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ピョン太
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ピョン太
@pyonta_apex
25↑♂ 平日夜はエペばっかしてます!人見知りしないんで、ぜひ遊んで下さい🙏
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「俺だって、本当に手ぇ貸さなくていいんなら手なんか貸さねぇよ。ただでさえ、俺の両手はあれこれ色んなもんで埋まってんだ。お前が本気で嫌なら、俺が我慢できなくなるような情けねぇ格好でふらふら歩いてんじゃねぇ!」
唾を飛ばし、そう怒鳴りつけるスバルにユリウスが押し黙った。
一度は振りほどこうとした力を失い、ユリウスが抵抗することに躊躇ったのを見て取った途端、スバルは無理やりに肩を貸したまま歩き始める。
「お前の腹の底がわかってるなんて、知ったような口は利かねぇよ」
「────」
「けど、今、お前が一人でこの階段を、長ったらしいこの階段を、独りっきりで歩いて下りる必要なんかねぇんだ。肩ぐらい貸してやるし、貸しだとも思わない」
貸し借りの話など、馬鹿げている。
それを言い出せばスバルなど、ユリウスにいったい、どれだけ借りがあるのか。
それこそ一番最初の借りはきっと、あの王城の練兵場から始まって。
──ユリウスが、レイドに勝てないとわかって挑みかかった理由は、わかる。
あのときと、あのときのスバルと同じだ。
あのときのスバルは、勝てないとわかっていても、ユリウスに挑みかかった。何度倒されても、殴られても、懲りずに立ち上がり、挑み続けた。
それ以外に、胸の奥から込み上げる激情を、吐き出す方法がなかったからだ。
そして、あのとき、スバルは、何もかもが終わったあの場所で、エミリアと口論の末に決別したあの場所で、『独り』になって、辛かった。泣きたかった。
──だから、ユリウスをこの階段に、独りきりにしてやるものか。
腹の底が熱い。あのときと、同じように。
あのときと違って、この激情をどこへ吐き出せばいいかわからぬまま。
「──スバル」
「なんだ」
「……すまない」
「うるせぇ」
それが八つ当たりに聞こえなければいいと思いながら、答えた。
そのまま二人はゆっくりと、階段を下りて、四層へ戻っていった。
~Re:ゼロから始める異世界生活22 P228~
アニメのあと、ぜひ小説も味わってくださいね🌸

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