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三重県尾鷲市 Katılım Şubat 2010
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大池田@oikeda·
・・・・・・・・戦士レーナの秘密(その2)・・・・ 「飛べるのに何で歩いてたの。」  ロビンは疑問に思ってそう尋ねた。  「じゃああなた、時速540km(零式艦上戦闘機なみ)で走れるの?」  たぶんサイボーグ009でも無理です。 あと姉のサーラは最高時速50km(お化けのQ太郎なみ)。  母親のリリスは飛べません。 「あなたに合わせて歩いているんじゃない。」  二人はブルーランドに向かっていた。  現在地から300kmは離れている。 「それに二人で歩いて行った方が楽しいじゃん。」 ボソリとそうつぶやく。  「えっ、なんだって?」  「なんでもないわ。ひとりごと。」 レーナはあまり遠くまで歩かないので、二人で歩いていると遅れがちになる。 「あ~もう無理、あるけない。」 「まだ次の宿まで5キロはあるよ。」  道端にあった大きい石に座り込んだ。  「おぶって~。」  5キロもおぶって歩いてたらロビンが倒れてしまう。  「もう~、わがままなんだから。」 ロビンは馬から甲冑などの荷物をおろして背中に担いだ。  「ほら馬に乗って。」  「わーい。嬉しい。やっぱりロビンはやさしいな。」  二人はサウスロンドンの町に着いた。
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戦士レーナの秘密(その1) ・・・・・・・・・ 1・・・・・・・・・・・・・ 「何度も言っているでしょう。私は南極デーモン、リリスの娘のレーナ。人間じゃないの。」  レーナはパートナーのロビンに何度も求愛されて困っていた。  「見た目人間に見えるけど全然違うの。」  レーナは大きく息を吸うと飛びあがった。  「見ろ、人間にこんなものあるか。」  片翼5メートルはある蝙蝠のような黒い翼が背中から飛び出した。  その大きな羽でホバーリングしてみせる。  力自慢の勇者達が驚きと賞賛の声をあげた。  「悪魔だ。悪魔の勇者だ。」  「女悪魔のレーナだ。噂には聞いていたが、本当に居たんだ。」  ロビンは初めて見たレーナの翼に驚いて目を丸くした。  「ちっ、目立ってしまった。」  あんまり目立つとまずいようだ。  ついカッとなって正体を見せてしまった。  「お前、ワンワンと結婚できるか。それと同じことだ。」  ロビンはびっくりしてその場で腰を抜かした。  たくさんの人々が取り囲んできた。  「あっ、これは奇術。奇術だから・・・。ちゃんとタネがあるから。」  あわててレーナはそう言い訳をした。  「そんな馬鹿な。どんなタネがあるんだ。」  「どうみても大道芸に見えないぞ。」 レーナはエヘヘと笑って答えた。  「奇術だからタネはあかせません。」  なんとか言い訳して誤魔化そうとしている。  「見逃したぞ、もう一度見せてくれ。」  「タネを探して当ててみたいからもう一回。」  群衆から催促され、レーナはもう一度飛び上がって羽ばたいて見せた。  のせられやすい性格らしい。  「おおっ、どうみても本物の悪魔だ。」  「素晴らしい芸だ。」 たくさんの人が投げ銭をくれた。  勿体ないので集めてみると結構な金になった。
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昨日は強い地震があったけど石垣は大丈夫だった。その前の強い雨で一部崩れる。直すべきか。小説、2話目は完結しましたが3話目の連載を始めます。よく似た話ですがリリスの次女の話です。四話で完結します。
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・・・・ジンクス(疫病神)第13話(最終話)・・・ サウスランドの小さな丘。  町の人からは朝日の丘と言われている。  「ふう、景色はいいいけど、いざ住んでみると何も無くて不便な所ね。」  いつの間にかその地に、一人の女性が小さな家を建てて住み着いていた。  サーラと名乗るその女性は、王城に務めていたときにお金を貯めてこの地を買ったようだ。  彼女の美しい顔は目立つので普段はターバンで隠していた。  町の人には回教徒と思われているようだ。 「畑仕事なんかしたことないから大変だわ。」  夜明けととも起きてジャガイモを育てている。  「おーい、ボクだよ。」  遠くから彼女を呼ぶ声がして彼女は耳を澄ました。聞き覚えのある声だ。  「サーラ、ボクだよ。やっと見つけたよ。」 彼女の目からはボロボロと大粒の涙が転げ落ちる。  「見つかった。やっぱり探してくれてたんだ。」  感極まってその場に泣き崩れる。  「ここで待っていたら、きっと来てくれると思っていた。」  