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【ネタバレありレポ】ノイミー7周年コンサート、センター富田菜々風が肩の荷を下ろし、等身大の姿を見せられた記念すべき公演。圧倒的センターとして重圧を背負ってきた冨田さんが、良い意味で突出しなかった。もちろん存在感はあるが、他メンバー全員のセンター曲が昼夜公演で11曲披露されたことが大きい。センターを張るメンバー自体は大きく変わっていないので、これは「それぞれの実力・実績が上がり、存在感を増した」ことに他なりません。
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メンバーの成長。「ラヴィット!」のシーズンレギュラー、「鬼連チャン」制覇など圧倒的な実績を残し、今や地上波の切込隊長である櫻井ももきゅんは言うに及ばず。「けれけれ」の文字起こしがとんでもないバズを引き起こし一躍有名になった永田詩央里さん、舞台「賭ケグルイ」の熱演で実力をさらに高めた蟹沢萌子さん、モデル仕事が充実している谷崎早耶さん・鈴木瞳美さん、「Do you ノイミー」で爪痕を残した尾木波菜さん、「EX 大衆」ソログラビアで新境地を開いた河口夏音さん。。。
それぞれが自分の持ち場で結果を残しつつある今、冨田さんがわざわざ言わなくても皆が「東京ドームを目指す」と認識しているし、そのために必要な個の力を全力で積み上げていくグループになっていた。そんな印象を受けました。
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2月23日の冨田さんを見ると、『スラムダンク』における海南戦における赤木剛憲(ゴリ)の涙を思い出します。「味方の頼もしさに、一瞬心が緩んだ」ための落涙でした。冨田さんは、演出とはいえ「私の色は何なんだろう」と弱音を吐いたわけです。彼女が1人で全員を引っ張り、背中で鼓舞するフェーズであればこの吐露はありえないことでした。
ドキュメンタリー映画を見た方なら、メンバーが車座になって語っているシーンからの地続きに感じられたと思います。彼女は、あの時「私が目標を口にすることで、みんなに強要していると捉えられていないか」という悩みを打ち明けました。映画では落合季来里さんと菅波美玲さんの反応がありましたが、当然ながら全員が胸に期するところがあったのだと思います。
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映画収録から約1年後、7周年コンサートでは昼夜2公演で全メンバーのセンター曲が披露されるに至りました。
<昼公演>
・ウルトラレアキッス(尾木さん)
・こちらハッピー探検隊(河口さん)
・マシュマロフロート(菅波さん)
・このままでモーメンタリ(蟹沢さん)
・初恋カムバック(谷崎さん)
・桃色デイブレイク(櫻井さん)
<夜公演>
・思わせぶりっこ(鈴木さん)
・てゆーか、みるてんって何?(みるてん)
・ワタシアクセント(永田さん)
・フロアキラー(落合さん)
・君はスパークル(川中子さん)
・空白の花(冨田さん)
それぞれ約25曲のセトリのうち、4分の1近くを他メンバーのセンター曲で埋められる。冨田さんの負担が軽減し、そのためかユニット曲である「Marcato」「薄明光線」「誰森」などのレア曲をフルサイズで聴くこともできた。物理的にも精神的にも冨田さんの稼働を減らし、背中を預けられる頼もしいメンバーが増えた。
重圧を、分かち合えるようになった。伊藤さんがいう「12分の1」を冨田さん以外の11人もしっかり背負えるようになった(背負ってないメンバーがいたって意味じゃないです)。そのポジティブな変化が、圧倒的なセンターとして「強くあらねばならなかった」冨田さんをして「迷いを吐露できる」ようにさせたのだと思います。
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だからこそ、夜公演のアンコール「君と僕の歌」は沁みました。ラスサビ前、全員がステージに横並びになった瞬間、背後のモニターに映し出されたのは我々ファンが振るエメラルドグリーンのペンライトの海でした。
メンバーは振り返らないまま、目の前の大勢のファンに向けて全力で歌う。その背中を、ファンがまた全力で支える。美しい構図でした。
6周年の際にあった富田菜々風さんの「東京ドームに行きたいです」というセリフが、7周年ではなかった。その理由は、この曲がアンコールに配置されていることが全て。「もうみんなわかっている」「演者もファンも皆が目指している」「その背中を支えるのは、ファンである」というメッセージ。多くを語らない演出には、メンバー・ファン双方への確かな愛と信頼を感じました。
7周年コンサートは、一種のセーブポイント。「センターは冨田菜々風。だけど、一人で背負わせない。みんなで東京ドームへ行く」という強く健やかなメッセージを放っていたと思います。
ただ元気で勢いがあるだけではない、メンバーの血と汗と涙を笑顔に昇華した、いつまでも記憶に残る公演だったと思います!

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