




motoko gram
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@momogramo
日本で❌イチ→渡英21年、再婚20年。夫→ハリポタ元俳優、日本敬い日本人に生まれたかった自称ぱちぱちてつお@danshakutetsuo ウィンブルドン我が家で自ら柚子育て、うどんに柚子胡椒、きんぴら大好きラン狂。レース前勝負飯は親子丼、味噌煮込みに羊羹。日本の四季に人を激愛す彼、オランダ系南ア産名古屋人。インスタ↓







夫が言う。日本には温かな場所が皆に開かれていた。彼がかつて25年前に訪れた日本ではたくさんの優しい方々、英語ができないからと赤くなりながらも身振り手振りで切符を買うのを助けて下さり、ハラヘリでふらり、迎え入れて下さるお店ではメニューが分からないとお客さんが俺が食べてるのはこれ、このやつだよと、湯気で曇ったラーメン屋さん、煙が香ばしい焼き鳥屋さんで、周りのお客さんが囲んで助けてくれた。 桜が見たい、でもどこだろうと迷っていると、知らない御婦人がこっちこっちと手を引いてくださった。 老舗の和菓子屋さん本店でレシートご入用ですか?とご丁寧に夫ごときにお声を掛けてくださったのに「いらん」と言ってしまい、私がすみませんと頭を下げると「はは、和菓子が好きなんて珍しい西洋のお方やなあ、大事に柚子の入れ物抱えてくださるなんて可愛らしい、うれしいですな。また来てくださいね。」と、謙虚にユーモアを込めて笑って下さった。 夫が続ける。「日本のしとは優しい、優しいから傷つくし誇りに思える長い長い歴史や文化、伝統があるからそれを解らないで踏みにじるストレンジャーに違和感を覚えるのは当たり前なんだ。温かな場所は皆に開かれているのに扉を閉めさせてしまっているのはそれを尊重しない、土足で踏みにじるわからんぼう達なんだよ。残念ですよ、あんなに美しい国、人々に本当に触れ合わずに、にわか観光に、移住してもまるで国ごと引っ越したみたいに振る舞うなんて、失礼だよ、かなしいよ。」 私の近所にある古いパブがある。チェーンに多くの店が吸収されたり、参加していく中、そこは一見さんお断りのような無茶苦茶コアで入りにくい雰囲気が漂っている。何度も窓から入りたいなと伺ったが勇気が出なかった。中は地元の立ち飲みを愛する人々、テーブルがあるにその脇に立って飲む、又はゆっくりパイントエールと読書を味わう、そんな時間が止まったようなそこは30人も入ったら満員な小さなパブ。 かつて勇気を出し入った際には、私がどれだけイギリスのパブが好きで、疎外感を感じたり孤独だった時にはパブで人々のドラマを眺めて、あの方もお一人だな、どんな背景があるのだろうなど考えていた事を話したら、それ以来温かく、君は私たちの一員だから、と頑なで一見怖そうなバーマンの方や、まさにイギリス地元のジェントルマンさん達も温かく迎えてくださるようになった。 私が英語を話す努力もしないで、ただ指さしていたり、いきなり自国語でこれくれっていったら、どうなっていただろう。 日本でも、夫を受け入れてくださった方々がいた、扉は今も開かれているのだ。ただ、訪れる側が勝手にそこを狭く、固く閉ざしてしまっている。 私は今温かな人に恵まれ、温かな場所にいる。イギリスで常にその文化や伝統、しきたりを尊重している。当たり前のことだと思っている。 逆の立場で願う。訪れる人は日本の文化や伝統にどうか、どうか、尊敬を持って、人々を敬い、優先してほしい。そして、温かな場所にたどり着いてほしい。 夫に優しくしてくださる皆様、本当にありがとうございます。感謝しかありません。 パブ The Trafalgar 23 High Path, London SW19 2JY インスタグラム instagram.com/thetrafalgarsw…

夫が言う。日本には温かな場所が皆に開かれていた。彼がかつて25年前に訪れた日本ではたくさんの優しい方々、英語ができないからと赤くなりながらも身振り手振りで切符を買うのを助けて下さり、ハラヘリでふらり、迎え入れて下さるお店ではメニューが分からないとお客さんが俺が食べてるのはこれ、このやつだよと、湯気で曇ったラーメン屋さん、煙が香ばしい焼き鳥屋さんで、周りのお客さんが囲んで助けてくれた。 桜が見たい、でもどこだろうと迷っていると、知らない御婦人がこっちこっちと手を引いてくださった。 老舗の和菓子屋さん本店でレシートご入用ですか?とご丁寧に夫ごときにお声を掛けてくださったのに「いらん」と言ってしまい、私がすみませんと頭を下げると「はは、和菓子が好きなんて珍しい西洋のお方やなあ、大事に柚子の入れ物抱えてくださるなんて可愛らしい、うれしいですな。また来てくださいね。」と、謙虚にユーモアを込めて笑って下さった。 夫が続ける。「日本のしとは優しい、優しいから傷つくし誇りに思える長い長い歴史や文化、伝統があるからそれを解らないで踏みにじるストレンジャーに違和感を覚えるのは当たり前なんだ。温かな場所は皆に開かれているのに扉を閉めさせてしまっているのはそれを尊重しない、土足で踏みにじるわからんぼう達なんだよ。残念ですよ、あんなに美しい国、人々に本当に触れ合わずに、にわか観光に、移住してもまるで国ごと引っ越したみたいに振る舞うなんて、失礼だよ、かなしいよ。」 私の近所にある古いパブがある。チェーンに多くの店が吸収されたり、参加していく中、そこは一見さんお断りのような無茶苦茶コアで入りにくい雰囲気が漂っている。何度も窓から入りたいなと伺ったが勇気が出なかった。中は地元の立ち飲みを愛する人々、テーブルがあるにその脇に立って飲む、又はゆっくりパイントエールと読書を味わう、そんな時間が止まったようなそこは30人も入ったら満員な小さなパブ。 かつて勇気を出し入った際には、私がどれだけイギリスのパブが好きで、疎外感を感じたり孤独だった時にはパブで人々のドラマを眺めて、あの方もお一人だな、どんな背景があるのだろうなど考えていた事を話したら、それ以来温かく、君は私たちの一員だから、と頑なで一見怖そうなバーマンの方や、まさにイギリス地元のジェントルマンさん達も温かく迎えてくださるようになった。 私が英語を話す努力もしないで、ただ指さしていたり、いきなり自国語でこれくれっていったら、どうなっていただろう。 日本でも、夫を受け入れてくださった方々がいた、扉は今も開かれているのだ。ただ、訪れる側が勝手にそこを狭く、固く閉ざしてしまっている。 私は今温かな人に恵まれ、温かな場所にいる。イギリスで常にその文化や伝統、しきたりを尊重している。当たり前のことだと思っている。 逆の立場で願う。訪れる人は日本の文化や伝統にどうか、どうか、尊敬を持って、人々を敬い、優先してほしい。そして、温かな場所にたどり着いてほしい。 夫に優しくしてくださる皆様、本当にありがとうございます。感謝しかありません。 パブ The Trafalgar 23 High Path, London SW19 2JY インスタグラム instagram.com/thetrafalgarsw…















