
恩蔵絢子
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恩蔵絢子
@ayakoonzo
科学者。尊敬する人、紫式部。日常の中の真実みたいのが好きです。脳科学から見た認知症について詳しくは『脳科学者の母が、認知症になる』(河出文庫)をお読みいただけると幸いです。最新刊は『感情労働の未来:脳はなぜ他者の"見えない心"を推しはかるのか?』(2025年10月河出書房新社)です。読売新聞読書委員2026-27.






#SNS推し本大賞2026 本当におもしろい…。 控えめに言って、最高の読書体験でした…。 『感情労働の未来』 何度も何度も紹介してしまいますが… 普段から感情を言葉にできる人が最強だと言っているけれど、そもそも「感情」ってどうやって生まれるんだろう? 「感情労働」と「感情作業」は別のものだけれど、脳は分けることができず同じものとして処理してしまう。 そして、心地よくあると感じる距離が近い関係の人といる時ほど…たしかに。 読了後、心の底から漏れたのは震えるほどの納得感でした。 この本はただの学術書ではありません。 「理由はわからないけれど、毎日が息苦しい」 「大切な人といるはずなのに、なぜか疲れる」 そんな正体不明のモヤモヤを抱えているなら、明日からの呼吸を深くしてくれる、あなたにとっての「救い」になるはずです。 脳科学の視点から「感情」を解剖する本書が、なぜこれほどまでに心を軽くしてくれるのか。 その理由は3つありました。 1. 「心地よい関係」で疲れるのは脳が優秀だから 仕事での「感情労働」が疲れるのは当然ですが、実は家族や友人との「心地よい関係」こそ、脳はフル回転しています。 相手の微細な表情、声のトーンを読み取り、無意識に「感情作業」をこなしている。 脳は仕事と私生活を区別しません。 「好きな人といて疲れる自分はおかしい」なんて責める必要は全くなかった。 この仕組みを知るだけで、自分を許せるようになります。 2. 僕たちが「物語」を求めてしまう本当の理由 人は、まず無意識に感情が生まれ、その後に「あぁ、これはこういう意味だったんだ」と後付けで意味を創ります。 SNSやAIが進化し、効率や正解ばかりが求められる今、なぜ僕たちの脳がこれほどまでに「物語」を欲するのか? そのメカニズムがわかると、世の中の情報の視え方がガラリと変わります。 3. 「無意識」を味方につける、新しい生き方 感情とは、コントロールすべき邪魔なものではなく、まだ言葉にならない「無意識」からの大切なサイン。 AI時代に人間らしく、そして楽に生きていくための鍵は、この「感情」という概念をどう乗りこなすかにありました。 この仕組みを理解しているかどうかで、明日からの生きやすさは劇的に変わると断言できます。 まさに「自分を使いこなすための取扱説明書」を手に入れたような感覚。 今の時代を生きるすべての人、特に「一生懸命に誰かと向き合っている人」にこそ読んでほしい。 今、この本に出逢うのか。 それとも、知らないまま過ごすか。 それだけで、あなたの未来の「心の色」が変わるかもしれません。




昨日は用賀砧公園はるかぜ内科クリニックの本棚へ補充に行ってきました。 今回は、恩蔵絢子さんの絵本など。 4月から、脳神経内科の診察を受けられる曜日が増えたそうです😊 こちらのクリニックでは、はるから書店セレクトの本を待ち時間にお読みいただけます。もちろんご購入もできますよ🍀











5月3日本よみうり堂1です 太田忠司『こつこつ、オムレツ』ポプラ社 イ・ヨンミ『魔女の体力』世界文化社 富岡幸一郎『保守のコスモロジー』講談社 樋口恭介著『21世紀を動かす思想』集英社新書 府中市美術館編著『長沢蘆雪』東京美術 記者が選ぶ 戌井昭人『あんたはだいじょうぶ』幻冬舎ほか


