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KOF開発当時、京と庵を支えてくれた優秀なドッターに、京橋のゲームセンターへ誘われたことがあります。
理由は、ソウルキャリバーのロケテストを見たかったから。
彼はすでにプレイ済みで、そのモーションのカッコよさを私にも感じてほしかったのだと思います。
その後も彼はソウルキャリバーや、鉄拳のモーションの素晴らしさを丁寧に分析し、仮説を立てては 「主任はどう思いますか?」 と聞いてくれました。
当時の私は正直まだよくわからず、生返事ばかりでした。
でも、彼の見方に触れるうちに、少しずつその良さがわかるようになっていきました。
鉄拳5の頃にはすっかりファンに。特にすごかったのは、空手家の描き分けです。
力任せのポール。 いぶし銀の平八。 ヒーロー性のある仁。 そして私が一番好きなのは、空手の泥臭さまで格好よく表現した一八です。
ゲームを愛する人の視点に触れると、自分の世界も少し変わる。
若い頃、私は部下からたくさんのことを教わっていたのだと思います。
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