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ピーター・ターチン『エリート過剰生産が国家を滅ぼす』読了。ここ3年でぶっちぎりのベスト本。ヤバい面白さ。歴史をデータ分析して法則・理論に落とし込んだ説明は、貧困化や資産額、健康、人口といったデータを扱っており、経済、歴史、政治、社会学に興味がある人には非常に刺さるはず。
間違いを恐れず要約すると、ターチンは、(1)大衆の実質賃金が下がり不満がたまる、(2)エリート(権力保持者)の資産額上昇や人口増加からエリートの椅子取りゲームが激化してエリート内対立が生じる、(3)敗北した体制への不満を持つカウンターエリートが同じく不満を持つ大衆の支持を得て、国家を崩壊させるーという理論で、驚くことに、ほとんどの歴史事象を説明してしまう。なお、とりわけ(2)のエリート過剰生産が、普遍的要因だとしている。
ロベスピエール、洪秀全、レーニン、毛沢東、カストロなど革命の首謀者たちが、なぜ既存体制を崩壊に導くことができたのかが鮮やかに繋がる。歴史が生き生きと意味を持つ体験ができ、衝撃の知的興奮だった。トランプをはじめとする現代アメリカの分析も圧巻。1/3

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