
帰る電車の中で、部下からメッセージをもらった。「課長、本当に8時間で12時間分の仕事ができるんですか。私、もう毎日やることが多すぎて……」その声には、限界が詰まっていた。
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彼女は朝8時に来て、夜9時に帰る。それでも終わらない。残業代は出ない。給料は上がらない。ただ、疲弊するだけ。私は言った。「時間を増やすな。時間の密度を変えろ」と。
最初、彼女は首をかしげていた。だって、やることは減らないんだから。でも1ヶ月、試してもらった。朝一番に「今日、何が本当に必要か」を数字で可視化する。午前中は、その1つだけに集中する。メールは決まった時間。会議は目的を決めてから。
変わったのは、成果ではなく「終わりの時間」だった。相変わらず難しい仕事もある。でも帰る時間が夜8時になり、7時になった。まだ毎日は達成できていない。でも「今日、何もできなかった」という絶望が、確実に減った。
彼女が先月言ってくれた言葉が忘れられない。「課長、やっぱり時間は増やせないんだ。でも自分の時間は変わるんですね」と。
あなたの周りにも、時間に追われている人がいませんか。その人の問題は、やることが多いのではなく、優先順位が混在しているだけかもしれません。
——五分読光輝『1日が28時間になる 5つの分析習慣』より
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