かめやす@5/4文学フリマ東京【さ-80】
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あしたのおしながきです。 文フリのオリジナルも少しだけ持っていきます。


【文学フリマ東京42】 ただいま17:00をもって終了しました👏👏 作り手・読み手のみなさんにとって、多くの作品を介した素敵な出会いの場となっていれば幸いです🌠 購入した作品の感想をぜひ #文学フリマで買った本 #文学フリマ東京 でシェアしてください! スタッフも楽しみにしています📚✨




2026年5月4日(月)文学フリマ東京42 場所:東京ビッグサイト スペースNo:T-27「祭待」 江戸にハマった初心者が作った覚え書きメモ本を作っています。新刊は旅と食の本。無料冊子も配布します!既刊と藤丸地獄変30周年本についてはツリーへ(1/3) #文学フリマ東京42






水族館で30分、同じ水槽の前に立ち続けたことがある。 ミズダコの水槽だった。 最初は「タコって動かないな」くらいにしか思ってなかった。でも10分経ったあたりで、岩陰から目だけがこっちを見ていることに気づいた。 試しに少し左に動いてみた。 目が追ってくる。 右に動く。 また追ってくる。 こっちが観察してると思ってたのに、向こうもこっちを観察してた。 そして、タコがゆっくり岩から降りてきた。吸盤をガラスに貼り付けて、こっち側に体を広げた。腕が8本、全部見えるように。 威嚇なのか、興味なのか、わからない。 ただ、明らかに反応だった。 あうると、タコは水槽内を動き回り始めた。上に行ったり、底に沈んだり。たまにガラス越しにこっちを確認するように止まる。 他の客が来ると、タコは岩陰に戻る。 その客が去ると、また出てくる。 偶然かもしれない。でもそのパターンが何度も続いた。 そのタコと目が合った。 「また来るか?」と聞かれた気がした。そんなわけないんだけど、そう思った。 タコの寿命は1〜2年。長くても3年程度。次に会えるかはわからない。 それでも翌週、また同じ水槽の前に立ってしまった。岩陰から、目だけがこっちを見ていた。




















