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だ〜れだ❕
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「アッ…アッ!こ、ここここ、こんにちは!
はじめまして!おうまこきちくん!!!」
目線を合わせる様にしゃがみ込んで、
大きな声で小さな彼に頭を深々と下げた。
顔隠しの黒い帽子がぽとりと落ちる。
「アッ!?」
「にしし!どう?にあうー?」
急いで被り直そうとするが、
小さな彼が拾いあげてもう被っていた。
ご機嫌そうに、ニッコリと笑っている。
「か、かかか、
か、
かわ、
かわいいいいい......!!
アッ!
あっ...で、でも、
ぼ、ぼうしはかえしてほしいかもっ...
アッ!そ、そうだ……!
こ、これとこうかんしようよ!」
緊張と興奮で胸が痛い程に高鳴る中、
震える手で大きなリュックを慌てて開けた。
いそいそと中から取り出したのは、
炭酸飲料とスナック菓子。
(ダンガンロンパの通信簿イベントみたいに……
貢げば好感度が上がるはず……!
多分これが正解だ……!)
「こ、これ……ど、どうぞ……!」
僕は丁寧に包んだ袋を差し出した。
こきちくんは被っていた帽子を僕に適当に被せてくれた後、目をキラキラさせて受け取る。
「なにこれ!!
どんなおもちゃ!?!?
どーやってあそぶのー!?!?」
缶と袋を振って、ぽんぽん叩いてみる。
「なんかかしゃかしゃおとがしておもしろいかもーーッッ!!!」
「……あ」
そうだった...。
キャラクターとして産まれたばかりだから、食べ物なんて知らないんだ。
...食べ物だけじゃない。
この世界のことだって、
僕以上に何も知らないんだ。
「あ!こ、これはね!こ、こうやって...」
ビリビリ!と袋菓子を開けてみせる。
小さな顔が中身を覗く。
「なにこれ!!!パズル!?!?
あそびたいあそびたいあそびたーーい!!」
「アッ!!こ、これは……こう!」
僕は口に入れて咀嚼する。
塩っぱい味が口に広がる。
...お菓子なんて数年ぶりに食べた。
「こうやって、お口にいれるんだ...!
もぐもぐ...お、おいしいよ……?」
「うわああ!おもしろいおと!
たのしそうーーー!!!
おれもあそぶ!!やりたい!!!
ちょうだいちょうだいちょうだーーい!!!」
震える手でこきちくんの小さな口に、
小さな形を1粒入れてみる。
「っ……」
「アッ...」
こきちくんは...黙って只管噛んでいる。
「な、なんだこりゃーーっ!?」
突然の大声…いや、歓声だ。
初めての味覚にびっくりして転びそうになり、
僕は慌てて体を受け止める。
帽子がまた落ちたけど...あとで良い。
目の前の希望を目に焼き付けたくて仕方なかった。
「たのしい!これ!これおもしろい!すごい!!」
「お、おいしいでしょ...?」
「おいしい!!!たのしい!おもしろい!おいしい!!おいしーーーーい!!!!!」
「はい!!にんげん!!!!」
小さな手で大きなひと粒を、
僕の唇に押し付ける。
「ぉ、おいしいっ......
あ、ありがとう...ありがどぅ゛……」
今まで食べたものの中で
いちばん美味しく感じて…
僕はまた泣きそうに...
いや…
情けないけど、また涙が出てしまった。
「これは????????
これはどんなおいしいなのー!?」
「アッ!こ、これはね!!!」
こきちくんは、次の興味に移っていた。
僕が急いで缶のプルタブを開けた瞬間、
ぶしゃあああああ!!!!!!!!
炭酸が、勢いよく吹きこぼれる。
「うわあああああ!?!?!?」
「うわーーっっ!!!!!!」
玄関前で共鳴する。
ガードマンが急いで駆けつけてきて、
僕は必死に頭を下げる。
こきちくんは、大笑いしながら飛び跳ねる。
「おもしろい!おもしろいおもしろーい!!
おもしろーい!!!! 」
「アッ、新しいの買いにいこっか...!」
「さっきのおもちゃ!?」
「アッあれはおもちゃじゃないよ!!」
「じゃあおいしい!?」
「う、うん!すっごくおいしいよ...!」
急いで逃げるように、
近場の公園に駆け込む。
もっと色々教えてあげたい。
あそんでたのしませてあげたい。
一分一秒まで、
彼の希望を見逃したくなかった。
彼の頭に桜の花びらがかかってるのを見て、
僕は帽子を外して被せてあげる。
快晴の空が、希望的に眩しすぎて美しかった。
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