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META-REX/ UNKNOWN
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META-REX/ UNKNOWN
@METAREX_UNKNOWN
理論&生理学で競技力を構築するオンラインクラブ
Katılım Nisan 2026
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ラスト100m、脚が鉛のように動かなくなるあの感覚。
それは根性不足でも走り込み不足でもない。
中距離走、400・800・1500mは距離の違いではなく限界を迎えるエネルギーシステムとその破綻順序が異なる別競技だと我々は考える。
後半の失速を精神論で片付ける時代は終わる。
各種目で何がどう限界化するのか、比較を行う。
①400m 代謝崩壊への耐性競技
有酸素系が立ち上がる前に解糖系の出力が主導権を握る。
このとき問題になるのは乳酸そのものではない。
代謝ストレスによって筋収縮の制御系が破綻し出力が意志と無関係に低下する点にある。
つまり400mとは純粋なスピード競技ではなく崩壊が進行する環境下でどこまで動作を維持できるかの競技であると考える。
②800m 全システム同時限界競技
VO2max付近の有酸素供給と、解糖系による無酸素供給を同時に最大化する必要がある。
ここで重要になるのがASR(最大スプリント速度と有酸素能力の差)である。
この余裕が大きい選手ほど同じペースでも相対的な負荷が下がり後半の減速が遅れる。
800mは複数のエネルギー系が同時に限界へ向かう同時崩壊競技であると考える。
③1500m 臨界速度(CS)+容量(D')配分競技
1500mはただの持久力競技ではない。
有酸素で維持できる上限速度の臨界速度(CS)を超えた領域で成立する戦略競技である。
臨界速度を超えると人体は有限の無酸素タンクD'を削り始める。
無酸素タンクが尽きた瞬間、脚は強制的に止まり失速が始まる。
つまり1500mとは限られた無酸素リソースの配分設計であると考える。
400・800・1500mは単なる距離差ではない。
それぞれ異なるエネルギーシステムが先に破綻する別の限界競技である。
トレーニングとは能力を上げる作業ではない。
破綻の順序を制御し遅延させる作業である。
この視点がないメニュー設計は非効率になると我々は考える。
#METAREX
#陸上
#中距離
#400m
#800m
#1500m
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フルマラソン後半でふくらはぎが崩壊するランナーはロードバイクのペダリングから出力構造を学ぶべきだと我々は考える。
フルの30km以降に心肺にはまだ余裕がある。
呼吸も限界ではない。
しかし突然ふくらはぎが張り始め痙攣寸前まで追い込まれた経験はないだろうか?
多くのランナーはこれをスタミナ不足や根性不足だと言う。
後半で起きているのは人体の出力構造そのものの破綻であると我々は考える。
これはロードバイク初心者が陥る悪いペダリングとよく似ている。
多くのランナーは地面を後ろへ強く蹴ることで推進力を得ようとする。
ランニングにおいて地面へ力を加えて地面反力を得ること自体は必要だ。
問題なのは足首やふくらはぎ主導で末端から無理やり推進し続けようとすることにあると考える。
ロードバイクで言えばペダルを下死点(一番下)まで力任せに踏み抜きふくらはぎや前ももなどの末端筋へ過剰依存する動きとよく似た構造を持つ。
なぜこの動きはレース後半になると崩壊しやすいのか。
答えは筋肉の大きさと要求出力(最大筋力に対してどれだけ力を使っているか)の差にある。
ふくらはぎ(下腿三頭筋)はお尻(大臀筋)や裏もも(ハムストリングス)と比べると筋横断面積の小さい筋群だ。
この小さな筋肉で
・着地衝撃の吸収
・体重支持
・前方推進
