
ASDの「人に興味がない」は、ずっと人間を見ていないというより、ある日突然“人間という情報の解像度”が上がることがあるんだよな。 それまでは、人の表情、声色、関係性、暗黙のルール、空気の流れが、ただごちゃっとしたノイズに見えている。でも何かのタイミングで、急に線がつながる。あの表情には意味があった。この沈黙は怒りだった。この場ではこう振る舞うのか。人って、こんなに互いを読み合って生きてるのか。そこで視野がぱあっと開く。 ただ、それは必ずしも楽しい覚醒だけじゃない。世界が分かるようになるほど、今まで自分が見落としてきたもの、浮いていた場面、相手の反応、暗黙のルールの多さにも気づいてしまう。ASDの覚醒って、人間に興味を持つ美談というより、突然社会の裏側の配線が見え始める感じに近い。見えるようになった瞬間、世界は広がるけど、同時にかなりうるさくなる。






















