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Roku
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Roku
@roku1653
本格ミステリ好き。元ミステリ感想サイト管理人。そこで書き溜めていた感想+最近の感想をポスト中。好きな作家は、島田荘司/有栖川有栖/麻耶雄嵩/西澤保彦/倉知淳/恩田陸/北山猛邦/米澤穂信/青崎有吾/阿津川辰海/他多数
Katılım Aralık 2024
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有栖川有栖「暗い宿」#読了
宿をテーマにした短編集。火村英夫シリーズ。
「暗い宿」
なんだか気づいたら事件が解決していた感じ。いつの間に。そのためインパクトは薄めでした。最後の終わり方は好き。
「ホテル・ラフレシア」
『マレー鉄道の謎』のホテルを思い出しました。当然、この話を読んでいる間、頭の中を流れていた曲は"ホテル・カリフォルニア"。使い方が絶妙ですね。結局のところ、これはミステリだったの?
「異形の客」
包帯男、そして密室。最も本格ミステリな一編。面白かったんですけど、結局、シャングリラ十字軍はなんだったんでしょう。事件の謎よりこっちの方が気になってました。
「201号室の災厄」
火村先生、格闘してます。そう言えば昔、ボクサーだったんでしたっけ。ミルトンは、宙を舞う華麗なロックスターと言うより、プロレスラーか格闘技選手にしか見えないんですが‥

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野宮有「殺し屋の営業術」#読了
第71回江戸川乱歩賞受賞作。営業のプロフェッショナルが殺し屋の世界へ。乱歩賞の中でも異色作と聞いてましたが、確かに。エンタメ要素に優れたクライムサスペンスで楽しめました。
前半の営業シーンがとにかく面白い。もっと見たかったくらい。以降のストーリーも主人公・鳥井の魅力と共に惹きつけられましたね。後半からは最強の敵が現れコンゲーム的な展開に。ここからは、営業テクニックというよりは、命をかけた腹の探り合い。映画を見ているかのような盛り上がりでした。
(なお読了後、私が毎週読んでるWebマンガの原作者だと知って驚いた次第。暴力団の抗争とか確かに空気感似てますね)

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信国遥「未館成の殺人」#読了
孤島クローズドサークルもの。未完成の館という設定は巧い。館ものの新機軸で大変面白かったです。
内容は、ミス研メンバーの孤島連続殺人という本格ミステリど正面な展開に加え、食べ物飲み物がないというサバイバル設定もプラス。これが緊迫感を生んで、すごく良かった。読んでいたこちらも喉が渇いてくる感覚。館がどの程度の作りかけなのか、イメージが最後まで分かりづらかったのが難点。
ミステリ的には、だいぶ力技な部分も見られましたが、多重的な仕掛けと伏線の妙には感心。ラストは、これでいいのか?的な結末で、そこはモヤモヤが残ります。でも、本格ミステリの意欲作として、インパクト強く好みでした。

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森博嗣「四季 秋」#読了
「すべてがFになる」から7年後のお話。S&Mシリーズの一編と言っても過言ではない。主役は犀川と萌絵コンビ。萌絵たちの視点からの四季が描かれます。「F」の真相を再び探るという展開。構想の壮大さがすごい。
そして、この「秋」にはもう一つの趣向があります。それは、S&MシリーズとVシリーズの思い切ったネタばらし。両シリーズのフルメンバーが登場し(あ、でも練無や紫子は出てこないか。残念。)、シリーズを通して仕掛けられたトリックが明かされます。一応、Vシリーズを読み終わった時点でそのトリックには気づいていたので、驚きはなかったですけど、改めて「すごいな」と感心しっぱなし。これだけネタばらしされると、その気持ちいいこと! 最後、萌絵ととある人物との対面には感動。これを見たかった。

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笠井潔「夜と霧の誘拐」#読了
祝🎉第26回本格ミステリ大賞!
矢吹駆シリーズ第8作。「哲学者の密室」のダッソー家が舞台のひとつ。シリーズの中でもかなり面白かった! 「哲学者の密室」と「オイディプス症候群」に並ぶ傑作。
テーマは誘拐。数ある誘拐ものの中でもハイレベルなのでは。かなり入り組んだ構造ですが、本シリーズでは珍しく、派手で驚きの展開が続きます。徐々に明かされていく展開が巧い。バルベス警部があの人を追い詰めるシーンが、一番ドキドキして見所だったかも。
思想対決が難解なのはいつものこと。でも、これがあるから大作感があるんでしょうね。ちょっと大人になったナディアの推理も良かったな。駆とナディアの進展を期待するのは、もう諦めてます(笑)
本シリーズも残りは2作。無事刊行してくれることを願います!

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私の推しの「夜と霧の誘拐」が見事受賞。「オイディプス症候群」に続いて、矢吹駆シリーズ2回目の受賞、おめでたいですね🏆
本格ミステリ作家クラブ@honkakumystery
🎉速報/第26回本格ミステリ大賞決定!🎉 「第26回本格ミステリ大賞」が以下のとおり決定しました。 [小説部門] 『夜と霧の誘拐』 笠井潔(講談社) [評論・研究部門] 『謎ときエドガー・アラン・ポー 知られざる未解決殺人事件』 竹内康浩(新潮社)
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恩田陸「劫尽童女」#読了
秘密組織「ZOO」に属していた伊勢崎博士によって、ある能力を与えられた少女・遥。その能力ゆえに「ZOO」に追われることになった遥の運命は?
著者の新しい一面を見れたな、と思いました。なんて幅の広い作風なんでしょうね。本作では、珍しくたくさん人が死にます。だけどそれほど残酷性は感じられず、むしろ爽快感が得られました。
一人の少女の物語として各章で連続性はあるけれど、舞台が違うのが面白かった。そしてそれぞれの舞台で、正体を隠して暮らす人たち。そういったスパイ小説的な要素も結構好き。ハンドラーとか「ZOO」のメンバーのプロフェッショナルぶりを、もうちょっと見たかったですね。アレキサンダーについては、犬がこれほど魅力的に感じられたのは初めてかもしれません。
そして賛否両論ありそうなラスト。決して嫌いな終わり方ではないんですが、ちょっと物足りないかな、という思いは正直あります。

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