を同時に担い続けると筋肉の限界に対する要求出力が極端に高くなる。
軽自動車のエンジンで大型トラックを牽引し続けるようなイメージだ。
すると人体は必要な出力を維持するためより高閾値の運動単位や速筋線維の動員割合を増やしていく。
ここで重要なのは、速筋=悪ではないということだ。
速筋は高出力運動や後半のフォーム維持にも重要な役割を持つ。
問題なのは小さな末端筋へ高負荷が集中した状態で速筋依存が増え続けることにある。
すると局所的な代謝ストレスが急上昇する。
・グリコーゲン消費
・水素イオン蓄積
・カルシウム動態の乱れ
・神経筋疲労
これらが同時進行しふくらはぎ周辺の神経と筋肉の通信(神経筋制御)が乱れ始める。
レース後半の痙攣は単純な水分不足や電解質不足だけでは説明しきれない。
現在のスポーツ科学では局所筋疲労に伴う神経筋制御の破綻が大きく関与しているという見解が有力になっている。
ここでロードバイクとランニングの決定的な違いを理解する必要がある。
自転車には着地衝撃がない。
ランニングには筋肉が引き伸ばされながら力を発揮するエキセントリック収縮(伸張性収縮)が存在する。
これは筋損傷を非常に起こしやすい負荷形態だ。
ランニングにおける末端依存はロードバイク以上にふくらはぎへ破壊的ダメージを蓄積させやすい。
そして本当に恐ろしいのはここから始まるブレーキの連鎖である。
ふくらはぎが疲労すると足関節の剛性が低下する。
足首は硬いバネのように機能し短時間で地面反力を受け取り素早く返す。
この反発サイクルをSSC(ストレッチ・ショートニング・サイクル)と呼ぶ。
疲労によってバネが緩むと着地時に足関節が過剰に沈み込み接地時間が延び始める。
すると推進効率が低下し前方への推進よりも上下動やブレーキ成分が増えていく。
ランナーは自身で生み出した減速を打ち消すためにさらに余計な酸素と糖を消費して走ることになる。
・局所疲労増大
・足首の剛性低下
・ 接地時間増加
・ブレーキ増加
・フォーム崩壊
この破綻のドミノ倒しこそが心肺には余裕があるのに脚だけが終わる30kmの壁の正体だ。
ここでロードバイクのエリート選手の出力構造が参考になる。
彼らは末端筋だけで無理やりペダルを回し続けない。
人体で最も巨大な筋群である大臀筋や股関節周囲筋を主導として使い大きな出力を生み出している。
ふくらはぎなどの末端筋はその出力をペダルへ伝える伝達経路として機能している。
ランニングも本質的には同じだ。
末端で無理やり地面を蹴り続けるのではなく股関節主導で身体全体を前方へ運び足部はその力を効率よく地面へ返す。
ここで初心者が誤解しやすいのが、ただ脱力すればいいという考え方だ。
しかし全身を脱力しては力は伝わらない。
不要な末端主導の力みを減らしながら力を逃さないための適度な剛性を保つことが大切だ。
どこを主導の動力源にするのか。
どこを出力伝達の経路として使うのか。
人体の出力配分そのものが重要である。
走ると漕ぐ。
競技特性も重力との関わり方も違う。
しかし出力を地面や機材へ伝える人間のエンジン構造には多くの共通点が存在する。
人体の仕組みを生理学と力学の両面から理解した者だけが後半でも壊れずに前へ進み続けることができると我々は考える。
#METAREX
#フルマラソン
#ロードバイク
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ハーフマラソンは決してフルマラソンの半分の距離ではない。
フルマラソンがエネルギー枯渇と物理的破壊に耐えるサバイバル競技であるならばハーフマラソンは乳酸閾値(LT2)というレッドラインに張り付き続ける高出力巡航競技だと我々は考える。
距離が半分になるだけで人体に要求される生理学的タスクは根底から変化する。
この違いを理解せずハーフをフルの延長、あるいは短いフルとして扱うことは本質的にズレている。
ハーフマラソンという競技を代謝・神経・力学という人体システムの観点から解体する。
①代謝システムの違い
ハーフにガス欠は少ない。
