わと
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わと
@wato7112
少々人見知りな物語が好きな人 自分の「好き」を探している どこにあるんだろうか?
番組『空夜のだんわ』 Katılım Mart 2017
99 Takip Edilen86 Takipçiler

1巻発売前に「全文試し読みキャンペーン」。
なぜそのような、赤字覚悟の施策に至ったか、少しだけお話させてください。
私と岬鷺宮先生のお付き合いは、『三角の距離は限りないゼロ』の最終巻の引継ぎ、そして『あした、裸足でこい。』の立ち上げから始まりました。
『三角』は私がKADOKAWAに入社したタイミング、研修でお世話になっていた、松戸の良文堂書店で手に取った本でした。
そんな作品の最終巻を任され、二人三脚で新しく作品づくりができる嬉しさに、身が引き締まった思い出があります。
そして、岬先生とのお仕事が5年目に突入した頃。
私は、ずっと書いてもらいたかった企画を切り出してみました。
「岬さん、バンドもの書きませんか?」
聞けばこの人、以前はメジャーバンドで活動されていたとのこと。
私は、作家さん自身がこだわり抜けるテーマで書いてもらうのが、一番火力の高い小説になると考えています。
その経験があれば、絶対に面白い小説になると、確信していました。
するとちょうど、ご友人の西条陽先生とその新企画を話されていたと言うではありませんか。
……いや、なんか先を越されたみたいで悔しい。嬉しいけど。
ともあれ、さっそく原稿を依頼しました。
そして第一稿を拝見して……。
3回読みました。
そして、3回泣きました。アツすぎて。
それも、全部違うシーンで。
岬鷺宮の最高傑作。
そう言ってまったく差し支えありません。
だがここで、私はある一つの難問に頭を抱えることになります。
そう、編集者としてこの作品をどう売るか、です。
譲れない信念を抱えた、一筋縄ではいかないキャラクターたち。
まるで音が聞こえてくるかのような、繊細な音楽描写。
デスゲーム的な要素もあって、誰が脱落するのか、展開に何度も裏切られる。
その散り様すら、胸を締め付けられるほど美しい。
この小説には、全てがありました。
ラブコメやファンタジーと言った、分かりやすい『ジャンル』以外は。
いわずもがな、ラノベにおいてジャンルは大切です。
偉大な先行作たちのおかげで、読者にどういう感情をお届けできるか、明確だからです。
編集者にとって、これほど売りやすいことはない。
しかし、『神懸かれ、キラーチューン。』には、ジャンルはありません。
広義の「デスゲーム」にあたるのかもしれませんが、人は死にません。
はたまた「音楽もの」なのかもしれません。けどそれってジャンルなのだろうか。
いわば、まったく新しい音楽小説なのです。
ただそれゆえに、面白さをどう皆さんに伝えたらいいのか分からない。
編集泣かせの作品です。
悩んで悩んで悩みぬいた先に、ある日ふと閃きました。
1巻丸ごと読んでもらえばいいじゃないか。
当然、私は一人の会社員として、皆さんにこの作品を買ってもらう必要があります。
1回読んだら、書籍を買ってくれないという意見もありました。
それでは、作家さんに売上という形で報いることができない。
それでも私は、この作品は何度でも読み返したくなる強度がある、と感じました。
読めば書籍でもう一度読みたくなる。
1か月後の2巻も読みたくなる。
だから赤字覚悟の施策だってできるんです。
ぜひご一読ください。
後悔はさせません。
そしてぜひ、感想をポストしてください。
面白かった、つまらなかった、なんでも構いません。
なぜなら、絶対に面白いという声が聞けると確信しているからです。
人数制限はありません。
募集締切も今のところは未定です。
ご参加、お待ちしています。
#神チュン
▼ご参加はこちらからです
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