Sabitlenmiş Tweet

認定作品展10の会期が終了いたしました。ありがたいことにタムロン様からメーカー賞を頂きました。
ここしばらくの出来事の中で、あらためて強く感じていること、それはシャッターを切れるということ自体が決して当たり前ではない、ということでした。
写真はつい、作品としての完成度や見え方に意識が向きがちですが、その前に、撮れる時間があること、撮りたいと思えること、そして実際にその瞬間に手を伸ばせること自体が、とても尊いことなのだと思いました。
普段は意識しないままシャッターを切っていても、その一枚が、あとから振り返ったときに、とても大きな意味を持つことがあります。
最後の一枚は、最後だと知られないまま切られていく。
その感覚が、自分の中でこの作品の出発点になっていました。
作品の中に重ねた生命の樹は、生きることの連なりや、枝分かれしながら積み重なっていく時間の象徴です。
一枚一枚の写真もまた、その枝の先に結ばれていくもののように感じています。
だからこそ、一枚一枚の写真には、その瞬間だけでは終わらないものが残る。
過ぎたあとにもなお残る光や気配を、自分は「余光」としてこの作品に重ねました。
展示を通して、自分にとって写真は、ただ何かを残すためのものではなく、そのとき確かに生きていた時間に触れる行為なのだと、あらためて感じました。
作品をみて感想を伝えてくださった皆様、本当にありがとうございました。

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