フルマラソン最大の敵はグリコーゲン(糖)の枯渇である。
42.195kmという長時間運動では人体は常に糖を節約する必要がある。
そのためフルでは脂質代謝をどれだけ使えるか、どれだけ糖消費を抑えられるか、つまり燃費管理能力が重要になる。
しかしハーフでは事情が違う。
適切な栄養状態(カーボローディング)でスタートした場合、 ハーフ程度の運動時間では体内グリコーゲンのみで完走可能なケースが多い。
もちろん
・低糖質状態
・暑熱環境
・極端なオーバーペース
・初心者特有の筋損傷増大
などでは失速は起こる。
だがフルマラソンのような糖が尽きて身体が動かなくなるという典型的な壁は比較的起こりにくい。
人間の体内には約1500〜2000kcal分のグリコーゲンが貯蔵されている。
一方ハーフマラソンの消費エネルギーは概ね1000〜1500kcal程度に収まるケースが多い。
つまりハーフでは糖を節約する能力よりも糖を高出力で燃やし続ける能力の方が重要になる。
ここを混同するとハーフのトレーニング設計は大きくズレる。
②ハーフ最大のテーマ、閾値との対話
フルマラソンがLT1とLT2の間の安全圏ギリギリを探る競技であるならハーフマラソンはLT2付近そのものを維持する競技であると我々は考える。
LT2とは乳酸処理能力が限界へ近づき代謝バランスが崩れ始める境界線だ。
この強度を超えると乳酸や代謝産物の蓄積速度が処理能力を上回り急速にパフォーマンス維持が困難になる。
誤解されやすいが乳酸そのものが悪なのではない。
問題は高強度運動によって起こる筋内環境の変化である。
水素イオン(H+)、 無機リン酸、カルシウム動態の阻害が積み重なることで筋収縮効率が低下していく。
世界トップクラスのランナーはこのLT2近傍を約60分維持する。
市民ランナーでも多少強度は下がるが本質は変わらない。
ハーフとはどれだけ高いLT2を持っているか、その出力をどれだけ長く維持できるかで決まる競技だ。
フルマラソンのように序盤は安全圏へ抑える、LT1以下で余裕を残すという戦略はハーフでは単純に速度不足へ直結する。
ハーフにおいて重要なのは安全運転ではない。
レッドライン上でどれだけ長く壊れず巡航できるかである。
③ハーフマラソンにおける壁の正体
フルマラソンには30kmの壁が存在するようにハーフマラソンにも15km以降の急激な失速は存在する。
しかしそのメカニズムは全く異なる。
フルの壁が
・糖枯渇
・深部体温上昇
・脱水
・筋損傷
などによる全身的破綻であるのに対しハーフでは高強度維持による代謝ストレスが主体となる。
LT2付近を長時間維持するとATP分解過程で代謝産物が蓄積していく。
その結果、筋収縮効率が低下し脳は動かしたいのに脚が動かないという状態が起こる。
ハーフ特有の高速巡航は神経系への負荷も極めて大きい。
高ピッチ、高速接地、 高出力動員を長時間維持することで中枢神経系の出力維持能力も低下していく。
つまりハーフ後半の失速とは単なるスタミナ切れではない。
代謝ストレスと神経疲労による出力維持システム全体の崩壊である。
④ハーフはスピード持久力競技
ハーフマラソンではフル以上に絶対的な速度能力が重要になる。
ハーフのレースペースはフルより1kmあたり10〜15秒以上速いことも多い。
速度が上がれば 滞空時間、 地面反力、 着地衝撃も増加する。
そのためハーフでは
・高いランニングエコノミー
・短接地
・SSC(ストレッチ・ショートニング・サイクル)
・腱反発利用
・高速神経動員
といった高速巡航用バイオメカニクスが必要になる。
フルでは上下動を抑えた省エネフォームが有効な場面もある。
しかしハーフでは 推進力を失えば巡航速度を維持できない。
つまりハーフとは単なる持久力競技ではない。
5000mや10000mに近いスピード持久力競技としての側面を強く持っている。
だからこそvVO2maxやランニングエコノミーの高さがハーフでは極めて重要になる。
結論としてフルマラソンが破綻を避け続ける競技であるならハーフマラソンは限界出力を維持し続ける競技と考える。
