


カツキタロウ@腑に落ちる資産運用の話
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@taroka
「ポートフォリオ思考」l金融商品開発|債券・デリバティブ・投信|INFJ|セイバーメトリクス|大学非常勤講師|寄稿・講演などのご依頼はDMで




「インフレもっと来いや!株価をもっと上げてくれ!」と「貧富の差が大きくなく、社会が安定しているのが日本の良いところですが、その前提が壊れてしまいます。」は共存しない。 持たざるものや今後の世代が苦しんでもいいから、今思い切りポジってる俺を上に押し上げてくれ!が前者。社会の安定とは真逆。

現実に、それを求めるおバカさんのお客がいるのはわかるが、個別のナマ債券なら、満期まで持てば、価格変動リスクはない!ゆえに債券ETFよりも安心だ!!という議論は、レベルが高い議論とは思えません。 では、なぜ法人保有の債券も時価評価されるようになったか?考えてみたら、答えはもう出ているでしょ?。 「取得原価(簿価)」は過去の亡霊であり、資産の真の価値は常に「現在の時価(市場での換金価値)」です。 いかに「満期まで保有するつもり」であっても、外部環境の激変(個人なら急な病気や事故、法人なら戦争だどの地政学リスクや、業績悪化、パンデミック等)により、「途中売却(流動性の行使)」を強制される確率はゼロではないことを考えてみれば、すぐにお分かりでは?(まして10年以上もあるような長期債ならなおのこと) 仰せの通り、確かに債券ETFは価格変動リスクが永続するわけだけど、それと引き換えに、ナマ個別債券に比べて途中売却の流動性がずっと有利に確保されているわけです。 価格変動リスクがあること自体は、得ではないが損でもない中立なリスクです。(だから、例えば、金利低下時にはキャピタルゲインも発生しうる)のに比べて、流動性というのは、つまりは、途中解約のオプション価値なので、ないよりはあったほうが、必ず良いに決まっているファクターとしか言いようがない。 なので、投資家が生債券を買う場合は、販売する業者が、満期までの間での流動性を剥奪する代償(非流動性プレミアム)として、十分な超過利回りを提供しているか否か(実態は業者のマージンに吸収されているケースが大半)を、よくよく検討することが大事 ! 個別のナマ債券と債券ETFで、利回りがほぼ同一(あるいは手数料と、個別企業の信用リスクまで考慮すると劣後する場合が多い)であるならば、流動性を持つ債券ETFを選択するのが、多くの場合で合理的判断だと思います。



投資好きの学生が運用がやりたいから金融機関に就職するのこっちから見ると規制で手足を縛られて何もできないところに行くようにしか見えないな


大谷さんが2800回転のフォーシームを投げたことで、変化量がそこまで変わってないから意味がないみたいなことを言っている方がいたので本当かな?と調べてみました。 結論としては、同じ球速、縦変化、横変化であっても高回転の方が打たれにくいということが分かりました。 同じ球速・同じ縦横変化のフォーシームでも高回転の成績と低回転の成績では以下のような差があります。 Whiff%: +1.75pt CSW%: +0.75pt wOBA: -.0179pt BBE xwOBA: -.015pt HardHit%: -1.21pt 変化量に寄与しなくても回転数は上げれば上げるほど良いという結果です。 つまり大谷さんの2800回転ストレートはヤバい、そういうことだ。

