

ShingoMatsumoto
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@CardioSM
循環器内科医, U40HF代表 & 臨床研究担当, Glasgow UK → Tokyo Japan, 多施設研究や医療機器デバイス開発 etc, Tweets my own.



【Dr ゆみの Weekly Journal Scan】 ■心血管疾患予防におけるLDL-C 55未満の有効性 from NEJM nejm.org/doi/full/10.10… 動脈硬化性心血管疾患患者3048例を対象に、LDL-C目標値<55 mg/dLと<70 mg/dLを比較した非盲検無作為化試験(Ez-PAVE)。中央値3年追跡で主要評価項目(心血管死、非致死性心筋梗塞、脳卒中、再血行再建、不安定狭心症入院)は強化群6.6%、従来群9.7%で有意に低下(HR 0.67、95%CI 0.52–0.86、p=0.002)。非致死性心筋梗塞(0.8% vs 1.7%、HR 0.46)や再血行再建(4.8% vs 7.5%、HR 0.63)も低下。安全性は概ね同等で、クレアチニン上昇はむしろ少なかった。 実臨床を大きく前進させる結果です。LDL-C 55未満という厳格な目標が、明確にイベント抑制につながることが示されました。重要なのは“どの薬を使うか”ではなく“確実に目標に到達するか”であり、早期からの併用療法や治療強化のタイミングが鍵となります。治療目標設定型治療の意義を再確認させるデータですね。実臨床に生かします。 ■ウェアラブルで見る運動量と冠動脈硬化の関係 from Circulation ahajournals.org/doi/full/10.11… 中高年男性222例を対象に、ウェアラブルデバイスで客観評価したトレーニング負荷(eTRIMP:運動時間×心拍ベース強度)と冠動脈硬化の関連を検討。eTRIMP四分位では、最高群(約9.5–11.8時間/週以上)において、最低群(約1–3時間/週)と比較し、プラーク保有(74.5% vs 36.4%、OR 5.85、p<0.001)、CAC>0(69.1% vs 32.7%、OR 5.03、p<0.001)、CAC>100(38.2% vs 14.5%、OR 3.50、p=0.020)が有意に増加。運動時間単独でも同様の関連(プラーク OR 4.42、p=0.003)。一方、高強度運動割合単独では明確な関連は乏しかった。 示唆に富む結果です。運動は量依存的に有益と考えがちだが、一定以上の負荷では動脈硬化の“質・量”が変化する可能性がある。これまでも過度な運動は炎症性動脈硬化と関連することが言われています。ウェアラブルによる定量評価は今後のリスク層別化に有用であり、「運動の最適量」を個別に設計する時代に入ったことを感じさせますね。 ■拡張期高血圧でも降圧は有効か from EHJ academic.oup.com/eurheartj/arti… 51の無作為化試験、約36万人を統合した個別データ解析。収縮期血圧は正常(<130)だが拡張期血圧が高い(≥80)IDH患者(孤立性拡張期高血圧患者)も含め検討。約4年追跡で、血圧を少し下げる(収縮期血圧5 mmHg低下)だけで心筋梗塞や脳卒中などは約10%減少し、この効果はIDHでも同様であった(HR 0.91 vs 0.90、交互作用p=1.00)。さらに、拡張期血圧の高さや低さに関わらず効果は一貫しており(p=0.26)、拡張期血圧が低めでも有効性は保たれた。つまり「上の血圧が正常でも、下が高ければ治療は意味がある」ことが示された。 臨床の迷いを整理してくれる結果です。これまでIDHは“治療すべきか曖昧”な領域でしたが、本研究は明確に有効性を支持しています。特に「拡張期血圧が低いと下げすぎでは?」という懸念に対し、効果が保たれている点は重要です。血圧の数値そのものにとらわれるのではなく、全体のリスクに応じてシンプルに下げる、という原則を再確認させられます。 #循環器 #動脈硬化 #心筋梗塞 #運動 #血圧 #脳卒中 #地域医療 #訪問診療 #在宅医療



#第14回1stRound採択企業紹介 (1/8) MicroCavitics Founder/CEO/医師 根岸 一明 microcavitics.com “再灌流までの時間を変える、新しい心筋梗塞治療” 超音波×マイクロバブル技術で血栓溶解と微小循環回復を同時に実現。救急車内での治療開始により、心筋壊死の最小化を目指します。



JCS2026のオンデマンド、U40-HFセッションの臨床研究の実践がとてもよかった。 皆泥臭くやっているんだな。

🔥#ACC26 Late-breaking trials 🔥: SURVIV 🔗pcronline.com/News/Congress-… @OhnoTuri provides his take on the results 📊 of this trial that compared clinical outcomes of mVIV vs. redo surgical mitral valve replacement in patients with failed bioprosthetic mitral valves. The trial was presented by Dimytri Siqueira in New Orleans. #TMVR #interventionalcardiology #clinicalresearch