必要なのは単なる距離耐性ではなくLT2、 VO2max、 ランニングエコノミー、 神経系耐久性だ。
それらを高いレベルで統合しレッドライン上で長時間巡航する能力だを要求される。
LSDや長距離ジョグだけではハーフは速くならない。
LT走、ダブルスレッショルド、 VO2maxインターバルなど高出力を処理する能力を如何に上手く積み上げられたかがそのものが問われる。
ハーフマラソンとは単なる短いフルではない。
人体のレッドラインを最も長く維持した者が勝つ競技であると我々は考える。
#METAREX
#ハーフマラソン
#フルマラソン
#陸上
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@makotokodaira 確かに暑熱順化は脳の危険閾値を引き上げる手段の一つに過ぎない。
代謝(VO2、LT1、LT2)、筋損傷、補給、体温、そして神経系。
フルマラソンとはこれらが複雑に絡み合い脳へ制限信号を送り続ける競技であると我々は考える。
今後その構造を一つずつ解体していくので待っていて欲しい。
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@METAREX_UNKNOWN 神経系の耐久性=脳の危険閾値を上げる方法、気になります。
暑熱順化以外で効果的だったことありますか?
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フルマラソンは脚の速さを競う競技ではない。
極めて冷酷な代謝と力学の管理競技だと我々は考える。
多くの人はマラソンをスタミナや根性で語る。
人間の身体という複雑なシステムを42.195kmの間、どれだけ破綻させず制御できるかが勝負になる競技である。
まず前提としてマラソンではVO2max(最大酸素摂取量)が重要になる。
これは有酸素エンジンの総排気量だ。
酸素を大量に使えるほど高い出力を有酸素的に維持できる。
ただしVO2maxが高いだけではマラソンは速くならない。
42kmをVO2max付近の強度で走り続けることは人間には不可能だからだ。
そこで勝敗を分けるのがLT1とLT2という2つの閾値である。
LT1(有酸素性閾値)は会話を維持できる低〜中強度域。
脂質代謝が安定し長時間維持しやすい。
LT2(無酸素性作業閾値)は乳酸処理が追いつかなくなり身体が急速に破綻へ向かう限界点だ。
この強度は長くても約60分程度しか維持できない。
マラソンとはLT2を超えずどこまで高い出力を長時間維持できるかを競う競技である。
世界トップ選手ですらマラソンペースはLT2のわずか下。
中上級者はLT1〜LT2の中間域、完走を目指す初心者はLT1以下を維持しなければ後半で代謝が破綻する。
この代謝の境界線をどこまで引き上げられるかがマラソン能力の本質になる。
優秀な心肺だけでは42kmは走り切れない。
マラソンでは着地のたびに自分の体重の2〜3倍の衝撃が脚へ加わる。
それを数万回繰り返す。
ここで問題になるのがエキセントリック収縮(伸ばされながら力を出す筋収縮)だ。
着地時に前ももやふくらはぎは衝撃を止めるためにブレーキをかけ続ける。
この動作は筋肉への物理的ダメージが大きい。
その結果、脚には微細な筋損傷が蓄積していく。
マラソン後半で脚が急に動かなくなるのは単なる気持ちの問題ではない。
筋肉そのものが壊れ始めている。
さらに筋損傷はフォームを崩壊させる。
本来は
・短い接地時間
・少ない上下動
・小さいブレーキ動作
によって効率よく走れていたものが疲労によって
・骨盤が落ちる
・接地が前になる
・ブレーキが増える
・接地時間が伸びる
といった変化を起こす。
ここで大きく悪化するのがランニングエコノミー(燃費)だ。
同じペースでも効率の良い選手と悪い選手では消費エネルギーが大きく違う。
トップ選手は心肺が強いだけでなく少ないエネルギーで高速巡航する能力が極めて高い。
マラソンはどれだけ効率よく進めるかの競技でもある。