やがて声をかけた人物は朝日の中からその姿をあらわした。  「もっと早く来たかったけど、妻の関係からイーストランドと小競り合いになって、僕の皇太子退位と賠償金を払うことで決着したんだ。」 その話を聞いてサーラは別の涙を流した。  「やはり私は人を不幸にするジンクス(疫病神)ね、あなたにそんな迷惑をかけて・・・。」  彼女のつぶやきを聞いて元王子は怪訝な顔をした。 「不幸?ボクのどこが不幸なんだよ。君と会えなかった2年間こそが、ボクの最悪の不幸だったよ。」 彼女はその言葉を聞いて元王子の胸に顔を埋め大泣きした。  「ねえ、どうやってこの場所を見つけたの。」  「小さい時に君と約束したじゃないか、この場所で・・・。」 泣きじゃくるサーラの髪をやさしく撫でた。  「悪魔との契約は絶対だからね。さあ、もう平民になったから君と結婚できるよ。」
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・・・・・・ジンクス(疫病神)(第十二話)・・・ (第十三話で終わります。)     12  王子が城に戻ると、サーラの部屋は奇麗に片づけられていて虫ピン一つ残っていなかった。  皇太子妃はサーラの痕跡を一つも残したくなかったのだろう。  カーテンも、壁紙さえも取り替えられていた。  「サーラはどこへ行った!」  皇太子妃は扇で顔を半分隠しながら答えた。  「知らない、どこかへ出て行ったわ。」  王子は愕然としたが彼女を連れ戻そうとはしなかった。  そんなことをすれば妻に八つ裂きにされるからである。  王子が出張していたウエストランドは鉱石が産出される国である。 皇太子妃は宝石商を呼び、王子がくれた鉱石の鑑定をしてもらっていた。  「どう?この石は。」  「オパールですね。なかなかいい石です。2000フェスといったところでしょうか(30万円)」 「こっちの石は?」  「ダイヤですね。この大きさのものは珍しい。30000フェス(450万)ですね。」  「ありがとう。両方とも引き取ってくれる。」  この石は王子が二人の土産に買ってきたものだ。  「性処理係の人外のメイドに30,000フェス。あたしには2,000フェスのクズ石。」  「これでわかったわ。あたしの価値が。」  彼女は怒りに震えながら立ち上がった。  「離婚します。イーストランドはイエローランドに宣戦布告をするでしょう。」 これだけ恥をかかされては我慢できない。もはや国のメンツの問題だった。
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・・・・・・ジンクス(疫病神)(第十一話)・・・                                        11 「普通のデーモンなら馬なんかに追いつかれないんだけど、私たちは飛ぶの遅いから。」 彼女は朝から何も食べていないのに気づいた。  上空からパン屋が見えた。  「これで牛乳とパンを・・・。」  パン屋は目を丸くして驚いた。  「うちの店に天使が舞い降りただ。」  「天使・・・?まあそんなようなものね。城兵に追われているの、ノースランドまで行くから早くして。」 目立つ格好なので町の人がみんな集まってきた。  彼女はパンの入った袋を手に取ると再び飛び上がった。  「城兵が?なぜ天子様を追っているんだ。」  「城に住み着いていた天使を追い出したのか。」  「悪いことが起きなければいいけど。」   しばらくすると近衛兵が馬で追いついてきた。  「オイ、道を開けろ。悪魔がこっちへ飛んできただろう。」  「悪魔?天子様のことか!」  「あいつが天使のはずがなかろう。王家に災いをもたらすジンクス(疫病神)だ。」  「あんな奇麗な悪魔が居るか!」  市民と城兵の間で口論があり、サーラは逃げおおせることができた。  目的地はサウスランドだった。  城兵を混乱させるために、ノースランドと行き先を漏らしたようだ。
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・・・・・・・・ジンクス(疫病神)(第十話)・・・           10  多くの人々が屋敷の庭を走り回っている足音が聞こえた。  甲冑の摺りあう音がする。  「まだ夜が完全に開けていないのに・・・。」  カーテンの陰から外の様子を伺う。  『近衛兵だ。屋敷を取り囲もうとしている。』    私はあわてて壁に背中をつけて隠れた。  「奥様だ。私を捕まえて殺そうとしている。」  兵たちの囁き声がかすかに聞こえる。  「油断するなよ。」  「相手はデーモンだ。どんな力を持っているかわからんからな。」 たしかにデーモンはデーモンだけど、私は敵を攻撃する力なんて一つももっていない。 それはみんな知っているはずなのに・・・。  この仰々しい備えは何? 奥様の激しい怒りを感じておそろしくなった。  「よし行くぞ。」  