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hinomi
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hinomi
@hinomi3
宮本さんとエレカシが好きです。心に響く歌とミラクルな在りようにはまってます。PAO・HM会員。ひとり住まい。働いてます。数年前に乳がんが見つかり片胸全摘、以降の生活に色々な事が付け加わりましたが、とはいえ 人間そうそう変わりばえしないようです。いいね魔人ですみません。仲良くして頂けると嬉しいです。
Katılım Ocak 2013
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「本、高くなったね」
そう言われると、実は胸の奥がチクリと痛むんです。
非常に申し上げづらいのですが…。
近いうちその痛みはもっと鋭くなると思います。本の値段がさらに上がるタイミングが、もうそこまで来ているからです。
でも、あえて誤解を恐れずに言わせてください。
そもそも日本の本は今までが「あまりに安すぎた」のです。
僕たちは長い間、ある種の「魔法」のおかげで、世界でも類を見ないほど安く本を手に入れることができました。
その魔法の正体は「出版流通」の仕組みです。
かつて、日本は雑誌大国でした。
コンビニや書店へ、巨大なトラックが山ほどの雑誌やコミックを運んでいく。実はその荷台の隅っこに「書籍」が便乗していたことをご存知でしょうか?
本来なら1冊ずつ運べば赤字になるような本も、大量の雑誌やコミックという「大黒柱」がいたから、ついでにしかも破格の運賃で届けることができたんです。
そう、僕らが安く本を買えていたのは、マンガや情報誌の圧倒的なパワーのおかげでした。
しかし、インターネットやスマホの普及で世界は変わりました。
ニュースもマンガも手のひらの中で完結する時代。
広告が入らないくなっていった雑誌の束は薄くなり、売上は減り続けています。
頼れる「大黒柱」はいなくなりました。
なのに、配送しなきゃいけないコンビニや店舗の数は増えている。
荷物は減ったのに、回る場所は増える。 配送ドライバーさんの負担は増し、トラックの燃料代は上がり、物流コストは跳ね上がっています。
さらに、紙や製本に関するその他の価格も上がりました。
印刷、製紙、製本に関わる人たちの生活を考えたらそれも必要なことです。
誰も悪くない。けれど、誰も笑えない。
そんな「負のループ」がいま出版界を覆っているんです。
「企業努力で安く抑える」
それはもちろん尊いことです。
でも、その「安さ」のツケを、誰が払っているのか想像してみてほしいのです。
それは、人生を切り抜き言葉にする作家さんかもしれない。徹夜でデザインを考える仲間かもしれない。 魂を削って言葉を紡ぐライターさんかもしれない。
買いたたかれて安い費用で印刷や製本を担ってくださっていた会社かもしれない。
そして、夜明け前の国道を走り、本を運んでくれる配送業者さんの「明日の生活」かもしれないんです。
過度な安さは、巡り巡って、本を作る人、届ける人の命を削ることと同じ意味を持ってしまいました。
価格を上げなければ、あの大好きな街の本屋さんの灯りさえ、もう守ることができません。
だからこそ、試されています。
500円のコミックが800円になる。
1,500円の本が2,000円になる。
いや、これからもっと上がるかもしれません。
その時、問われるのは「価格」ではなく、それを遥かに超える「価値」です。
ページをめくりたくてたまらない衝動。
あのお店の棚の前に立ちたいという引力。
「どうしても読みたい」
「どうしても本屋さんに行きたい」
そんな理屈を超えた熱狂を、僕らが創り出せているかどうか。
ただの情報の羅列なら、ネットでいい。
でも、人生を揺さぶるような体験なら、価格なんて関係ないはずです。
コストに見合うかどうかなんて、小さな話じゃない。
出版業界には、価格を圧倒的に凌駕する感動を届ける義務がある。
やらなきゃいけないんです。
日本の「知」と大好きな景色を守るために。
悲観的なことを綴ってしまいましたが、
本屋大賞の熱狂や、リアルで関わる出版業界関係者のみなさまと話していると、まだまだやれることはある。
そう確信しています。
みんなでその環を拡げていきませんか?
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