天才奇天烈馬鹿
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天才奇天烈馬鹿
@HIROM6388
No Gimmick Classics @NGC_official NOMMAM @NOMMAM_info quon6 @quon6_www



oneday live/ No Gimmick Classics @NGC_official Kiyo a.k.a. Nakid @lunpekiyo 音の旅crew @otonotabicrew 微笑坦々(NIKO NIKO TAN TAN DJ set) @HOHOEMITANTAN booth/ PiCNiC COFFEE CLUB detail/ 5.17 sun ERA @RDS_ERA ticket/¥3400 livepocket.jp/e/m3plo

新曲RELEASE INFO 🔥🔥 <拡散希望> Title: Shiranami Artist: DAG FORCE Produce by @taka808 Music Video by @k4mara2000 SONG & MV LINK ▶️ LINK IN BIO linktr.ee/dagforce Due to character limitations, Special thanks and the English translation will be shared in the comments. Back Story 「Shiranami(白波)」で探求したテーマは、“無常観”です。 これは、日本人特有の「すべてのものは移り変わる」という感覚であり、日本人の美意識の核心にあるものです。無常観は、和歌や俳句といった日本の詩の中で古くから表現されてきました。 この曲のサビでは、紀貫之が1000年前に詠んだ和歌をサンプリングしています。 「桜花ちりぬる風のなごりには水なき空に 波ぞたちける」 この和歌を口に出して詠んだとき、俺にはこれが、まさに“ラップ”のように感じられ、 和歌や俳句と現代の日本語ラップが地続きであるというインスピレーションが浮かびました。 NYにも桜は咲きますが、日本のように感情的・精神的なレンズを通して見る文化はあまりありません。毎年春になるとNYの各地で桜の木を見つけるのですが、日本のように友人たちと桜を囲んで春の訪れを楽しむ姿がないことに、どこか寂しさを感じていました。 アメリカでは、いまだに日本のイメージは限定的です。かつての「芸者」「忍者」「富士山」が、現代では「アニメ」「寿司」「ラーメン」に置き換わっただけ。100年以上前、画家であり文人の岡倉天心はボストン美術館で日本美術が表面的にしか理解されていないことに苦悩したそうです。彼の名著『茶の本』は、日本の美学の精神性を西洋に伝えた先駆的な試みでした。そしてその試みが、今日の世界中の日本ブームの礎になったことに、とてもに感銘を受けました。 俺は、NYのストリートの現場でどんなに評価されようと「ヒップホップの本場で、誰にも求められていないことをしている日本人ラッパー」という感覚が拭えませんでした。どうしたら、日本語でラップをする自分に胸を晴れるのか、その正当性を表現できるのか、日々考えていました。 そして、当時住んでいたアパートの近くに咲く桜の木々を見ていたときに気がつきました、日本文化の根底に流れるあの感情、無常観こそ、今自分が表現すべきテーマだと。その閃きを与えてくれた桜の写真が、アートワークに選んだ1枚です。 俺たち日本人にとって、桜はただの花ではありません。咲く前の期待、満開の喜び、そしてはかなくも美しい散り際。そこには、まさに「無常」の美しさがあります。この無常感を俺は“Japanese Blues”と呼ぶことにしました。 この楽曲は、村上隆の「スーパーフラット」や、ニューヨークのスタジオで松山智一さんから伺ったお話にもインスピレーションを受けています。特に、松山さんが、ヒップホップのサンプリング技法を現代美術に応用している点に強く共感しました。また、村上隆の「スーパーフラット」の概念に照らし合わせると、和歌のような高尚なファインアートと、日本語ラップのような大衆的なサブカルチャーとの間にある“平面性”を見出すことができます。西洋の文脈を日本的な視点で再構築するアーティストたちの姿に触れたことで、自分自身もそれに挑戦してみようという勇気をもらいました。 先人たちの偉大な作品や試みに敬意を払いながら、俺も何か自分の中に流れる普遍的な感性を表現するチャレンジがしたいと思い、この曲を一つの“スタディ(研究)”として制作しました。 音の面では、Nujabesの系譜をたどるJazzy Hip-HopやLo-Fi Hiphopのサウンドイメージを織り込みながら、“日本的な感情”に根ざしたサウンドを表現してもらいました。100年前に岡倉天心が、新たな文脈を切り開いたように、俺も自らの日本語ラップでこの時代に意味のある何かを残したいと思いました。 作品として、この世界観を完成させてくれたのが、映像作家Kiyomasa Kawasakiによるミュージックビデオです。この映像は楽曲が生まれた街NYで、全編8ミリフィルムで撮影されました。かつて『茶の本』がニューヨークで出版されたように、この映像作品もまた、すべてのインスピレーションに対する最後のオマージュとなっています。 そして最後に、この楽曲をひとつにまとめ上げてくれたのが、世界で活躍する日本人ピアニストTakahiro Izumikawaの天才的なプロダクションです。彼がこのトラックに込めた感情は、言葉では言い表せないほど深く、力強いものでした。 「Shiranami」は、アルバム『IMA』の中核を成す楽曲であり、その中心テーマである「無常」を体現しています。 この作品の制作に関わってくれた全ての方に、心から感謝とリスペクトを送ります。