さらに30km以降になると、いわゆる30kmの壁が立ちはだかる。
これも精神論ではない。
主な原因は
・グリコーゲン(糖)の枯渇
・深部体温の上昇
・脱水
・筋損傷の蓄積
による生理学的な破綻である。
特に重要なのが糖だ。
人間が体内に貯蔵できる糖は限られておりペースを上げるほど消費は激しくなる。
序盤に数秒速く入りすぎるだけで後半にガス欠を起こす。
これがいわゆるオーバーペースである。
逆に脂質代謝能力が高い選手は糖消費を節約できるため後半でも失速しにくい。
熱も身体を破綻へ向かわせる。
走行中に筋肉は大量の熱を発生させる。
深部体温が上昇すると身体は熱を逃がすために血液を皮膚へ送り、心臓への負担が増えて心拍数が上がり続ける。
これがカーディオバスキュラー・ドリフトだ。
すると脳はこれ以上は危険と判断し出力を強制的に低下させる。
後半の失速は根性不足ではなく身体の防御反応でもある。
そしてこれら全てを統括するのが神経系の耐久性だ。
極限の疲労下でも
・フォーム
・ペース
・補給
・動作精度
を崩さず維持し続ける。
トップ選手は単に我慢しているのではない。
極限状態でも自身の代謝と動作を冷静に制御している。
結論としてフルマラソンとは
「巨大な有酸素エンジンを土台に、代謝の限界点を引き上げ、筋損傷・熱・糖枯渇による破綻を制御しながら、エネルギーロスを極限まで削り続ける」
ための競技である。
マラソンは単純な持久力競技ではない。
生理学、力学、神経科学、熱力学、補給戦略。
その全てが絡み合う究極の人体マネジメント競技だと我々は考える。
#METAREX
#フルマラソン
#陸上
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その通りだ。
マラソン後半の失速は精神力の欠如ではない。
序盤のわずかな出力超過によって生じた代謝破綻と筋損傷が後半に表面化した結果に過ぎない。
数%のオーバーペースですら糖消費、熱産生、力学的ダメージを連鎖的に増幅させる。
特にLT1を超過すると脂質代謝優位だったエネルギー供給は急速に糖質依存へ傾き筋グリコーゲン枯渇を早める。
競技の本質はいかに速く走るかではない。
42.195kmという長時間運動の中で人体システムをいかに破綻させず維持するか。
その設計能力こそがマラソンという競技の核心だと我々は考える。
代謝、力学、熱、補給、神経系。
それら全ての臨界点を客観的データで制御することにマラソンの本質があると考える。
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@METAREX_UNKNOWN マラソンを「根性」ではなく、代謝・力学・熱・補給のマネジメント競技として捉えると非常に腑に落ちます。序盤のわずかなオーバーペースが後半の糖枯渇・筋損傷・フォーム崩壊として何倍にもなって返ってくる点は重要ですね。市民ランナーほど「速く走る」より「破綻させない」設計が大事だと感じます
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ランニングウォッチのVO2max表示は本当のVO2maxなのか?
結論から言えば走力指標としてはYES、純粋なVO2max測定としてはNOだと我々は考える。
時計のVO2max表示は研究室で測定する本来のVO2max(最大酸素摂取量)そのものではない。
しかし最近は総合的な走力が伸びているかを把握する指標としては非常に優秀だ。
ここを混同し、時計のVO2maxが上がった=心肺機能そのものが向上したと考えてしまうと本質を見誤る。
そもそもVO2maxとは何か?
VO2max(最大酸素摂取量)とは身体が1分間に取り込み、利用できる酸素量の上限のこと。
本来は病院や研究施設でマスクを装着し
・吸入した酸素量
・排出した二酸化炭素量
を呼気ガス分析装置で測定して算出する。
本物のVO2maxは酸素そのものを直接測っている。
ランニングウォッチは酸素を測れない。
では何をしているのか?
