバイ。 ちいさな氷の世界に近づいたカッシーニが目撃したのは、想像を超えた世界だった。 南極に走る4本の裂け目――タイガーストライプ。 そこから宇宙空間に向かって吹き上がる、何本もの巨大な噴水。 「死んだ氷の天体」が「生きている天体」に変わった瞬間だった。 でも話はここで終わらない。 2015年、カッシーニは、さらに大胆で危険な賭けに出る。 エンケラドス上空わずか 49km、決死のダイブ。 あの巨大な噴水の真っ只中に、自ら突っ込んだ。 そこで見つかったのは、塩、有機物、水素。 つまり、氷の下には「海」があり、海底では熱水が湧き出し、 岩と水が反応しているかもしれない。 生命を育んでいてもおかしくはない世界が、そこにはあった。 全ての始まりは、一人の科学者が「違和感」を無視しなかったこと。 自分の直感を信じ、とことんまで確かめようとした執念が、 エンケラドスを「ただの氷の玉」から「生命に近い場所」へと変えた。 X 記事でさらに詳しく書いています!👇 x.com/usephys/status…

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姓名@nityonityo·
@usephys 熱いのお(*´ω`*)
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草場純
草場純@kusabazyun·
@usephys 水星は地軸(水軸?)についてはお行儀がいいので、北極星は黄道北極星のあるりゅう座にありますね。金星はもっとキャッツアイ星雲に近いところにあるけど、これは南極星と言うべきですかね。
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よーん|理学博士のゆるふわ科学解説
実は、金星は「自転1回」が「1年」より長い。 金星は太陽のまわりを約225地球日で1周するんだけど、1回自転するのには、なんと約243地球日もかかる。 ここまで自転が遅い理由としては、分厚い大気が自転を邪魔している説が有力。 さらにややこしいことには、1日の長さは約 117地球日と、1回自転するよりもだいぶ短い。 時間感覚、バグる惑星すぎる。
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picard
picard@pikeradxc·
@usephys 分厚い大気による潮汐効果や、過去の衝突など複数の要因が関係しているんでした?
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アイスクリーマ
アイスクリーマ@icecreamer_X68K·
@usephys 星野之宣先生の「ムーン・ロスト」を思い出しました。 彼方は、エウロパを月の代替にという壮大な物語でしたけど、わずか直径500kmほどの天体に地球外生命体がいるかもしれないなんて… カール・セーガン博士が存命なら小躍りして小説の1本くらい書きそうですね😊
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よーん|理学博士のゆるふわ科学解説
僕も完全に把握しているわけではないですが、得られた情報の限りでは、磁場の歪み自体はカッシーニの磁力計のデータで判断されたようです。 それをもとに計画された近接フライバイで、他の観測データでもエンケラドスの噴出を確認したという流れのようです。 [参考情報] Dougherty, M. K., et al. (2006). "Identification of a Dynamic Atmosphere at Enceladus with the Cassini Magnetometer". Science. (abstract) Insider’s Cassini: Dr. Michele Dougherty and Cassini’s Magnetometer:science.nasa.gov/missions/cassi…
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picard
picard@pikeradxc·
@usephys 磁場のゆがみって磁力計だけで判断されたんですか?それとも他の観測データも組み合わされていたんでしょうか?
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ランタン
ランタン@rantan1sorairo·
@usephys すごい話です。そして美しい 宇宙ってすごい
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