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🔎 投資家はメモリを見誤っている | DELL CEOの625倍試算と市場の温度差 $DELL $MU $SNDK
25×25=625。掛け算自体はシンプルだが、この数字が市場にまだ本気で受け取られていないという論点が5月5日に投資家コミュニティで広がった。Dell Technologies $DELL のCEO、Michael Dellが銀行系カンファレンスで示した試算だ。2028年までにアクセラレーター1台あたりの搭載メモリが25倍になる。同時に、データセンターへのアクセラレーター導入台数も25倍になる。この二つが同時に拡大すれば、メモリ需要の総量は約625倍に膨らむという計算になる。
起点は2022年のNVIDIA H100で、搭載メモリは80GBのHBM3だった。それが2028年には約2TBに達するというのが、アクセラレーターあたり25倍の根拠だ。台数側の拡大は、ハイパースケーラーのCapExが加速し続けている現実がそのまま反映される。二つの変数が独立して動き、その積が需要を構成する。Dell自身は「AIインフラへの投資はまだ初期段階にある」とも述べており、需要のピークがまだ先にあるという前提で話している。
問題は供給側の硬直性にある。Michael Dellは「メモリ供給の拡大には年単位の時間がかかる」と付け加えた。需要が複利で膨らむのに対し、供給の拡大は線形にしか動かない。HBMの製造工程は複雑で、Micron $MU やSKハイニックスの設備投資から量産立ち上げまで数年のラグがある。SanDisk $SNDK が担うNAND側も、AIワークロード向けの高密度製品ではリードタイムが長い。需要カーブと供給カーブの傾きが、根本的に違う。
625倍という数字に懐疑的な声があるのも認識しておいていい。Vera Rubinの最大スペック構成を前提にした計算であり、実際の平均的なデータセンター展開では7〜8倍に近いという反論もある。それでも、保守的な前提で計算し直しても、台数との積が作る総需要の膨らみ方は、端末サイクルや在庫循環の枠で説明できる範囲を超える。在庫循環型の半導体アナリシスで追うと、スケールを過小評価しやすい。
投資家の関心がGPU銘柄の決算数字に向いているあいだ、メモリ側の需給構造が静かに動き始めている。GPUが市場の中心にいるのは確かだが、そのGPUが機能するために必要なメモリが、同じかそれ以上の速度で不足に向かう可能性がある。この非対称は、GPU銘柄の物色の陰に隠れたまま、まだ資産価格に十分反映されていない。
次の判断の軸はMicron $MU のHBM出荷量と価格交渉の推移だ。需要が供給を構造的に上回り続ける局面では、売り手に価格決定力が移る。その転換が決算数字として明示的に現れ始めるのは2026年後半から2027年にかけてとみられる。Michael Dellの625倍という試算が市場に浸透するにつれ、メモリ銘柄の評価の軸が変わる。今は、その手前にいる。
🤘情報提供
Stock Slayer : stock-slayer.com/?s=cG9zdC0yMDI…
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