時計は
・ペース
・心拍数(最大心拍数に対する割合:%HRmax)
・GPS情報
・標高変化
・動作データ
などからこの心拍数の余裕度でこのペースを維持できるなら限界まで追い込んだ時のVO2maxはこの程度だろうと推定している。
つまり実態は酸素測定器ではなく走力推定モデルだ。
時計はどれだけ効率よく速く走れるかを見てVO2maxを逆算している。
そのため選手の能力タイプによって数値に必然的なズレが生じる。
① ランニングエコノミーが高い選手
→高く出やすい
ランニングエコノミーとは少ないエネルギーで効率よく走れる能力のことだ。
フォーム効率が高く接地が上手く腱の反発を利用できる選手は同じ速度でも心拍数が低く抑えられる。
すると時計は低い心拍数でこれだけ速く走れる=VO2maxが極めて高いと解釈し実際の酸素摂取能力以上に高く推定する場合がある。
② LT2(乳酸閾値)が高い選手
→高く出やすい
LT2とは高強度を長く維持できる能力のことだ。
この能力が高い選手は乳酸処理能力に優れレースペースでも心拍数が安定する。
例えば最大心拍数に対する閾値心拍数の割合が極めて高い(90%前後で推移できる)選手の場合時計はサブマックス領域での余裕度を過大評価する。
結果として有酸素能力に圧倒的な余裕があると解釈されVO2maxが高めに推定されやすい。
③ 無酸素寄りの能力構成を持つ選手
→低く出やすい
短距離型やスプリント寄りの選手は有酸素ベースの不足を速いペースを無酸素エネルギーで補うことでカバーしやすい。
しかしその代償として血中乳酸の蓄積に伴い心拍数は急激に上昇する。
時計はこの速度でここまで心拍数が高い=持久能力が低いと判断するため実際にはスピードを出せていてもVO2max表示は低めに出ることがある。
時計のアルゴリズムは速さの根拠がVO2maxなのか、LT2なのか、エコノミーなのか、無酸素能力なのかを完全には判別できないのだ。
初心者の数値がブレやすい理由として初心者は
・フォームが不安定
・無駄な力みが多い
・心拍数が乱高下しやすい
ため推定値が大きく変動しやすい。
さらに致命的なのが最大心拍数設定のズレだ。
時計は現在の心拍数が最大心拍数に対して何%かを基準に計算している。
初期設定の220-年齢のまま実測値とズレていると推定モデル自体が破綻する。
夏場は体温調整のために血流が皮膚に回り同じペースでも心拍数が上がる。
時計はこれを走力が落ちたと誤認するため夏はVO2max表示が低下しやすい。
では上級者ではどうなるか?
上級者は
・フォーム
・ペース配分
・心拍応答
の再現性が高くなるため定常状態のデータが拾いやすく時計の推定精度は高くなりやすい。
しかしトップレベルになると
・極端に高いランニングエコノミー
・限界まで引き上げられたLT2
といった能力構成によって再び実測のガス分析値との乖離が起こる場合がある。
重要なのは絶対値ではない。
大切なのは以前と比べてどう変化したかだ。
例えば58 → 61 へ上昇した場合。
それが
・純粋な心肺機能向上
・フォーム改善
・LT2向上
・ランニングエコノミー改善
のどれに由来するのかを時計だけで断定することはできない。
しかし同じ心拍数でより速く走れるようになったという事実は間違いなく総合的な走力は向上している可能性が極めて高い。
ランニングウォッチのVO2max表示は純粋な酸素摂取能力そのものではない。
現在の総合的なパフォーマンス変化を映す指標としては非常に優秀だ。
数値を絶対視するのではなく
・練習内容
・体感
・レース結果
とセットで解釈することを我々は推奨する。
#METAREX
#ランニングウォッチ
#陸上
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Xで展開している我々のロジックはタイムラインで消費されるべき情報ではない。
生理学、代謝、力学、ペーシング。
それらを実践レベルまで落とし込むため長文ポストをInstagramで視覚化・スライド化している。
Instagramは単なるSNSではない。
競技力を再現するための保存型マニュアルだと我々は考える。
・レース前の確認
・練習前の意識づけ
・エラー発生時の原因分析
・フォームや代謝戦略の再整理
流し読みで終わらせず必要な情報は保存しいつでも引き出せる状態にしておくことを推奨する。
👇Instagram
instagram.com/metarex0?igsh=…
#METAREX
#フルマラソン
