Sabitlenmiş Tweet

眠って、眠って、人生を育ててゆきたい。
目標が高ければ高いほど
「睡眠は削るもの」
「寝る時間があるなら努力しろ」
「成功者は寝てない」
みたいな根性論をよく見る。
でも、これまで働いて、壊れかけて、
眠れない夜も、倒れそうな朝も経験してきた自分からすると、全然そんなふうには思えない。
人には、睡眠が必要だ。
もちろん、多少寝不足でも動ける日もある。
気合いで乗り切れる時もある。
でも、それは一時的な借金みたいなもの。
身体はごまかせても、
脳はごまかせない。
自律神経も、ホルモンも、感情も、判断力も、静かに削られていく。
睡眠は、弱さじゃない。
甘えでもない。
怠けでもない。
人間が人間として成熟していくために、
人生の質を高めていくために、
成功を一過性の燃え尽きで終わらせないために、
自然が最初から組み込んだ回復の摂理なんやと思う。
昼は、外へ向かう時間。
働き、考え、戦い、人と関わる時間。
夜は、内へ還る時間。
脳を静め、身体を修復し、感情を整理し、明日の自分をもう一度つくり直す時間。
この昼と夜、
活動と休息、
攻めと守り、
陽と陰。
この両方があって初めて、
人は深く、強く、しなやかになれる。
寝ずに頑張る人は、一見すごく見える。
でも長い目で見れば、眠りを軽んじた成功は、土台のない城みたいなもの。
どれだけ積み上げても、心と身体が壊れたら続かない。
心が荒れたら人間関係も壊れる。
脳が疲れきれば、大事な判断を間違える。
成功とは、ただ上に行くことやない。
自分の心身を保ったまま、大切な人を大切にできる状態で、長く歩き続けることやと思う。
そして睡眠は、その土台になる。
眠ることで、
人は冷静さを取り戻す。
感情の波が静まる。
身体の疲労が癒えていく。
記憶が整理される。
明日の集中力が育つ。
人に優しくできる余白が戻ってくる。
子育て世代を見ていても、特に思う。
寝不足の人は、ほんまに追い込まれている。
些細なことでイラつく。
本当は優しくしたいのに、余裕がなくなる。
守りたい人に、きつく当たってしまう。
自分を責める気力すら、残らなくなる。
これは性格の問題だけやない。
眠りが足りないと、
人は自分の器を自ら小さくする。
でも、ちゃんと眠れた日は違う。
同じ現実でも、見え方が変わる。
同じ言葉でも、受け止め方が変わる。
同じ問題でも、少しだけ優しく向き合える。
つまり睡眠は、
ただ疲れを取るためのものやない。
人生の質を変える。
人間関係を変える。
仕事の成果を変える。
日々の選択を変える。
人としての器を変える。
今の時代は、
スマホ、夜更かし、カフェイン、アルコール、ショート動画、SNS、情報過多で、眠りがどんどん浅く軽くなっている。
それを否定するつもりはない。
便利なものもあるし、生活を快適にする面もある。なにより、楽しみも必要や。
でも…夜に自分を鎮めて、深く眠り、
朝にもう一度生まれ直す。
この繰り返しの先にしか見えない景色があるのも、
また事実やと思う。
人は眠ることで、深くなる。
痛みも、迷いも、怒りも、不安も、
一晩の眠りの中で少しずつ沈殿して、
明日の自分の知恵に変わっていく。
きっと人間の心身や自然の摂理って、そういうふうにできてる。
昼だけで人は完成しない。
努力だけで人生は整わない。
気合いだけで成功は続かない。
夜があるから、朝が来る。
眠りがあるから、人はまた立ち上がれる。
睡眠は、人生から脱落する時間じゃない。
人生を深く育てるために、自然が与えた再生の作法や。
寝士道で言えば、
眠りとは「何もしない時間」ではない。
明日の己を磨く、静かな稽古。
成功したいなら、まず眠れ。
人生の質を上げたいなら、まず眠れ。
大切な人を大切にしたいなら、まず眠れ。
眠りを削って勝とうとするな。
眠りを育てて、己を育てろ。
眠って、眠って、人生を育ててゆきたい。
少なくとも、俺はそう感じてる。
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