
「よく噛んで食べなさい」 子どもの頃に言われたこの言葉、 実は血糖値にも深く関係しています。 糖尿病療養指導士16年の外来で気づいた「噛み方」の本質、今日はそれをお伝えします。 【噛むことが血糖に影響する理由】 大きく2つ ①食事時間が延びる → 糖が腸から吸収されるペースがゆっくりになり、血糖スパイクが起きにくくなる ②インクレチン(GLP-1など)の分泌を助ける可能性 → 噛む刺激が副交感神経を介してインスリン分泌をサポートする仕組みが示唆されている 早食いはこの2つをどちらも台無しにします。 2024年のRCT(Scientific Reports)では、 野菜をしっかり咀嚼して食べたグループは ペースト状で飲み込んだグループと比べて GLP-1・GIPなどのインクレチンの分泌が有意に高かった いう結果が出ています。 「噛む」という行為が消化管ホルモンに 働きかけている可能性を示した研究です。 患者さんの中には 「食事内容は変えていないのに 血糖が下がった」という方がいます。 話を聞くと、 「あなたが勧めるからゆっくり食べるようにしてみたよ。そうすると食事量も減ってきたかも」と。 薬が変わったわけでもなく、 ただ噛む回数が増えただけ。 食事の質だけでなく、 「食べ方」が血糖を変えることがあります。 【今日からできる3選】 ✅ 一口ごとに箸を置く → 自然とペースが落ちます ✅ 野菜・きのこ・海藻を先に食べる → 噛みごたえがあり咀嚼回数が増えやすい ✅ スマホを置いて食べる → ながら食べは咀嚼が減る最大の原因 「30回噛む」を意識するより まず「箸を置く習慣」の方が続きます。 「食べ方を変えるだけで血糖が変わる」 早食いだったなという方はよく噛むことやってみませんか?









