如月うさぎ
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如月うさぎ
@KaorumiiRabbit
東京在住。化学系弁理士。ゲンロン友の会会員。水瓶座。ひらめき☆マンガ教室8期生 嗄井戸麗

ゲンロンさんも、16年!? 実はこの4月で、私の伊勢根付職人生活も丸16年。17年目に入ります。 ここまで続いているって奇跡のようなこと。たくさんの出会いと応援してくださる皆様のおかげで今があります。

4月6日はゲンロン創業記念日。今年で16周年。明日からは17年目が始まります。ここまでこれたのもひとえにご支援くださる皆様のおかげです。ありがとうございます。 新取締役の植田将暉をはじめ、若手も活躍するようになりました。フレッシュな力と16年の蓄積を合わせて、これからも頑張ります。





【スタッフ募集のお知らせ】 能登の古民家宿 TOGISOでは、一緒に働いてくれる仲間を募集しています。周辺施設を含めた清掃、修繕、草刈りなど、さまざまな仕事があります。勤務地が過疎地のため、移住が前提となりますが、社宅の用意がありますのでご安心ください。試用期間は6か月で、その後は正社員としての雇用を想定しています。ご興味がある方はぜひご応募ください。 あわせてフリーアコモデーションスタッフも募集しています(宿泊施設での労働の対価として、無料で宿泊できる仕組みです)。長期滞在をお考えの方もお気軽にご相談ください。 古民家を引き継いだときから、外部から人が集まる場所にしたいと考えてきました。その姿に少しずつ近づいています。同じ方向を見て、海沿いの古民家暮らしを一緒に楽しんでくれる方がいたら嬉しいです。 ご希望の方はDMからお問合せください。

【悲報】マンガ大国日本、終わりそう 電子化したことで、課金率、課金額の大きいオッサン向けのマンガばっかになったらしい。無料のショート動画とかソシャゲあったら、まぁそっちに流れるわな >10代の「マンガ離れ」はもう止まらない…「大人向け課金」に走った日本のマンガ界の"歪さ"を示すデータ





実は本棚にささっているかなりの本がまだ付箋が貼り付いたままなんです。こちらも鋭意努力して速やかに全部の本から付箋を剥がしたいと思います。教訓。安いからといって100均ショップのフィルム付箋は粘着力が強くお勧めできません。というか、無防備に付箋を貼りまくった過去の自分を呪いたい…。2/n

漆を学び始めてから今までのことをまとめています。今回は輪島の研修所でのお話。 【輪島編】 研修所の試験のことはあまり覚えていません。 面接のやり取りよりも強烈に残っているのは、輪島の夜の暗さです。 旅館は素泊まりだったので夕飯を食べに外へ出ると 店がない。コンビニもない。 営業中の『ピザウイリー』を見つけ、テイクアウトして宿でモソモソ食べたのを記憶しています。 無事に輪島漆芸技術研修所・素地科へ入学し、杉平町のアパートでの新生活が始まりました。 詳しくは書きませんが、 3年間、僕は決して“素直な生徒”ではありませんでした。 金沢の大学でひと通り学んできたという、 小さくて厄介なプライド。 「もう知っている」 その思い込みが、どれだけ学びを浅くしていたか。 内心、先生方の教えを否定していたと思います。 今思えば、本当にもったいない3年間でした。 それでも得たものは大きい。 鉋・ノミ・鋸の扱い。 指物、曲物、乾漆の木地づくり。 輪島塗の髹漆法。 そして何より、故・大西勲先生との出会い。 大西先生は髹漆の重要無形文化財保持者でした。 ヒノキの曲げ輪を積層し、漆を塗る。 シンプルな方法だからこそ技術力が露わになります。 先生の作品には、 基礎を裏切らない誠実さと素材への深い愛がありました。 ヒノキの部材を設計図通りに1本1本鉋をかけ厚みを揃える。 それぞれ直径の違う輪っかに曲げ、絶妙な力加減になるよう1本ずつ接着。 その確かな仕事の積み重ねが何十年経っても壊れない木地になります。 授業は楽しくもあり、同時に強烈な緊張感もありました。 甘さは一切通用しない。特に道具の調整は厳しく指導されていました。 そして大きく良く通る声で「頭でっかちになるな!」 と何度もおっしゃっていました。 卒業後、僕は先生のご自宅(茨城)まで押しかけ、弟子入りを願い出ましたが 「俺は弟子は取らない」 と、あっさりと断られました。 それでも僕は、 勝手に心の中で師匠と決めました。 迷ったときは、 「大西先生ならどうするか」 それを基準にしてきました。 何度かお会いする機会はありましたが、 じっくり漆や曲げ輪について語り合う前に、先生は亡くなりました。 今なら、もっと深く話せたはず。 それが今も心残りです。 研修所卒業後は漆器工房には入らず、2年間輪島に残り、 注文を受けながら展覧会へ出品して過ごしました。 しかし結婚を考え始め、 独立の不安も現実味を帯びてきた頃、 金沢の老舗・能作で社員募集の話を聞きます。 僕は就職を決断しました。 理想と現実の間で、 初めて「生活」というものを真剣に考えた時期でした。 【作家活動編】へ続く





