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みのっち
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「最新版はどれですか?」
この一言を、
人生で何回聞いただろう。
資料を直し、
名前を付け、
保存して共有する。
v1
v2
v2_修正
v2_最終
v2_最終確定
若い頃は、
ちゃんと管理できていると
思っていた。
でも会議直前、
誰かが静かに聞く。
「最新版はどれですか?」
空気が止まる。
画面を開き、
日付を見て、
深呼吸をする。
さらに続く。
「誰に聞けばいいんでしたっけ?」
その瞬間、
資料の話から
プロジェクト構造の話に変わる。
続けていると分かる。
管理とは
ファイルを整えることではなく、
迷わない導線を作ることだった。
それでも今日もどこかで
同じ質問が飛んでいる気がする。
……はぁ。
プリンが食べてぇ。
日本語

若い頃、
仕事はすぐ片付けるものだと
思っていた。
来た順にやる。
目の前から消す。
それが正義だと。
でも現場に長くいると、
違う景色が見えてくる。
すぐやるべき仕事と、
すぐやると面倒になる仕事がある。
急いで返信したら、
議論が増えるメール。
先に触ると、
追加作業を呼ぶ資料。
経験を積むほど、
妙な技術が身につく。
後回しの判断力。
もちろん
逃げているわけじゃない。
ただ、
熟すのを待っているだけ。
そして逆に、
放置すると爆発する案件もある。
これは
光の速さで触る。
PMの仕事は
全部を早く終わらせることではなく、
触る順番を間違えないこと
なのかもしれない。
……まぁ、
それでも結局
全部同時に来るんだけどね。
日本語

カニをさばくのが得意だ。
珍しいと言われるけど、
ただ手順を覚えただけだと思っている。
最初はうまくいかなかった。
殻は固いし、
身は取りにくい。
力任せにやると崩れる。
でも回数を重ねると分かる。
どこから刃を入れるか。
どこは触らないか。
順番を守る意味。
それが仕事に似ていると
思うことがある。
プロジェクトも同じで、
いきなり核心に触ると崩れる。
順序がある。
力を入れる場所がある。
触らない方がいい瞬間もある。
派手さはない。
でも積み重ねるほど
無駄な動きが減っていく。
PMの仕事は
問題を切り刻むことではなく、
構造を見ながら解いていくことなのかもしれない。
まぁ、
どちらにしても最後は
中身をきれいに取り出せたときが
一番気持ちいい。
日本語

会議では囲まれている。
チャットは動き続け、
電話も鳴る。
人と関わる時間は多い。
それでも時々、
静かな孤独を感じる瞬間がある。
判断を下すとき。
最終方針を決めるとき。
相談はできる。
意見も聞ける。
でも最後に引く線は、
自分しか引けない。
若い頃は、
経験を積めば
迷いは減ると思っていた。
実際は逆だった。
見える範囲が広がるほど、
選択肢も影響範囲も増える。
決断の重さは軽くならない。
それでも続けられるのは、
孤立しているわけではないと
分かっているからだと思う。
背中にはチームがいて、
前には進むべき仕事がある。
PMの孤独とは、
一人で立つことではなく、
誰かの前に立つ時間のことなのだと思う。
……まぁ、
そんなことを考えていたら、
腹が減った。
日本語

