りお | 博士→メーカー研究職
214 posts

りお | 博士→メーカー研究職
@rio_chem
博士(工学) | メーカー研究職 | 有機化学・計算化学 最新情報はこちら→ https://t.co/IpiNXezrM4
博士卒、メーカー研究職の人生を発信してます Katılım Şubat 2017
64 Takip Edilen180 Takipçiler

【博士課程の失敗談:学位要件とIF】
D1のとき、論文投稿でインパクトファクター(IF)10以上のジャーナルに挑みreject / transferされ、結局IF2~3のジャーナルに落ち着く…という経験をしました(原因は完全に実力不足です)。
今振り返ると、博士の取得要件をクリアする上で大切なのは、基本的に「IFの高さより主著論文の数」なので、そこまでこだわる必要はなかったと思います。
例えば、1本JACSを通すことに全振りするより、まずはIFなんて気にせず論文を複数通して卒業要件を確保するのが確実です。
IF10超えへの挑戦は、要件を満たした後に心置きなくやるのがメンタル的にも理想的ですね。
日本語

企業で研究職として働いてみて、地味に一番捨てた方がいいと思うのは「優秀に見られたい欲」です。
分かってから報告しよう。
もう少し調べてから聞こう。
変な質問だと思われたくない。
自分では丁寧に進めているつもりでも、抱えている時間が長いほど、周りからは「今どこで詰まっているのか」が見えなくなります。
実際、上司にも「なんでそこで聞かなかったの?」と言われることがあります。
大学院では、自分のテーマを自分で掘る時間が長く、多少詰まっても最後に形にできればよかった面がありました。
でも会社に入ると、仕事は一人で完結しません。 期限も目的も関係者も存在するので、途中経過を共有すること自体が仕事なのだと感じています。
いい大学を出たとか、これまで業績を出したとかは、もちろん大事な経験です。
でも会社では、過去に何者だったかより、今どんな貢献ができたかの方が見られる。
だから最初のうちは、優秀に見せるより、早く聞いて、早く試して、早く直す。
一度ゼロから始めるくらいの気持ちでいたいです。
日本語

社会人になってから、発信や資料作成は「頑張っている感」が見えやすいものだと感じます。
noteを書く、SNSを更新する、資料作成等でスライドを整える。
どれも重要なアウトプットですが、それだけに時間を使っていると、専門性のインプットは少しずつ減っていきます。
大学院にいた頃は、論文を読む、実験する、解析する、考える、という流れが日常の中に組み込まれていました。
一方で社会人になると、勉強の時間は自分で意識して取りにいかないと、自然に消えていきます。
思えば大学院にいたときも、他にやるべきことがあるにも関わらず、スライドを綺麗に見せようとして丸一日格闘したことがありました。
アウトプットを続けるためにも、静かに勉強する時間が必要だなぁと感じます。
日本語