声を押し殺して兵たちが廊下に乗り込んできた。  私は天井まで飛び上がると自分の体を壁の色に溶け込ませた。  私の唯一といわれる能力、変身能力である。  「おかしい、居ない。」  「まだベットが暖かい。近くにいるぞ。」  近衛兵は軍隊の中でもエリート揃いだ。  統制も取れていて錬度も高い。  「油断してはいけない。きっとまた戻ってくる。」  どうする?走って逃げたらすぐに捕まるわ。  隠れたってこの人数では見つけられる。近衛兵は犬もつれているわ。 「え~い、空なら。」  私は窓から外へ出ると思いっきり上を目指して飛び上がった。  「居たぞ!サーラだ!」  「空だ、上空に居るぞ。」  「弓隊前へ、射殺せ。」  「逃すな、逃すとイーストランドと戦争になるぞ!」 近衛兵のロングボウは強力な武器で、正確に私の後を追ってくる。 「なんで?なんでこうなるの。私が奥様の夫を奪ったわけじゃない。奥様の方が後から来たんじゃない。」 そんな理屈は軍隊に通用しそうもない。  なんとか弓の射程外まで出た。  「どうしたらいいの。低く飛んだら弓が襲ってくるし、高く飛んだら下から丸見えよ。」  とりあえず出来るだけ遠くへ・・・。  上空からは近衛兵達が馬を引き出してきて自分を追ってくるのが見えた。
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・・・・・・・・ジンクス(疫病神)(第九話)・・・             9  廊下で奥様とすれ違ったとき、彼女の眼に殺意のようなものを感じた。  「まずい、本当に怒らせちゃったかも。」  半端なく目が怖い。  その日の夕食のことだった。  「これっ、味がおかしい。毒が入っている。」  悪魔には大丈夫だろうけど、人間には致死量だ。  もしかしてずっと前から悪魔に効く毒を探っていたのかもしれない。  「ボクに出された食事を分けてあげるから、それを食べたらいい。」  王子様はそう言ってくれたのでそれを食べることにした。  でも油断がならない。皿をすり替えたりしたら・・・。  国際問題になるので奥様や料理人を問い詰めたりはできない。  証拠もないのだから・・。  そうこうしているうちに隣国のウエストランドで皇太子の結婚式があり、王子が出席することになった。  「なんか怖いの。奥様が・・・。」  私は彼の二の腕を取り甘えて見せた。  「大丈夫だよ。信頼できる部下に見張らせるから。」  そう言ってくれても安心はできなかった。  私は城内の人々に、成り上がりものだと嫌われているようだ。
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・・・・・・・ジンクス(第8話)・・・・・・ 8  奥様がゆるいという話は、誰が聞いていたのか瞬く間に城内に広まった。   私が馬鹿笑いしてしまったせいかもしれない。  「あの性処理係が・・・。」  プライドの高い奥様は激怒してしまったようだ。  しばらくしてまた王子様が私のところへ通ってきた。  いつものように行為が始まる。  ほぼ毎日やっているのによく飽きないものだと思う。  目をつぶって彼の行為を味わっていたところ、急に小さな音がした。  『嫌だ。ドアが開いている。』  鍵をかけるのを忘れたようだ。  誰かが見ているような気がする。  声をあげようとして私は思いとどまった。  『奥様だ!』  目が合ってしまった。  もちろんすぐにそらして気づいてないふりをする。  『こんなところをのぞき見に来るなんて・・・。』 いくらなんでも腹が立った。  自分の立ち位置はわかっているけど、これはひどすぎる。  私は体位を変えて、盗み見している人に結合部分が良く見えるようにした。  『ほらほら、彼の大きなものが刺さっているよ。』  わざとあえぎ声も少し漏らした。  『一滴だってあなたのところへいかないように、搾り取ってあげるから。』  心の中でそうつぶやいて優越感に浸った。
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・・・・・・ジンクス(第7話)・・・・・・・ 7  「愛してくれるのは嬉しいけど、ここまで頻繁に通われると・・・。」  私は王子様にそう自分の気持ちを打ち明けた。  「奥様に申し訳なくて・・・。」  王子は怪訝な顔をした。  「少しは奥さまのところへも通ってくださいまし。」 口さがないメイドたちの間では大きな噂になっているらしい。  王子様が奥様を嫌っていると・・・。  このままでは城外まで噂が広がりかねない。  「嫌いというわけでもない。そこそこの美人だしね。」  ではなんで行かないのだろう。  「あれは若いくせにゆるい・・・。」  なにが緩いのだろうか?私は耳を疑った。 「デリケートなところだ。」  へっ、緩いのあそこが?  「あははははっ、それはたいへん。」  声に出して笑ってしまった。  「あはははは、それあたしと比べてでしょ。」  思い当たるところがあった。  「王子様たちと私は、見た目は同じ生き物に見えるけど全然違う生物よ。」  イルカとサメのような関係である。  リリスの一族は神がミツバチや蟻を改造して作った生き物である。  一度の交尾で生涯使う精子を採取する。  元がそうだから強い力で絞り上げるのだ。  「人間としては問題ないんじゃいかしら。」  たぶんそうだろう。いつても交尾できる人間にはそんな機能はない。  「やっぱりお母さんの言うことは正しかったのね。このことを言っていたんだ。」
