sa_i_mo_n
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@uk_saimon
無事に出所(笑)飛行機ドクターストップ(笑)
kawasaki japan Katılım Mayıs 2013
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Jリーグとユニクロのコラボ企画がファンの皆さんの間でもXなどで盛んに投稿されて盛り上がっています。
しかし、ライツビジネスの弁護士としてちょっと言いたいことがあります(鹿島の取締役としての公式見解ではないです、笑)。
そもそもJクラブのグッズが、ユニクロという、そもそも市場でかなり受け入れられている高品質で安価な商品を提供でき、しかもそれがユーザーの半オーダーメイドで作れるという面白さもあります。
この企画自体、多くのユーザーを喜ばすすごい企画であり、Jリーグのセールス担当者としてはすごい仕事をしたと言われる企画かもしれず、またユニクロにとっても反響が大きくとても好感してくださる企画であろう、というのは大前提です。
しかし、同時にユニクロというそもそも市場に受け入れられている大量かつ安価な高品質商品群を持つ会社相手に、各クラブが独自の同カゲゴリーの商品で値段や品質なりで勝負をするということ自体、なかなかな無理ゲーな可能性があり、各クラブのオリジナルな商品化ビジネスがそれなりにダメージを受ける可能性があります。実際鹿島もその一つですが、商品化に力を入れて売り上げを大幅に増やしているクラブはかなり存在し、クラブの主要な収入の柱が打撃を受ける可能性が懸念されています。
そもそもリーグによる商品化のロイヤリティ(つまりクラブが受け取れる金額)はクラブ自身が商品化した時よりも低く設定されていますので、ある意味リーグが、ユニクロという高品質で安価な商品を作れる企業を連れて来た上で、クラブに渡すお金を少なくして商売をしてしまっている構造があるとも言えるのです。
ユニクロの商品自体がそもそも値段が素晴らしく安いので、大量に売れるかもしれないことはありますが、ロイヤリティ単価は下がってしまうことからの懸念です。【収益減少の可能性】
また、通常、ユニクロがワンピースやスターウォーズやらのキャラクターとコラボTなどを作る時でも、それなりのロイヤリティ料率は定められると思いますが、通常その場合は、そもそも大量に売ることをコミットしていて最低保証などが設定されることが多いと思われます。ですのでビジネスを行うにあたり、ライツ元がこの金額以上の収入になることが初めからわかって行われるのです。これくらいのお金になるならGOできると判断するわけです。しかし、今回はライツ元であるクラブにとっては、最低いくら入るかがわからず決定、スタートしてしまっています。リーグはスポンサー料が入り、それがタイトルや勝利の賞金などに回ることは考えられますが、クラブとしてはビジネスが読めないわけです。【ビジネス合理性の判断可能性】
また、安く良質な商品をいつものビジネスより安く売られてしまっていて、結果クラブの商品化ビジネスの価格破壊を起こしてしまう可能性もあります。【価格破壊的影響の可能性】
また、今回は、番号も使えますので、なんなら鹿島のロゴと「40」みたいな背番号商品も簡単に作れます。この場合、本来であれば選手への支払いも発生する使われ方にもなるのですが、これがない商品がユーザーによって簡単に作れてしまう形になっています。【選手ロイヤリティの抜け道的可能性】
例えばスペインリーグで、リーグがZARAにこのような取り組みを認めて、レアルやバルサの商品をファンがバンバン自由にオリジナルで刺繍を入れて商品を作っていいってなったとして、レアルやバルサには、いつものロイヤリティより少ない金額しか支払われませんってことが起きたら、それは商品化ビジネスとしてはどうでしょう。少なくともレアルやバルサは絶対これを認めることはないと言えるでしょう。少なくとも始めることがあったとしたら、レアルとバルサにはとんでもない金額の支払いが別途行われることでしょう。【人気チーム価値へのフリーライドの可能性】
そして最大の問題は、そういうような構造のリーグによるビジネスがスタートするにあたり、各クラブにはどんな説明が行われ、リーグ経営上どんなガバナンスプロセスで承認されたのかという点です。
私が知っている限り、この点についt実行委員会での説明、承認があったとかそのようなことは聞いておりません。【意思決定プロセスの問題】
数字は見ていないので、あくまで現時点でのSNS上での反応が前提ではあるのですが、正直、今回のJリーグとユニクロとの企画はかなりインパクトのある企画になる可能性を感じています。
商品化ビジネスは、ライツホルダーであるクラブによるビジネスです。今回のすごい企画が、誰のどの判断で、どのような影響を考えて実行されたのかは改めて議論しないといけません。
クラブ、リーグという階層構造のライツビジネスの難しさを象徴する事案と言って良いかもしれません。
日本語
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