くめっち retweetledi

調査によると、先般のトランプ政権によるイランへの攻撃を「支持する」は少数派らしいですね。しかし私は開戦当初より支持しています。ここにその理由を記しておきます。
結論から言うと、イランへの攻撃が中国の台湾侵攻の可能性を低めている、平和を近づけているため、私は支持します。
順を追って話しましょう。
1. 中国が隠さぬ「統一」への執念
中国共産党にとって、台湾統一は「歴史的使命」であり、習近平政権は軍事準備推進を公言しています。これは単なるスローガンではなく、建軍100周年に合わせた具体的なタイムスケジュールとして、着々と軍備増強が進められています。
2. 最大の障壁は「経済」という見えない壁
軍事力で勝る中国が、なぜ今すぐ動かないのか。その最大の懸念は、ウクライナ侵攻後のロシアが直面したような国際社会からの猛烈な経済制裁です。世界経済と密接に繋がっている中国にとって、ドル決済網(SWIFT)からの排除や資源封鎖は、政権の存立を揺るがす死活問題となります。
3. 「権威主義枢軸」:制裁回避のネットワーク
中国はこのリスクを回避するため、ベネズエラ、イラン、ロシア、北朝鮮といった、いわゆる「権威主義枢軸」との連携を強化してきました。これは単なる友好関係ではなく、西側の経済圏から切り離されても機能する、制裁回避のための裏口ルートを構築する試みです。
4. イラン:人民元決済の「ハブ」
特にイランの存在は決定的です。イランは中国に対し、ドルを介さない人民元決済での石油供給を行っています。これにより、アメリカがドルを武器に制裁を課したとしても、中国はエネルギー供給という「継戦能力」を維持できる仕組みを整えていたのです。
5. 崩れた防波堤:ベネズエラ・イランへの打撃
しかし、アメリカが先にベネズエラを叩き、続いてイランを叩いたことで、この構図は一変しました。中国にとっての「制裁逃れのシェルター」が次々と破壊されたことを意味します。エネルギー供給源と決済のハブを失ったことで、中国の制裁下での継戦能力は大幅に削がれることとなりました。
6. 台湾という「天然の要塞」が阻む短期決戦
中国側が理想とするのは、一気に首脳陣を無力化する「斬首作戦」による短期決戦です。しかし、台湾の地理的条件がそれを拒みます。
・海という障壁: 陸上部隊の輸送は船舶に頼らざるを得ず、それ自体が地対艦ミサイルの格好の標的となります。
・険峻な山地: 国土の3分の2が山岳地帯であり、装甲部隊の進軍を物理的に阻みます。
・網羅されたシェルター: 長年の戦争準備により、台湾全土には強固な地下施設が張り巡らされています。
7. 「長期戦」という最悪のシナリオ
短期決戦が失敗し、戦いが数ヶ月から数年に及ぶ「ウクライナ型」の長期戦になれば、中国は他国の介入と経済制裁の波に飲み込まれます。資源のバックアップ(イラン等)を失った状態での長期戦は、中国にとって自滅を意味します。
8. アメリカが譲れない「核のパワーバランス」
もし台湾が中国の手に落ちれば、中国の核搭載原子力潜水艦(SSBN)は、誰にも邪魔されずに深海を通ってアメリカ近海まで進出可能になります。これはアメリカにとって本土への核の脅威が劇的に高まることを意味し、「絶対に許容できないレッドライン」です。
9. 在日米軍:台湾防衛の「矛」
アメリカが介入せざるを得ない以上、その中核を担うのは沖縄や横須賀に展開する在日米軍です。地理的にも戦力的にも、日本を拠点とせずして台湾防衛は成り立ちません。
10. 日本の基地は「第一の標的」
米軍が日本から出撃する以上、中国軍がその「発進源」を叩こうとするのは軍事合理性に基づいた必然です。嘉手納や横須賀、佐世保といった基地は、紛争開始と同時に弾道ミサイルなどの攻撃対象となります。
11. 「日本有事」は議論の余地なく訪れる
「台湾有事は日本有事か?」といった政治的議論を戦わせている余裕はありません。台湾で戦端が開かれれば、日本国内の米軍基地へミサイルが飛来してくるのが現実です。日本は望むと望まざるとにかかわらず、紛争の当事者となります。
12. 戦場そのものとしての日本
台湾侵攻が現実となれば、日本の領土、領海、領空は文字通り戦場そのものに位置することになります。国民の生命と財産が直接的な危機にさらされる、戦後最大の難局です。
13. 日本が回避すべき「最悪」
日本にとって最良のシナリオは、中国に「今は勝てない、あるいはリスクが高すぎる」と諦めさせ「戦争そのものを起こさせないこと(抑止)」に尽きます。
14. 結論:イラン攻撃が台湾の平穏を守る
1〜5で述べた通り、アメリカが中東での影響力を再編し、イランやベネズエラを抑え込んだことで、中国の「制裁耐性」は瓦解しました。結果として、中国の台湾侵攻に対するコスト計算は跳ね上がり、侵攻の可能性は大きく減じることとなったのです。
15. 冷徹な現実としての「歓迎」
人道的な観点や中東情勢の不安定化は懸念されますが、東アジアの安全保障という一点に絞れば、この展開は「歓迎せざるを得ない」結果です。中東でのアメリカの強硬姿勢が、間接的に日本の平和を守る盾となっているのです。
以上の点から、私はトランプ大統領のイランへの攻撃を支持するものです。付け加えるならば、核を持った米中二大国の全面戦争は、核戦争にならなかったとしても世界大戦レベルの戦いとなり、人的、経済的被害は甚大なものとなります。これを避けるべきなのは当然だと思いますし、イランへの攻撃はその重要な一手となるものなのです。
日本は第二次大戦及びその反省から、軍事的、地政学的に「ナイーブ」といいたいほどの潔癖症を発症していますが、この世界の現実の前に、そのままで国民を守れるかどうか、という段階にきていると個人的には思います。
多くの日本人が現実を直視するようになることを願ってやみません。
それではまた。

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