証券営業の収益の取り方は、売買の取引手数料(コミッション)と、運用残高に応じて一定率の報酬(フィー)がある。 IFAのコミッションとフィーのビジネスモデルの違い、日米のIFAについて語る。 コミッションは、狩猟型。取引額×手数料率。 上客を見つければ短期的に大きく稼げる。でかい一発で、 大きく稼げるが、大きな取引をさせること自体が収益の源泉で顧客の損益は直接関係ない(損させると次の売買が出来なくなる)。 フィーベースは、農耕型。残高×手数料率。 顧客の運用成果も含めて運用資産が大きくなるにつれて収益が積み上がっていく。 最初は苦しいが顧客数×1人当たり残高が積み上がって行けば安定する。 金融先進国の米国では、IFA(独立系フィナンシャル・アドバイザー)が存在感を増している。 IFAは取引コミッションを収益とするブローカー・ディーラーと、残高に応じて一定のフィーを取るRIA(投資顧問業者)の形態があるが、顧客本位のサービスが提供できるRIAが主流になっている。また、RIAが顧客関係構築(RM)するためのサードパーティーのIFA向けサービスのツールも充実しているようである。 日本のIFAはアドバイザーという言葉が使われているが、営業員として証券会社の社員ではなく業務委託やフリーになった色合いが強い。 保険営業が販売員とは言わず、FPやライフプランナーを名乗るのも同じ構図である。 ただ、日本のIFAも、単なる辞め証券で野良犬になったような営業マンから、様々な創意工夫で顧客に少しでも寄り添う形に近づけないか独自の手法で努力して組織化しているところまで、さまざまであると見ている。 また、残高フィーでの費用形態や、助言業からサービスを組み合わせてフィーベースに近い形態を進めているところも増えてきていると認識している。 (大手証券も、資産残高に応じた収益構造へ転換しようと、数年前から預かり資産増加をKPIに設定している) 日本の法制は、証券外務員が簡単すぎて、投資助言業や投資一任業の取得がハードルが高すぎることは問題であろう。 フィーベースの方が一見美しい話だが、実際は、長期的な顧客との信頼関係の構築というのは容易ではない。専門性、人格、コミュニケーション能力、ネットワーキングの面で高度な能力が求められる。 その上、短期的にはコミッションの方が稼げるだろう。 長期的な安定運用などより、「あなただけの特別な商品」や、「短期的な儲け話」が欲しい人はいなくならないだろうから、コミッション形態がなくなることはないだろう。 実際に、元ポストでも、現実的な問題があって、フィーベースにすると目先の収益は大幅に低下するためサービス提供者側が"食えない"と指摘がされている。 知り合いのIFAは、コミッションベースであるが投信のバイ&ホールドを進め、薄い投信の保有の信託報酬からのバックの収入が月100万を超えるまで数年掛かり、達成した時は本当に安心したと語っていた。 最後に、実際に米国拠点でフィーベース(RIA)で長年IFAをやっている人から、かつて話を聞いた際のことを紹介する。 顧客接点をどうするか、どういうポートフォリオを提案するのかなど聞いた後、最後にぶっちゃけ話として言っていたことは、「米国の株式市場は上がり続けているので、IFAが多少下手くそでも顧客は利益が出るんですよ。市場が悪い時もあるけど、長期的に平均的に年率6~8%で回せて、周りにも成功事例がたくさんある。専門的なことはプロに任せるという文化も出来ている。利益が出ている中から1~2%程度のフィーを取ってもプロセスでの関係が構築されていれば文句も出ることはないですね。一般的な米国国民の金融リテラシーが特別高いようにも思わない。」ということであった。


日本でフィーベースのビジネスモデルが流行らなかった最大の理由ってゼロ金利なんですよ。 預金金利がゼロが当たり前の環境だと、フィー0.5%でもマイナス金利なので、運用で確実に超過リターンを出す必要があり、抵抗を持つ方が多かった。 金融機関の本部にいた感覚からすると、多くの金融機関はビジネスボラティリティの高いコミッション型からより安定したフィー型ビジネスに昔から移行したがっていたものの、顧客のウケがとにかく悪く、手数料が確定しているコミッション型を選ばれる方が多かったです。 ただ今は徐々に国内金利もプラスが定着し、株式などの各資産も長期で上がるというイメージを持つ方が増えてきたので、少しずつ景色が変わってくるかも。


仰る通りだと思う。債券とETFの比較をよく見るが、顧客はプロではないため金利と債券単価の動き方を懇切丁寧に説明したとしても、購入時に最終的に得られる利益が確定している生債券の安心感を優先する顧客は意外と多い。単にコストや利回りの比較ではないと思う。