
CHIKAKO Morishita
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CHIKAKO Morishita
@cmor717
デザイン制作/ディレクション、WEBスクール講師、食べものにまつわるイベントなどをほそぼそとやっています。ほか、文字観察、編み物、ハタケ、古武術など。 スタジオピリカ & m.c. design works & クリエイターズファクトリー お弁当屋と味噌WSは もり弁 @moriben_friday



【サントリー新成人広告】 新成人のみなさま、おめでとうございます。 サン・アドは今年も、1979年から続く新聞広告「サントリー新成人広告」を制作しました。 執筆は、この広告4代目の書き手となる三谷幸喜さん。 この投稿では、「わかれみち」と題した、三谷さんによるメッセージの全文を紹介します。 新成人のみなさまはもちろん、“2度目、3度目の成人式“を迎えた人生の先輩方も、ぜひお読みください。 ◾️全文紹介 わかれみち 三谷幸喜 「どちらを取るか」の話。 僕は脚本家ですが、舞台の演出をすることもあれば、映画を監督することもあります。 演劇にしろ映画にしろ、演出家(もしくは監督)の仕事を一言で言うなら「どちらを取るか」。 例えば舞台。この台詞は立って言った方がいいのか、座って言った方がいいのか。立って言うなら、歩きながらがいいのか、動かない方がいいのか。歩きながらだと、スピードは速い方がいいのか、ゆっくりがいいのか。 演技のことだけではありません。俳優さんのヘアスタイル、衣装、靴の色、腕にはめている時計の種類などなど。決めなければならないことは山ほどあります。 映画の場合はもっと細かい。街角に設置してある自動販売機の中身を何にするか。主人公が読んでいる新聞の見出しの文章。通り過ぎる自動車の種類。 決めるのは監督。スタッフが用意してくれた資料を見ながら一番ふさわしいものを選ぶのです。 その時に基準となるのは、もちろん監督によって違うと思うのですが、僕の場合は「どちらが面白いか」。たぶんそれは僕が喜劇作家だから。自動販売機で売られている缶ジュースを「面白さ」で選ぶのはなかなか難しいけれど、例えば、その前で展開する誰かさんと誰かさんの「面白い」会話の邪魔にならないような色合いのものはどれかなら分かる。 つまり監督の仕事は、言ってしまえば選択の連続なのです。 さて、ここで話は飛びます。 舞台演出家や映画監督に限らず、生きていると誰もが様々な局面で「どちらを取るか」の瞬間に立ち合います。 例えばもし自分の目の前に「険しい道」と「なだらかな道」があったとしたら、あなたはどちらを選びますか? さすがに人生が決まるかもしれない瀬戸際に、「面白い方」で選ぶ勇気は僕にはありません。 そんな時には迷うことなく、僕は「険しい道」を選ぶようにしています。 なぜって?理由は簡単です。「険しい道」の先に正しいゴールが待っていた時の達成感を、僕は経験で知っているから。 もし「なだらかな道」を選んでそれが正しかったとしても、それほどときめかない。だってなだらかなんだもの。 さらに言えば「険しい道」を選んで目的地へ辿り着けなかった場合。その時はすんなり諦めがつく。「険しい道」だったのだから仕方ないって。 「なだらかな道」を選んで失敗した時は、ほらね、もう目も当てられません。 そう考えて僕は「険しい道」を選び続け、今、ここに立っています。 もちろんそれは僕の場合。人によっては「なだらかな道」を選び続ける「なだらかな人生」をチョイスする人もいるでしょう。それはそれ。 さて自分の目の前に「険しい道」と「なだらかな道」があったら、あなたはどちらを選びますか? ◾️スタッフリスト CD / C:岩崎亜矢(サン・アド) AD:白井陽平(サン・アド) Pr:岡ゆかり、重長奈津美、羽田詩音(いずれもサン・アド) I:中山信一 #成人の日 #サントリー #SUNTORY #三谷幸喜 #クリエイティブ #SunAd #サンアド

