#ロードレース
#ヒルクライム
#スポーツ科学
#ランニング



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フルマラソンは脚の速さを競う競技ではないと我々は考える。
42.195kmの間、 代謝・筋損傷・接地衝撃・補給・体温・神経系の崩壊をどこまで制御できるか。
マラソンを根性論で語る時代は終わった。
フルマラソンの本質を構造的に解説する。
#METAREX
#フルマラソン
#陸上
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4分の短縮は魔法でも偶然でもない。
生体力学に基づきペダルを踏む時の逆脚のブレーキを減らし、最も推進力を生む3時方向へ効率良く力を載せた結果だ。
登りと平坦では回し方が違うと考える選手は多い。
だが斜度によって自転車の傾きとペダルに対する身体の角度が変化してそれに応じて使われる筋肉の役割も変化しているだけだと考える。
本質は感覚で回し方を変えることではない。
どの角度で、どの方向へ力を伝えれば最も前へ進むのか。
それを物理・力学・データとして分析し自らの動作を再現可能な技術として定義すること。
曖昧な感覚論だけでは再現性は生まれない。
小島快斗は現在、感覚を感覚のまま終わらせず動作を構造として捉え始めている。
そこに進化の兆候を感じる。
今後に期待したい。
#METAREX #ペダリング #ヒルクライム
無冠の山岳王/小島 快斗@Another_one0101
今日も吉野大峰へ。 UNKNOWN氏の言う通りにペダリングと引き足の使い方、体幹を合わせて意識してみると4分ほど短縮。 様々な影響はある前提だけどペダリングのスムーズさが段違いになりました… 彼によると平坦、登り、ペダリングの使い分けというより角度?らしい。 結果として使用する筋肉が、との事
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結論から言えばFRCの式は数学の定理のように完璧に証明された絶対法則ではない。
人間の限界パターンと過去の全力データから作られた予測モデル(近似曲線)である。
FRCの公式は人間の限界データを近似したものということだ。
以前のスポーツ科学ではCPモデルというシンプルな数式を使用していたようだ。
考え方は
・CP以下は長時間維持可能
・CPを超えた分は有限バッテリーを消費する
というものだ。
ただし人体の中に本当にこの数式が存在するわけではないということである。
研究者が大量の実験データを分析した結果、人間の出力と持続時間の関係を、この形がうまく説明できたため採用された近似モデルに過ぎない。
古い単純モデルでは
・10秒以下の極端なスプリント
・レース中の複雑な加減速
・実際のロードレースの反復アタック
などで現実とのズレが発生しやすかった。
そこで現代の解析ソフト(WKOなど)はより大量の実走データを使う方向へ進化した。
例えば
・5秒全力
・1分全力
・5分全力
・20分全力
などの自己ベストをグラフ上に並べこの選手の能力を説明できる曲線をコンピュータが統計的に推定している。
現代のFRCはこのカーブ上でFTPを超えて出力したパワーの総量として計算される。
つまりFRCとは人体に最初から存在した絶対公式ではなく現実の人間の限界データを自然に説明するために改良され続けた数理モデルなのである。
つまりデータがショボければFRCも普通に嘘をつく数値ということがわかる。
FRCは絶対公式でなくコンピュータによる推定値であるためデータの質がそのまま精度に直結する。
例えば最近のトレーニングで
・30秒〜1分
・3〜5分
・20分やFTP
といった、曲線を固定する数値が不足している場合はシステム上、正確でない推測で曲線を補完してしまう。
その結果
・実際より高すぎるFRC
・逆に異常に低いFRC
・体感と全く噛み合わない数値
が発生する可能性がある。
正確なFRCを知るには短いスプリントから長時間走までの限界値を継続的に蓄積し続ける必要がある。
FRCとは身体の中に直接存在する絶対値ではなく過去の最大パワーの事実から推定された数値ということだ。
#METAREX
どんぐり好きのTED@DONGURITED
この式ってどうやって証明されたのだろうか。その理屈を知りたい
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① FRCとは何か?
