けぃ@ガフ2papa
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【鹿小話】🦌
フルアニメMV出来ました🦌
小話の続きはリプにあります
サイドカーのエネルギーが切れたのは、丘の手前だった。
丘の上に建物が見えた。古い学校か、図書館のような構造。石造りの外壁が草に半分飲まれていて、でも屋根はまだしっかりと残っていた。
「あそこで一泊できそうですね」
あーすさんは空を確認してから言った。水面のきらめきが低く垂れ込めている。毒雨の予兆ではなく、ただ夕方の気配だった。
「荷物、持ちます」
キャリーから野営道具を分けて背負いながら、あーすさんは坂道を登り始めた。私も続く。
その途中で、あーすさんが不意に足を止めた。
「どうした?」
「……なんでもないです」
彼女は前を向いて歩き続けた。でも私は見た。彼女の足元に、小さな水たまりがあった。毒雨の残り。彼女はそれを、迂回した。
ただそれだけのことだった。でも何か、引っかかった。

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私は束を一枚取って、読んだ。
「今日も空にクジラが泳いでいた」
次の一枚。
「今日も空にクジラが泳いでいた」
同じ文字。同じ言葉。でも老人の言う通り、紙の微妙な傷み方が違う。ペンの力の入り方が違う。インクの滲みが違う。
同じ文章が、何百枚もあった。
何百日分の「今日」があった。
「届いていると思いますか」
あーすさんが、老人ではなく私に聞いた。
「わからない」
「私もわかりません」
彼女は束を元に戻しながら言った。
「でも」
あーすさんは老人の手元を見た。今日の一枚に、ペンが動いていた。
「届けようとし続けることと、届くことは、別のことだと思います。届かなくても、書き続けることに意味はあると思います」
老人はペンを止めずに言った。
「意味があるから書いているわけじゃないんだよ」
「では?」
「書かずにいられないから、書いている」
あーすさんは少しの間、黙っていた。
「……そうですね」
いつもより小さな声だった。
夜が深くなった。
老人は早くに眠った。私たちは本棚の部屋に戻って、エアマットを広げた。
タープは張らなくていい。屋根がある。
あーすさんは寝袋に入らずに、膝を抱えて本棚を見ていた。
「あーすさん」
「はい」
「さっきの水たまり、避けてたね」
あーすさんは少し黙った。
「見てましたか」
「うん」
「……毒雨の跡は、できるだけ触れないようにしています」
「なんで」
彼女はしばらく、答えなかった。
天井を見上げた。木の梁の隙間から、青い夜空が少しだけ見えた。小さな魚の影が横切った。
「たくさんの人の気持ちが溶けているから」
静かに言った。
「触れると、いろんな声がするんです。知らない人の声が。それが少し——」
あーすさんは膝に顔を埋めた。
「苦手で」
私は何も言わなかった。
言える言葉が、なかった。
ただ、あーすさんの隣に座った。それだけだった。
しばらくして、あーすさんは顔を上げた。
「ありがとうございます」
「何もしてないけど」
「いてくれたので」
彼女は少し笑った。今度は、ズレていなかった。
朝、老人はもう机に向かっていた。
今日の一枚を書いていた。
私たちが出発するとき、老人は入り口まで見送ってくれた。
「また来てください」
「来ます」
あーすさんが言った。約束のような、祈りのような声で。
坂を下りながら、私は振り返った。
老人はもう中に入っていた。窓から、ペンを動かすシルエットが見えた。
今日の「今日も空にクジラが泳いでいた」を、書いていた。
サイドカーのエンジンがかかった。
二日分のエネルギーが充填されていた。
空では今日もクジラが泳いでいた。昨日とは違うクジラだったかもしれない。同じクジラだったかもしれない。
わからなかった。
でも老人はきっと、今日の一枚に書く。
「今日も空にクジラが泳いでいた」
それが、誰かに届くかどうかとは関係なく。
走り出してしばらくして、あーすさんが言った。
「私も、いつか誰かに手紙を書いてみたいですね」
「誰に?」
あーすさんは少し考えた。
「まだわかりません」
風が吹いた。水面のきらめきが、低く流れた。
「でも書くことは、決めました」
──第五話「誰にも届かない手紙」了──

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カバーさせていただきました💖
動画は過去に作ったクリップを繋ぎ合わせただけですが🙄💦
録画で歌とって音だけ抽出して編集したりと…また新しい経験をギンタ夫妻のおかげでさせていただいてありがたいです✨
良かったら聴いてください〜🎤🎶
スーパーギンタ@SUPER_GINTA
恥ずかしながら、わたくしのテーマソングが出来上がりました。ぷぷっと笑える歌詞だけど真面目にキル集として作ったつもりです。 誰も突っ込むんじゃないよ??🤣🤣 YouTubeの方にも高評価お願いします🥳 【テーマソング】スーパーギンタ/戦闘希望 youtu.be/H5ci1-cJl8k?si… @YouTubeより
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【ご報告】
皆様
この度、無事に収益化が復活いたしましたことをご報告いたします。
YouTube運営様と連絡を取り合っている段階では、まだ収益化復活の目処は立っていないと認識しておりましたが、なぜか復活しており、正直困惑しております。
取り急ぎのご報告となります。
———————————————
みんな本当にありがとう!!!!
収益は動画制作を続けるうえで大切な要素ではありますが、今回の一件を通して、改めて皆さんに応援され、支えられていることを強く実感しました。
サブチャンネルの登録やYouTubeでのコメント、Xでの反応など、皆さんの存在があったからこそ、心折れることなく乗り越えることができました。
また、今後は動画に広告が入ることで見づらく感じる部分もあるかもしれませんが、これからも何卒よろしくですよ🙇
なお、サブチャンネルについてはまだ明確な方針は決めていませんが、ゆるめの動画や、旅先で買ってきたお土産の紹介などをライブ配信でお届けできたらと考えています(まだやるとは言っていない!笑)
メインチャンネルでは、なるべく世界観を壊さないよう配信などは控えておりましたが、サブチャンネルではもう少し自由に、好きなことをやっていけたらと思っています😂
youtube.com/channel/UCiC6O…
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外に出ると、毒雨で濡れたアスファルトが青く光っていた。水面のきらめきが低く降りてきて、地面すれすれを流れていた。その中をサイドカーのタイヤが踏んで、きらめきが左右に散った。
「あーすさん」
「はい」
「感情って、何のためにあるんだろう」
あーすさんはしばらく答えなかった。
走りながら、空を見た。
「さあ」
珍しく、それだけだった。
「わからないんですか」
「わからないというより——」
あーすさんは少し笑った。
「感情に理由があるとしたら、それはもう感情じゃないような気がして」
夜、タープの下で眠れなかった。
あの子供のことを考えていた。
誰も来ない場所で、毎日練習している。悲しみの形を、怒りの形を、喜びの形を。誰かのために。でもその誰かは来ない。
それでも続けている。
やめる理由がないからじゃなくて——やめ方がわからないから。
私はその夜初めて、「人間らしさ」というものが、もしかしたらとても悲しいものかもしれないと思った。
──第四話「誰もいなくても、笑う練習」了──

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3/25 Vol.303 ぽちぽち大会始まります!👍ゼロビルド参加型♪一緒にワイワイやりまっしょい☆
#フォートナイト #fortnite #ゼロビルド youtube.com/live/k17ZISVnr… @YouTubeより

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