山口 悟|サイエンスライター
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山口 悟|サイエンスライター
@satoru_sci
生活の中の「なぜ?」が科学でわかる|化学・薬学をやさしく解説 | 著書『身のまわりのありとあらゆるものを化学式で書いてみた』(ベレ出版)『「なぜ薬が効くのか?」を超わかりやすく説明してみた』(ダイヤモンド社)| 博士(理学) | 薬剤師免許 | お仕事のご相談→[email protected] まで














ビタミンB₁₂はどのようにして吸収されるのか? →そのままでは吸収されず、胃と協力してから小腸で吸収されます! #人体と化学の話 #科学 ビタミンB₁₂は、コバルト(元素記号:Co)というミネラルを含む複雑な化合物で、DNAの合成に関わるビタミンです。 これがないとDNAの合成に影響が出て正常な赤血球がつくれず、巨赤芽球性貧血という病気の原因になってしまいます。 しかしこのビタミン、単独では吸収できません。 胃の細胞が分泌する「内因子」という物質と結合し、はじめて小腸で吸収されます。 胃は食べ物をバラバラにするだけでなく、ビタミンが吸収されるためのアシストもしているのです。 ちなみにビタミンB₁₂は、レバー・魚介類・貝類などに多く含まれています。



ミネラルの「亜鉛(元素記号:Zn)」は体で何をしている? →多くの酵素の働きを助け、体の中の化学反応を支えています! #人体と化学の話 #科学 亜鉛イオンとして、例えばアルコールを分解する酵素や、DNAを合成する酵素の構成成分になっています。 このミネラルは、牡蠣・牛肉・ナッツ・チーズなどに多く含まれています。 不足すると味覚の感度が低下してしまうことが知られていますが、これは味を感じる舌の「味蕾(みらい)」の機能の維持に関わっているためです。 ちなみに、タンパク質の複雑な立体構造を維持する役割もあります。 この際、亜鉛イオンを中心としたタンパク質の一部分が指(フィンガー)のような形をとることから、この構造は「亜鉛フィンガー」と呼ばれています。 遺伝子の発現の調節には、この構造とDNAの相互作用が深く関わっています。