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・・・・・・・・ジンクス(第6話)・・・・・・                       6  もちろん愛し合っているのだから一度で終わるはずがない。  彼は仕事の合間を見つけては私の部屋へ来て愛の行為を続けた。  ここまで来てしまって私も積極的に拒否はしなくなっていた。 「王子が結婚するらしいわね。」  メイドたちがそう噂をしているのを知って私は耳を疑った。  「イーストランドの姫君らしいわ。」  イーストランドは大国だった。  独立をたもつためには、よしみを通じていた方が良いに決まっている。  この時代の王族の結婚は全て政略結婚である。本人の意思など尊重されない。  王子様が私に手を付けたのを王様は知っているのかもしれない。  だから結婚を急がせたのかも・・・。  早くに結婚すれば安定すると思ったのだろう。  婚礼の儀式はつつがなく終わった。  メイドに過ぎない私は、結婚式に出ることもできなかった。  「あなたがサーラね。メイド達からいろいろと聞いているわ。」  あった途端にそう言われて背筋が凍り付いた。  「私の夫の性処理係らしいわね。」  性処理係・・・、売春婦?  怒りがこみあげてきたが、ここでおこっては大変なことになる。 「王子様にはいつもお世話になっています。」  当たり障りのない答えで返した。  私たちの間には目から火花が散っているように見えただろう
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・・・・・・・・ジンクス(第5話)・・・・・・           5  「もう、私はデーモンだけど淫魔でもあるから、そんなに触られたら我慢できなくなっちゃうじゃない。」  挨拶のようにタッチしてくる王子にそう言って抗議した。  「サーラ、気づいていると思うけど、ぼくはサーラのことが好き。結婚したいんだ。」  王子さまは自分の立場が分かっているのだろうか。  「何度も言っているけど、私はデーモンなのよ。そんなのと結婚したらイエローランドは他の国の物笑いに なるわ。種族が違うから子供だって出来ないし、お妾さんにもなれない。あなたは人間と結婚してこの国を継 ぐ子を育てなければならないの。わかってよ。」  「悪魔だとか人間だとか関係ない。ぼくはここにいるサーラが好きなんだ。どんな反対を押し切っても君と 結婚する。」  恐れていた言葉を遂に聞いてしまった。  どう説得したらいいのだろう。  彼の眼を見て私はそれが難しいことを悟った。  「私もあなたのことが好き。でも好きだから結婚出来るとかそういうのじゃないと思う。」  幼い時から自分の子供のように育ててきた王子様だ。  世界で一番かわいい人である。  「お互いに好き同士ならそれでいいじゃないか。」  そう言うと王子様は私を抱き上げて唇を重ねてきた。  大人になった王子様の胸板は厚くたくましかった。  「ああっ、もうしょうがないわね。一回だけよ、一度きりの過ちにして・・・。」  お互いに忘れましょう。きっと良い思い出になるわ。  「最初に言って置くけど悪魔とエッチすると離れられなくなるかもしれないわよ。母からそう聞いている。」  彼は私を軽々と抱き上げるとベットへ運んで行こうとする  「私は。人を不幸にするジンクス(疫病神)なんだから絶対に深入りしないでね。
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・・・・・・ジンクス第四話・・・・・・             4  いろんな挑発をして遊んでいたら、彼が反応し、だんだん大胆になって私の体を触ってくるようになった。  「こらっ、駄目でしょ。そんなとこ触ったら。」 胸とか触ってくると「ペシッ。」と叩いてやる。  最初はひるんでいたけど、徐々にペシペシ攻撃は効果がなくなってきた。  「こんな大きなものを目の前にどんと置かれたら、男だったら触りたくなるよね。」 私は自分の大きな胸を恨んだ。  「今度やったら大きな声出すからね。王様に聞こえるように・・・。」  王子さまはかまわずムニムニしてくる。  「はあ~、言えない。恥ずかしくて。」  王子様と変な関係になりつつあることが知られたら、私の方が追い出されてしまう。 