
北川清一郎@(株)心理オフィスK
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北川清一郎@(株)心理オフィスK
@sofficek
(株)心理オフィスKの代表取締役をしています。臨床心理士と日本精神分析学会認定心理療法士と公認心理師を持っています。2015年から東京と横浜で開業臨床をしています。精神分析的心理療法を軸にして、カウンセリングや認知行動療法、EMDRなどもしています。9〜22時開室。土日も開室。TEL:045-642-5466





臨床心理士・公認心理師の資格を持つ人物が、支援対象者へのわいせつ行為の疑いで逮捕されたという報道がありました。現時点では容疑を一部否認しており、裁判や判決が出るまでは断定的に語るべきではありません。 ただ、仮に報道されている内容が事実であるなら、これは心理療法の領域でいう「境界侵犯」の問題として理解されるべきものです。境界侵犯とは、支援者が支援関係の非対称性や信頼関係を利用し、治療や支援ではなく、自身の欲求を満たす方向に関係を逸脱させてしまうことを指します。 この問題については、ギャバードが詳しく論じています。境界侵犯をするセラピストは、しばしばナルシシズムの問題を抱えているとされます。しかし重要なのは、ナルシシズムは特殊な人だけの病理ではなく、誰しもが持っている人間的な問題だという点です。 そのため、境界侵犯をする人を「自分たちとは全く異なる異常な人」として切り離して終わるだけでは不十分です。むしろ、我々自身も条件や状況、ボタンの掛け違いによっては同様の問題を起こし得る存在なのだ、という視点が必要なのだと私は考えます。 これは、自分は絶対に交通事故を起こさないと思い込むのではなく、「自分も事故を起こし得るから気をつけよう」という姿勢に近いでしょう。心理臨床においても同様に、「自分は境界侵犯などしない」と考えるのではなく、「自分にもその危険性がある」という前提で、教育分析、スーパービジョン、倫理的な内省を継続していくことが重要なのだと思います。


臨床心理士の領域では、昔から「心」を非常に重視する文化や思想があります。もちろん心そのものは目に見えるものではありません。しかし同時に、声の調子や間、場の空気感、身体の緊張、生身で同じ空間にいる感覚など、身体性やリアルな接触を通してこそ感じ取れるものがある、という考え方も根強くあります。 そのため、デジタルを介さない対面での出会いや交流を重視する傾向があり、それはカウンセリング実践だけでなく、研修や教育のあり方にも影響しているのでしょう。私自身も、その思想や信念については理解できる部分があります。 一方で、遠方参加者の負担や利便性を考えると、すべてを対面に限定することが常に適切とも言い切れないように思います。特に講義中心の研修であれば、オンラインの活用によって学びの機会を広げられる面も大きいでしょう。デジタル技術が発達した現代だからこそ、生身の接触や出会いをどう位置づけるのかが、改めて問われているのだと思います。


【心理オフィスK】「カウンセリングの終結について」カウンセリングは永遠に続くものではなく、いずれどこかの時点で終わりを迎えるものです。ここではそのカウンセリングの終わりについて書いていきます。 s-office-k.com/personal/colum…


キャリアコンサルタントの更新講習は、オンラインか否かには全くこだわりが見られないのに、臨床心理士の更新講習は、どうしてそこまで対面にこだわるんだろう コスパとタイパはもとより、遠方からの参加は本当に大変


臨床心理士・公認心理師の資格を持つ人物が、支援対象者へのわいせつ行為の疑いで逮捕されたという報道がありました。現時点では容疑を一部否認しており、裁判や判決が出るまでは断定的に語るべきではありません。 ただ、仮に報道されている内容が事実であるなら、これは心理療法の領域でいう「境界侵犯」の問題として理解されるべきものです。境界侵犯とは、支援者が支援関係の非対称性や信頼関係を利用し、治療や支援ではなく、自身の欲求を満たす方向に関係を逸脱させてしまうことを指します。 この問題については、ギャバードが詳しく論じています。境界侵犯をするセラピストは、しばしばナルシシズムの問題を抱えているとされます。しかし重要なのは、ナルシシズムは特殊な人だけの病理ではなく、誰しもが持っている人間的な問題だという点です。 そのため、境界侵犯をする人を「自分たちとは全く異なる異常な人」として切り離して終わるだけでは不十分です。むしろ、我々自身も条件や状況、ボタンの掛け違いによっては同様の問題を起こし得る存在なのだ、という視点が必要なのだと私は考えます。 これは、自分は絶対に交通事故を起こさないと思い込むのではなく、「自分も事故を起こし得るから気をつけよう」という姿勢に近いでしょう。心理臨床においても同様に、「自分は境界侵犯などしない」と考えるのではなく、「自分にもその危険性がある」という前提で、教育分析、スーパービジョン、倫理的な内省を継続していくことが重要なのだと思います。


【心理オフィスK】カウンセリングを受けることの苦痛について #臨床心理士 #公認心理師 #カウンセリング #認知行動療法 s-office-k.com/personal/colum…


反応性愛着障害についての動画をアップしました。 反応性愛着障害とは、幼少期に安心できる養育関係を築きにくかったことで、人との関係に強い不安や困難が生じる愛着障害(アタッチメント障害)の一つです。 人を信頼しにくい、感情表現が少ないなどの特徴が現れることもあります。 本動画では、その背景や特徴を分かりやすく解説しています。 #株式会社心理オフィスK #心理オフィスK #臨床心理士 #公認心理師 #カウンセリング #カウンセラー #メンタルヘルス #愛着障害 #アタッチメント障害 #反応性愛着障害障害











