ワイルダー
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ワイルダー
@WilderStepn
CryptoSecurityAdvisor Web3セキュリティアナリスト 個人向けセキュリティアドバイザー









これは 2014年のEthereum ICO 黎明期に取得したETHウォレットの事例であり keystoreファイルは残っていた一方でパスワードが実質的に一致していなかったというかなり特殊なケースとして捉えるのが妥当ではないかと自分は考えています。 公式IR資料や堀江貴文氏本人の過去説明を見る限り当時のクラウドセールサイト側には何らかの実装上の不具合が存在し、日本語OS+Internet Explorer環境における2バイト文字のエンコードずれが発生していた可能性が高いように見えます。 その結果として、本人が記憶しているパスフレーズと実際に保存されたパスワードとの間に乖離が生じていた、という理解が最も自然ではないかと思います。 この点を踏まえると秘密鍵そのものを完全に喪失していたケースというよりは「キーファイルは存在するが正しいパスワードが不明である」という条件付きの復旧案件として整理するのが適切ではないかと思います。 したがって、これは何の手がかりもない状態からのゼロベースの復元ではなく、本人の記憶、周辺情報、そして実際のファイルという複数の手掛かりを前提にした解析だったと見るべきではないかと自分は考えています。 自分も過去に初期のDaedalusウォレット(ADA)でsecret.keyファイルはあるもののspending passwordを忘れてしまった方から依頼を受けて、復旧に挑戦したことがあります。 その経験を踏まえるとAIが進化した2026年の現在では単純なブルートフォースや辞書攻撃だけに依存しなくても名前・誕生日・好きな言葉の変形のような人間特有のパターンがある程度推測可能な場合にはAI支援によって候補の探索空間を大きく圧縮できる余地は十分あるのではないかと自分は感じています。 もっとも、ここは明確に分けて考える必要があるとも思っています。 現在の標準的なウォレット、たとえばMetaMaskやLedgerのようにBIP39シードフレーズや秘密鍵そのものを完全に紛失している状態であれば、たとえ高度な技術者や専門企業であっても、復旧は極めて困難であり、実質的には不可能と考えるのが妥当ではないかと思います。 少なくとも自分は今回の事例をもって「ウォレットは後からどうにでもなる」「他人が簡単にハッキングできる」と解釈するのは適切ではないと考えています。 むしろ、この話が示しているのはキーファイルや周辺情報が残っている特殊ケースにおいては復旧の余地が生まれることがある一方で 設計上の根幹であるシードフレーズや秘密鍵を完全に失った場合には、基本的に取り戻せないという、ウォレットの本質そのものではないかと思います。 #ETH


Quillで夏イベの装備を出品してみました 相場分からないのでこれくらいから #僕サガ #僕らのサーガ



















