Sabitlenmiş Tweet

「ダイ・マイ・ラブ」感想(ネタバレありやで)
心理描写のリアリティはめっちゃ凄かったわ。家とか人間関係に閉じ込められて、グレースが自分の中でどんどん崩れていく感じ、ほんまにリアルやった。
ただな、結末がちょっと引っかかるねん。今まで積み上げてきたリアリティが、急に「詩的な象徴」にすり替わってしもた感じがするわ。グレースが自分で考えて、自分の書いたもんを燃やして火事まで起こすやん?あんな風にまだちゃんと判断できる状態なら、人間としての本能とか抵抗を無視してまで、わざわざ自分から火の中に突っ込んで死ぬっていうのは、心理的な崩壊としてはちょっと矛盾してるんちゃうかなって思うねん。
あと、リアリティが崩れてんのはグレースだけやなくて、周りの登場人物もそうやな。心理描写メインの映画によくあるパターンやけど、旦那とかその友人たちが、グレースを追い詰めるためだけの「書き割り」みたいになってる。
あの旦那、ほんまにひどいよな。無関心やし、レスやし、浮気も隠し通されへん。週に三日しか帰ってけえへんし、家はボロボロ。そんな環境で、乳飲み子抱えて、しかも二人目妊娠中やのに、追い打ちかけるみたいに吠えやまへん犬を連れてくるとか。それで家事は全部任せるとか、ちょっとありえへんわ。
で、彼女を施設に入れた途端、旦那のキャラが真逆になるんも違和感しかなかったわ。急に家を直し始めて、家にもおるようになってな、優しくなって。それが結局、彼女をさらに追い詰めることになるんやけどな。「普通の幸せ」の枠にはめられるか、施設に戻るか。その二択しかない中で、結局「象徴的な死」っていう、ベタな三つ目の選択肢を選んでしもたんやな。
10点満点で7点。全体的に見て、観る価値はあると思うで。めっちゃ凄いってわけやないけど、決して悪くはないわ。
日本語






























