
にゅ〜ろろぐ🧠|脳と神経の専門医🔨
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にゅ〜ろろぐ🧠|脳と神経の専門医🔨
@NeurologStrHd
急性期病院で診療・教育・研究に従事|専門分野は脳卒中・頭痛|エビデンスを明日から使える知識へ|片頭痛もち|#mJOHNSNOW|





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【片頭痛持ちは、将来認知症になりやすい?】 外来で片頭痛の患者さんから、 「頭痛が多いと、将来認知症になりやすいのでしょうか?」 と聞かれたら、どう答えますか。 これまで片頭痛と認知症リスク上昇を示す報告もありました。しかし、最近のRotterdam Studyでは、少し違う結果が報告されています。 一般住民6,888人を対象とした前向きコホート研究です。 ベースラインで片頭痛を有していたのは1,041人(15.1%)。 追跡期間中央値は9.4年でした。 結果は意外で、片頭痛のある人では、ない人と比べて認知症発症リスクが低いという関連がみられました。 ・認知症:HR 0.70(95%CI 0.51–0.95) ・アルツハイマー病:HR 0.58(95%CI 0.40–0.85) では、 「片頭痛は認知症を予防する」 と言ってよいのでしょうか。 ここは疫学・因果推論の視点から慎重に読みたいところです。 これは観察研究なので、示しているのはあくまで「関連」です。 考えるべきポイントは、少なくとも3つあります。 1つ目は、既報との不一致です。 過去のメタ解析では、片頭痛と認知症リスク上昇の関連を示したものもあります。 ただし、研究デザイン、片頭痛の評価方法、認知症診断、調整因子には違いがあります。 評価方法や対象集団の違い、想起バイアス・選択バイアスなどの影響も考える必要があります。 2つ目は、曝露評価の難しさです。 片頭痛は若年期から続くことが多い一方、認知症は高齢期に発症します。 高齢期に質問票で片頭痛歴を評価すると、記憶の問題や前駆期認知機能低下の影響を受ける可能性があります。 3つ目は、未測定交絡です。 教育歴、生活習慣、受診行動などを調整しても、観察研究で交絡を完全に除くことは困難です。 【本日のまとめ】 ・Rotterdam Studyでは、片頭痛は認知症リスク低下と関連していた ・ただし、既報とは結果が一致せず、バイアスや交絡の影響も考慮が必要 ・臨床では「片頭痛=認知症リスク」と短絡せず、過度な不安を和らげる材料として使うのが妥当 「認知症を予防する」ではなく、 「過度に心配しすぎなくてよい」 くらいが誠実な解釈だと思います。 片頭痛診療では、 「頭痛を減らす」だけでなく、 患者さんの将来不安にどう答えるかも大事ですね。 参考文献: Acarsoy C, Bos D, Mooldijk SS, Ikram MA, Ikram MK. Migraine and the Risk of Dementia in the General Population. Alzheimers Dement. 2026;22(4):e71386. doi:10.1002/alz.71386 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42026653/ Jiang W, Liang GH, Li JA, Yu P, Dong M. Migraine and the risk of dementia: a meta-analysis and systematic review. Aging Clin Exp Res. 2022;34(6):1237-1246. doi:10.1007/s40520-021-02065-w pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35102514/







ACNESという病気を知っていますか? ある日突然、腹痛が起きて、人生で感じたことがない強い痛みなのに、病院にかかって検査をしても原因不明と言われる。 そんな痛みの中に腹部前皮神経絞扼症候群(ACNES;Abdominal Cutaneous Nerve Entrapment Syndrome)があります。 これは腹部の皮膚に行く神経(肋間神経の前皮枝)が通り道である腹直筋の部分での何らかの障害で腹痛が起きる病気です。 腹壁が原因なので内臓には障害がないのですが、内臓疾患のように吐き気や胸焼けを伴うこともあります。 採血やCTなどの画像検査でも何も見つからないので、この疾患を知らないと見過ごされるケースがあります。 多くが痛みで生活に支障がきていますが、注射による治療がとても有効で、1回で治ることも多く経験します。(慢性化しているものは数回必要なこともあります。) 僕は現在小さな病院で働いていますが、年間5例以上見ています。 (消化器内科としても働いているからかもしれませんが。) 特に、消化器内科医、消化器外科医に知っておいてほしい疾患の一つですね。 診断基準は 1、圧痛が腹部の片側 2、圧痛点が2cm以下のpinpoint 3、Carnett徴候が陽性 4、Pinch testが陽性 5、血液検査や画像検査で他の疾患が除外されること 6、局所麻酔による注射が著効すること などです。 もちろん重要な疾患を除外してからの診断になりますので、そこは注意が必要です。



『映画のフィルムが 回るような問診をしよう』 師匠に教わった言葉🎥 失神、痙攣、意識障害など こういう症候は、病歴が特に重要 「いつ、どこで、何をしていて、どう始まり、周囲は何を見たか」 情景が浮かぶレベルまで掘り下げると 診断が見えてくることがありますよね


This study looked at the cost-effectiveness of IV alteplase plus #thrombectomy vs thrombectomy alone in patients admitted directly to thrombectomy-capable centers across 16 countries, stratified by onset-to-IVT time: hubs.la/Q04gpmDk0 #Stroke










