Yuna Ichinose retweetledi

心細い子に声をかけられる人間は、かつて自分も心細かった人間だ。
一ノ瀬ゆなさんの移籍を決めたのは、あいりさんの一言だった。
「心細い自分からすると、一緒に頑張れると思って」
あいりさんが、なぜあの言葉を言えたのか。
4年前の面接動画を見て、わかった気がした。
銀座キャバクラのオーディション。周りは可愛い子ばかり。
緊張して、萎縮して、それでも志望動機を語るあいりさんが言った。
「自分は自分らしく頑張ればいいんだなって」
心細さを知っている人間が、心細い子に気づける。
自分がその場所にいた経験が、声をかける理由になる。
夜職の人事をしていると、組織が強くなる瞬間がわかる。
売れた子が新人に声をかけるとき。
自分が新人だったころの記憶を持っている子が、次の新人に手を差し伸べるとき。
その連鎖が、店を強くする。
心理学では「視点取得」という概念がある。
他者の立場や感情を自分のこととして想像する能力のことだ。
自分が同じ経験をしているほど、この能力は精度が上がる。
あいりさんが「一緒に頑張れると思って」と言えたのは、かつて自分も心細かったから。
就活でも、営業でも、新入社員の研修でも構造は同じだ。
「あのとき自分もこうだった」という記憶がある人間だけが、本当の意味で手を差し伸べられる。
あなたの周りに、今心細そうにしている子はいないか。
1年後のその子が、また誰かに声をかける。
その連鎖が、組織の強さになる。

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