嵐田 亮
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嵐田 亮
@IP_Arashida
弁理士法人シアラシア(https://t.co/rAO7jnCo1b) 代表弁理士/バイオ系スタートアップの知財戦略立案/2022年4月4日 株式会社ユーグレナを退職して独立/2011年 弁理士登録/2008年 東大院 農学生命科学研究科修了 農学博士/週5で筋トレしています。

特許出願件数の急増が話題です。 例年3万件前後だった特許出願が、2025年12は8万件超まで急増しました。生成AIによる出願書類作成のハードルが下がったことによる影響と推測されますが、規模が大きすぎて生成AIだけでは説明がつかない印象です。 1. なぜ右肩上がりの増加ではなく、単月の急増なのか? 生成AIによって出願件数が増えるのであれば、毎月少しずつ件数が増えて全体として右肩上がりのグラフになると思われます。 今回の8万件は単月の異常値に見え、業界全体として生成AIの活用が盛んになったというより、ある特定の出願人の行動によるものではないでしょうか。 2. 費用について 特許出願は印紙代(特許庁手数料)が1件14,000円なので、手数料だけで7億円かかります。 14,000円×50,000件=700,000,000円(7億円) さらに弁理士に代理を依頼する場合、弁理士報酬が1件30万円とすると150億円かかります。 審査請求費用は138,000円+(請求項数×4,000円)なので、請求項1項でも142,000円。5万件審査請求すると71億円かかります。さらに登録料、外国出願も含めると多額の費用が必要です。 現時点では、出願書類を内製して手数料だけを払ったか、そもそも手数料も払っていないのかわかりませんが、費用をどう考えているのか気になります。 3. 真相がわかるのは1年半後... 1ヶ月で5万件だすとなると、生成AIで明細書を作成した5万種類の発明があるというより、1件の発明を5万件コピーして出願したという方がありえそうなスケールです。 現時点で真相を知ることができるのは出願人と、代理人(いれば)と特許庁です。第三者は「5万件出したのは私です」と出願人が名乗り出るか、1年半後の出願公開まで待つしかありません。 真相解明が待ち遠しいです。

ほーら特許出願増えたじゃん。 引用元:特許庁サイト










