北川和秀🦌
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北川和秀🦌
@pbb01375
古いものが好きです。古地図なども大好き。奈良・飛鳥が好きです。奈良の鹿🦌も好き。国文学科出身ですが、日本史が好きです。あと時代劇が好き。忠臣蔵も好き。ぐんまちゃんが好き。ねこも好き。金魚も好き。和金を飼っています。
Katılım Mayıs 2011
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@maimai0049 お父様のご様子が目に浮かびました。
定年退職早々にこのようなことになってしまい、お気の毒でなりません。
謹しんでご冥福をお祈り申し上げます。
日本語

「お父さんは、病院から
私に会いに来て言いました。
『俺は自分の病気のことは
わかってる。でも家族は隠してるんだ、だから、このまま、知らないままでいくよ。
ただ今日は、このことを聞いて欲しくて来た。聞いてくれてありがとう』
お父さんは、全部わかってて
ご家族のお気持ちを尊重してました」
話を聞いて、私も妹も母も
ただうつむいて
うなずくことしか
出来なかった。
そのすぐ後に
出棺があり、
私は堪えきれなくなり
膝をついて
「お父さぁーーーん!」
と大きな声で
泣き出してしまった。
妹も
「お姉ちゃん、お姉ちゃんが泣くなんて、うわーーん」
と私に抱きついて
姉妹で大泣きしてしまった。
母と弟も
後ろで肩を震わせていた。
葬儀場の近くでは
満開の桜から
花吹雪が舞い散っている
3月の終わりだった。
「俺の葬儀だ。
桜まつりみたいに
華やかにやってくれ」
父の声がした気がした。
日本語

「末期がん?」
体調を崩した父と一緒に
病院に行った母から、
父の病気を知らされた。
春に定年退職したばかりの父。
これからは団地の役員や
長年の夢の家庭菜園をやりたいと張り切っていた。
「区から土地を借りたんだ」
とキュウリなどを育てては
娘たちに送ってくれていた。
てっきり元気でやっていると
思っていたら、まさかの。
そして、
「お父さんには
病気のこと知らせないで」
母が強く言った。
「そうだな…言えないよ」
引きこもりだった弟も
下を向いてそう言った。
妹と私は、もう嫁いでいたので
一緒に暮らす2人の気持ちを
尊重した。
( 少しでも、不安がない方が
いいんだろう )
まもなく手術となり
入院した父。
初めのうちは、ワガママを言っては看護師さんたちを
困らせていた。
でも
日本語

@maimai0049 まいねぇさんが出産なさった時のことかと思って読み進めていましたが、なんとそうではなくて、まいねぇさんがお生まれになった時のことでしたか。
生きるか死ぬかの瀬戸際だったのですね。
お母さまとお医者さんに感謝ですね。
お誕生日、本当におめでとうございます。
日本語

駆け寄って、その子の
背中をピシャピシャと叩いた。
( 頼む、息をしてくれ! )
何回叩いたろうか、
痩せた赤ん坊は
「ヒッヒッ、フェェー」
とか弱く泣いた。
その途端、呼吸できて
赤ん坊は色が変わった。
紫からピンク、そして
泣き声が大きくなる。
呼吸した赤ん坊は文字通り
赤い体で必死に泣く。
「お母さん、あなたの赤ちゃんよ」
助産師さんが
泣きわめく赤ん坊をくるみ、
ぐったりしてる母親に
見せる。
「息、してますか?」
泣き声がしなかったことで
落ち込んでいた母親は
生きて泣く赤ん坊を抱いて
おいおいと泣いていた。
医師は廊下に出て
祈り続けていた夫に
「おめでとうございます。
お父さんになりましたよ」
と告げに行った。
夫はただ、ただ、
医師に頭を下げていた。
これは、63年前。
私が生まれた日のことです。
両親が生きていた頃、
誕生日の度に聞かされました。
さて、今年も無事に
誕生日を迎えました。
もう2人ともこの世には
いませんが、毎年この日には
空に向かってお礼を言います。
産んでくれてありがとう。
日本語

「ご主人、覚悟してください!」
産科の医師が
廊下で待っていた
夫のところに言いに来た。
「そんなに悪いんですか?」
初めての出産に挑んでいる妻を思い、夫は聞き返す。
「お子さんは体に
ヘソの緒がからまっていて
なかなか生まれて来れない。
これは危険な状態です。
息をしてないかも…」
医師は、楽観できない事態を
静かに伝えた。
「うちのやつは、
妻は無事ですか?」
医師は、口元を結び
笑わずに言った。
「お子さんを諦める覚悟なら
助かるかもしれません」
楽しみにしていた初めての子、
夫は何を言われたのかも
理解できない。
でも、絞り出すように
「妻を、助けてください」
と言った。
そして、助産師と医師は
必死に協力した。
妻も、我が子に会いたくて
フラフラになりながらも
手術を選ばず
いきみ続けた。
「お母さん、赤ちゃんの頭が
見えてるわ」
助産師は必死に励まして
とうとう
赤ん坊を取り上げた。
でも、その子は
生まれても声をあげなかった。
紫色の肌の
赤ん坊を見た医師は
日本語








