ROM人 retweetledi

丁度タイムリーに某ファンドからKimi K3に関するメールが来てたわ。
興味深い内容だったのでちょっと紹介(以下日本語訳転載)。
AIにおける最も重要な出来事が ChatGPT 3.5の公開(AI革命の始まり) であり、2番目が Anthropicが米国政府の要請により一時的にFableを取り下げた出来事(AI主権・国家安全保障というテーマの顕在化) だったとするならば、おそらく3番目の重要な出来事は昨日起きました。
それは、中国のオープンウェイトモデルKimi K3 が公開され、ほとんどのベンチマークにおいて現在の最先端モデルと肩を並べる性能を示したことです。
特に重要なのは、コーディング性能において現時点で最も優れたモデルとなったことです。これまでAI市場で最も大きな価値を生み出してきた分野は、まさにコーディングでした。
これまでオープンソース(正確にはオープンウェイト)は、
· クローズドソースより約12か月遅れ
· 次に約6か月遅れ
· さらに約6週間遅れ
と急速に差を縮めてきました。そして今では、その差はわずか6日程度しかありません。
Kimi K3はオープンウェイトモデルであるため、誰でも無料でダウンロードできます。
利用者は自分のデータを完全に管理でき(データ主権を持てる)、さらにChatGPTやClaudeよりもはるかに低コストで運用できます。
さらに重要なのは、学習コスト自体も非常に低いという点です。
現在のフロンティアモデル(OpenAIやAnthropicなど)は、中国への輸出が禁止されている最新世代のNVIDIA GPUを大量に使用しています。一方、Kimi K3はそれらを使えない環境でも、より低コストで同等性能を実現しました。
では、このことは何を意味するのでしょうか。
それは、「資本を投入すれば最先端AIを独占できる」時代が終わりつつあるということです。
つまり、資金力そのものが競争優位(モート)ではなくなってきています。
もちろんKimi K3がオープンウェイトである以上、OpenAIやAnthropicなどのフロンティアラボは、Kimiが性能向上に用いた技術をすぐに取り入れることもできます。
しかし、それでも次の疑問は残ります。
「もしその時点で最先端性能を持つAIが、より安価なオープンウェイトモデルとして利用できるなら、企業はいつまで高額なトークン料金を払ってクローズドモデルを使い続けるのだろうか?」
これまでオープンソース普及を妨げてきた最大の理由は、
「中国製モデルは信用できない」
という主張でした。
しかし、この議論には見落とされがちな点があります。
一度ウェイト(重み)をダウンロードしてしまえば、
· モデルを自由に改変できる
· 必ずしも中国側のコードを維持・利用し続ける必要はない
ということです。
それでも政治的な議論は依然として強く残っています。
一方で最近では、
· NVIDIA
· Thinking Machines(昨日公開)
など米国企業からもオープンソースモデルが公開され始めており、西側にも新たなオープンソース陣営が形成されつつあります。
少なくとも私たちは、Kimiのようなオープンウェイトモデルが最終的にはOpenAIやAnthropicの価格に大きな下押し圧力を与えることは避けられないと考えています。
予測には幅がありますが、多くの専門家は、今年末までに処理されるAIトークンの90%以上がオープンソースモデルによるものになると予想しています。
xxxでは、AI革命が始まった当初から一貫してオープンソース支持の立場を取ってきました。
私たちは、
· モデルのコモディティ化(汎用品化)
· オープンソースの普及
こそが、自由市場経済における合理的な最終到達点であると考えています。
もちろん、その前提として、規制がクローズドモデル大手に対する「規制による参入障壁(Regulatory Capture)」を生み出さないこと
が重要です。
この考え方が、私たちの投資戦略にも反映されています。
私たちは、オープンソースAIを支える企業・技術へ投資しています。
例えば、
・xxx
などです。
実際、xxxでは、オープンソースモデルによるトークン生成量が、
月間300億トークン
から
現在では月間400兆トークン超
へと増加しました。
これはわずか9か月で約13,000倍以上の成長です。
私たちは、安価なオープンソースAIが普及した未来の方が、そうでない未来よりも豊かで生産性の高い社会になると信じています。
だからこそ、今回のKimi K3の登場を私たちは大いに歓迎しています。
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