FRCとはFTP(←以前のポストを参照)を超える出力を発揮する際に使用される無酸素エネルギーの総容量である。
単位はkJ。
W'とほぼ同義の指標として扱われる。
FTPが長時間維持可能な有酸素領域の能力を示すのに対し、FRCはアタック、急勾配、加速、スプリントなど高強度領域で使用可能なエネルギー量を表している。
② FRCのメカニズム
FRCは出力に応じて常に消費・回復している。
(1)消費
出力がFTPを超えた瞬間からその超過分を補うためにFRCが消費され始める。
消費速度はFTPをどれだけ上回っているかに比例するという点である。
例 FTP300Wの選手
・340Wで走行した場合
→超過分は40W。
FRCは毎秒40Jの速度で消費される。
・600Wで走行した場合
→超過分は300W。
FRCは毎秒300Jという極めて速い速度で消費される。
高出力になるほど限界到達までの時間は急激に短くなる。
(2)枯渇
FRCが大きく消費された状態ではFTPを超える出力維持は著しく困難になる。
レース中に急激な失速が起こる原因の一つがこれである。
(3)回復
FRCを回復させるには出力をFTP未満まで落とす必要がある。
そしてFTPから低い出力まで落とすほど回復速度は速くなる。
③ 数式で示される限界時間
FRCは以下の数式で定義される。
W'=(P-CP)×t
W' →使用可能な無酸素エネルギー容量
P→現在の出力
CP→有酸素的限界出力(FTPやLT2にあたる持続限界出力)
t→維持可能時間
この式のP−CPの部分がFRCの消費速度を表している。
つまりFTPを大きく超えるほどFRCは急速に消費され維持可能時間は短くなる。
自身のFRC容量とFTPを把握していれば特定出力でどの程度耐えられるかをある程度推定する事が可能になる。
我々はこの指標も利用しながらレースを組み立てる。
④ FRC容量と出力能力は別物
実戦では極めて重要な点がある。
FRC容量の大きさとそれを瞬間的に高出力へ変換できる能力は別である。
大きなFRCを持っていても勝負所で一気に出力へ変換できなければ決定打にはならない。
決定的なアタックを成立させるには任意のタイミングで筋肉を瞬時に最大動員し高出力へ変換する神経系の能力が必要になる。
この能力が最大無酸素パワー、Pmaxである。
これについては今後詳しく解説する事にする。
⑤ 結論
FTP向上は重要である。
しかし実戦で勝敗を左右するのはFRCをどれだけ正確に管理できるかだと我々は考える。
高いFTPを持っていても無駄な反応や不要な加減速でFRCを消費すれば勝負所で出力は残らない。
自身のFRC残量を把握し回復タイミングを見極め、相手の限界を先に引き出す。
必要な場面でのみFRCを使い決定的な瞬間に最大出力をぶつける。
これを我々はレースマネジメントと定義する。
質問や疑問、調査して欲しい事項があればDM、リプライに送信する事を望む。
#METAREX #FRC #FTP #Pmax
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曖昧な感覚論だけに頼るらず物理とデータで自分の動きをシステム化を目指すことが我々は必要だと考える。
#METAREX
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そのため足関節は必要以上に動かすのではなく、ある程度の剛性を保って支える必要がある。
我々としては足首は力を作る場所ではなく力を伝えるジョイントに近いイメージを持つ。
#METAREX
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