王族の方々はおかしな虫が憑かないように、常に皇位継承者を見張っているのだ。  でもこのままではどんどんエスカレートしてしまうだろう。  「もうこっちへ来なさい。」  私は王子様の手を引っ張って執務室へ行く。  「いい加減にしないと変身を解いて化け物になるからね。」 以前から時々見せていた身長3メ-トルの姿になった。  「ほら私のデリケートゾーン見なさい。」  大きな牙がガチガチと歯を鳴らしている。  「怖いででしょう。あなたのなんか噛みちぎってやるから。」  王子さまはニコニコ笑ってあたしの髪をなでた。  「サーラは美人なんだから、無理してそんな姿にならないで・・・。」  王子さまはそう言って姿見を指さした。  鏡に映った私の体は人間のままである。  「きれいで可愛いデリケートゾーンが見えてるよ。」  私はあわててスカートの裾を抑えた。  「いつから私の術を見破ったの?」  噴水の前で飛んだ辺りかららしい。
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・・・・・・ジンクス第三話・・・・・・ 3  本当の姿を見てからあたしに興味がなくなったのか、妙によそよそしい。  こうなるとちょっとからかって見たくなる。  わざと胸の谷間が見える服を着て勉強を教える。  「うふっ、見てる、見てる。可愛い。」  見てないふりをするのが愛おしい。  「ここのところはこうよ。」  わざと胸を背中に押し付けたりしてみた。  「うふふっ赤くなってる。」  まだ女性の体に触れたことなどないのだろう。 「ねえ、昔みたいに飛んでみてくれない?」  ある日、唐突に王子様が私を庭の庭園へと誘ってきた。  庭園は迷路にように手入りされた樹木が四角く刈られている。  私は噴水の下で王子様を抱えてみた。  折りたたんでいた片翼5メートルもある翼を広げる。 「やん、もう無理。重たいわ。」  大人になった王子様は重くて、私の力では50センチもあげることは出来なかった。  それどころか王子様を落としてしまった。  「ごめんなさい、痛くなかったですが?」  王子様は仰向けになって私の方を見ていた。  「はは~ん、もしかしてこれが目当てかな。」  そう思って私は少し高く舞い上がった。 どうも私の下着に興味を持っているようだ。  「え~い、宙返り。」  トンボのように軽快に回って見せた。  当然スカートはまくれあがり足が露出した。  「もう一回。たあ。」  「え~い。」  何度か回っているうち、彼が股間をかくしてうずくまっているのに気づいた。  「そんなに刺激強かったかな?」  たかがパンツが見えたくらいでよほど純情なのね。  「あ~、パンツ。履くの忘れてた」  間違えて全部洗濯してしまったのでこの日はノーパンだった。 あわててスカートを抑えて王子様の元へと降りたった。  「見た?見えたよね。」  王子さまはコクリとうなずいた。  「奇麗なお尻とかが・・・、少し。」
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・・・・・・・・ジンクス(第二話)・・・・・・            2  それから10年以上が経ち、王子様が思春期に達したころ、王子様の私を見る目が変わったように思った。 「もしかして私のこと・・・。」  女性として興味を持っているのではないだろうか。  見る目が妙に暖かいのだ。  ずっと一緒にいるのだからそういう感情を抱いたとしても仕方ない。  悪魔サーラは城内、いやこのイエローランドで最も美しいと言われているらしい。 「これはちょっとまずいかも。」  急に大人びてきた王子様には私も興味はある。  私好みの顔なのだ。  性格も穏やかで賢く、よい王様になるはずである  正直、好きだと言われると心が揺れるだろう。  「でも駄目、相手は王族よ。」  ヨーロッパの諸国は何度も争いを繰り返し、その度に国土を荒廃させてきた。  現代では王族同士が結婚して親戚になることで争いを抑えているのだ。  彼もその任務を担うことになる。  人間ですらない私と結婚するなんてことは考えられない。  「ここは現実を見てもらわねば・・・。」  私は王子様を呼んで執務室で二人きりになった。  「王子様も大人になったので私の本当の姿を教えてあげる。」 そう言うと私は身長3メートル、二本の角を持ち、20センチを超える牙をもつ姿に変身した。  体は獣毛で覆われている。  「大事なとこだってほら。」  お股には口がありするどい牙が並んでいる。  「お尻の方もこうよ。」  お尻はハエトリソウのような突起物に覆われていた。 「モンスターだ!」  彼は驚いて腰を抜かした。  「そうよ。私はデーモンなんだから。人を不幸にするジンクス(疫病神)なの。覚えておいてね。」
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