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【小学校で火事児童ら11人けが】窓から避難「素晴らしい判断」
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東京・北区の滝野川第三小学校の4階にある音楽準備室で火事発生。火事の発生時、5年生が音楽室で授業を受けていた
▼生徒は窓から外に出て避難
音楽室から廊下に出て約5mの所に階段
→火元の音楽準備室の近くだったため、階段から逃げられず
→校庭側と校舎の裏側の窓から外に避難
校舎裏側の窓から約20人がひさしに避難し、煙の来ない場所で救助を待っていた。ここには教員もいたか
校庭側の窓からは3人の児童がひさしに避難。高さ約10mのところで手すりや柵もなく危険な状況だった
▼今回の火事の特徴は?
元東京消防庁警防部長 佐藤康雄氏
「窓を見るとアルミの窓が溶けている。これは600℃以上の熱にさらされた証。普通の鉄だと1400~1500℃で溶けるがアルミはその半分、600℃で溶けるので相当な火力。200㎡程度燃えているということで、普通のマンションは平均80㎡なので、それが2個分ぐらい。大きく燃えたということで、昼火事としては非常に珍しい」
(Q.なぜ激しい火事になった)
「準備室ということで、いろんな物も置いてあると思うが、音楽室の準備ということで、音響のために部屋そのものが木質のもので覆われて、音を良くするために厚いカーテンがあった。特に立ち上がり火災は延焼しやすく、そういったことに影響するような物がたくさん置いてあったのではないか」
(Q.最上階の4階から出火したことについては)
「最上階ということで、煙は熱いので上に上がる。これが最上階ということで、周りに炎も煙も溜まって横に広がりやすい。これが高層階の中階ならば、煙と炎は上に逃げてくれるが、上が塞がれているので横に広がり、非常に命の危険があったと思う」
(Q.学校は廊下など風が通りやすく、火も通りやすい)
「病院とか学校は通路や階段が広いのが特徴なので、燃えると延焼しやすい特徴がある」
(Q.窓から外に避難したことについては)
「私も映像を見て初めて知ったが、音楽室の入り口にある準備室が燃えたので、逃げ場所がなく、袋小路で火に焼かれた状況。今回は先生の適切な指示でよく逃げられた、本当に運が良かった」
「窓は人が倒れないように、人間はヘソに重心があるので、それより高くできている。そこを乗り越えると重心が不安定で落ちる可能性もある。そういったことも含め、先生が適切に臨機の処置でとっさに判断して逃がした。だからこそ、子どもたちの命が助かった。これは素晴らしい判断だろうと思う」
▼音楽室付近は避難訓練の“想定外”学校の対応も変えるべき?
「校長先生が言うように、音楽室の準備室からの出火は、プロの消防官でもなかなか考えられないので、しょうがないとは思う。しかし、災害は想定していないところから起こるということを常に念頭においた方がいい」
(Q.スプリンクラーの設置状況は)
「消防的にスプリンクラーは、学校の場合は11階以上は付けなくてはいけない。普通は面積と高さで規制されているが、学校の場合は11階以上と面積の規制はない。なので、4階なのでスプリンクラーをつける基準はなかった」
(Q.日頃の訓練が重要に)
「頭で考えてもなかなか動けないので、動いて訓練をするというのは大事だが、子どもは動く、先生方はそれに加えて、『こういう場合どうだろう』と頭の中でのシミュレーション、脳に汗をかく訓練もぜひしてほしい」
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