
昨日、私が座長を務めます規制改革推進会議のデジタル・AIワーキングで、「フィジカルAIを活用した歩行型ロボットの社会実装に向けた行動実証実験の推進について」議論しました。 www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/… (会議の様子は規制改革推進室のYoutubeチャンネルからもご覧になれます) 皆さんも時々、車輪の付いた無人のロボットが宅配などの荷物を運んでるのを見たりしませんか?お台場とか、いろいろな場所で実証実験が行われています。人手不足の時代なので、ロボット開発、大事です。 ワーキングに来てくださった産総研や豊橋技科大の研究者の皆さんにによると、最近は車輪のついたロボットだけでなく、歩行型のロボットもだいぶ性能が良くなってきているらしく、実証実験をやれる段階にきているようです。 ところが、ですよ。車輪の付いたロボットはいいんですけど、歩行型のロボットは、 「これは車じゃないだろ?」 という話になり、過去の事例がなく、道路運送車両法に規定がないので、車両区分が決まらないから、警察からの道路の使用許可が下りず、実証実験を断念することになったというわけです。 これおかしくないですか。過去の事例がないから、判断できないので許可できませんだと、未来永劫、技術の発展なんか起こらないでしょ。しかもAIの精度を高めるためにはデータ取得が重要で、実証実験でどんどんデータを取って、どんどん安全性向上にもつなげていかないといけません。でも安全を理由に、その実証実験が許可されないわけです。 当日、経産省と国交省と警察庁が説明に来てくださいましたが、 経産省の資料には、わが国ロボット産業の国際競争力の強化が重要で、2040年に20兆円の市場を獲得するんだ!と書いてあるわけです。 国交省は、自動運転の実証実験に係る基準緩和認定制度を創設していて、本制度を活用して自動運転の実証実験を支援しているんだというわけです。 でも、申請したら、警察は現場判断で、過去の事例がなく、許可できません、って ナニ、コレ? という話なんですよ。 こういう話は本当に枚挙に暇がないわけです。走行データとか診断データが多いほど、予測精度が高まって安全性が高まるのに、そのデータ取得をしようと言う実証実験をしようという段階で、所管官庁に阻まれて前に進まないという話が多すぎる。ドローン、AIホスピタル、自動運転。全部これです。 先端技術を迅速に社会実装するためにはどうしたらいいのか。 先日のデジタル行財政改革会議でも発言しましたが、 AI・デジタル分野の規制のあり方をリデザインする必要があると考えています。AI・デジタル分野は規制改革のスピードが遅いことによってもたらされる機会費用が非常に高い。国際競争に勝っていくためにも、民間のイノベーションを阻害しないということがとても重要です。







