勝俣|内科医 × 42Tokyo
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勝俣|内科医 × 42Tokyo
@casegenlab
病院にAIが続々入り始めた。でも現場は楽になっていない。 なぜか——その答えを、臨床とCSの両方を知る医師が書く。 内科専門医|総合内科・睡眠(研究6年)|東大医学部卒 TSG2025ファイナリスト(医学教育)














研修医のとき、ERに手書きの紹介状を持った患者が来た 字が潰れていて読みにくい。辛うじて「肺炎」と読めた 高齢者、呼吸が速い。肺炎だろうと思った レントゲンを撮り、採血を急いだ 炎症反応は高い。でも胸部画像ははっきりした所見に欠ける つじつまが合わなくて、改めて話を聞いた 「2日前からお腹が痛くて」 腹部エコーを当てたら胆嚢炎だった 「肺炎」の2文字に引きずられて腹部を診ていなかった 最初の情報は判断の起点にはなるけれど、囚われてはいけない これからERで紹介状をたくさん見る事になる、新研修医に伝えたい


担当医ほど余命を外す 長く診てきた患者に「あと半年」と言えない 「もう少しいけるはず」と思いたい 医師が告げる余命は実際より平均5.3倍長い(BMJ 2000) しかも担当期間が長いほどズレが大きくなる 経験がバイアスを生んでいるのではない 「長く生きてほしい」という思いは担当医も同じだからだ


研修医のとき、ERに手書きの紹介状を持った患者が来た 字が潰れていて読みにくい。辛うじて「肺炎」と読めた 高齢者、呼吸が速い。肺炎だろうと思った レントゲンを撮り、採血を急いだ 炎症反応は高い。でも胸部画像ははっきりした所見に欠ける つじつまが合わなくて、改めて話を聞いた 「2日前からお腹が痛くて」 腹部エコーを当てたら胆嚢炎だった 「肺炎」の2文字に引きずられて腹部を診ていなかった 最初の情報は判断の起点にはなるけれど、囚われてはいけない これからERで紹介状をたくさん見る事になる、新研修医に伝えたい







