Sabitlenmiş Tweet

あ、だからこの人は
「敵を作らずに、自然と協力が集まるんだな」
と思う出来事があった。
ある日の定例ミーティング。
営業部の一人が、
少し苛立った口調で言った。
「この申請フローだと
現場のスピード感に合ってないです」
「すぐ決めて進めないと、
案件を失う可能性もあるんですよ」
すると今度は、
管理部が譲らない。
「ルールを守らないと、
後で必ずトラブルになります」
「例外を認め始めると、
管理が回らなくなるんです」
完全に、
営業 vs 管理という対立構造。
営業は、
「融通が利かない」と思っている。
管理は、
「例外は通せない」と思っている。
どちらも責任感からくる
“正論”だった。
その空気の中で、
管理部にいる中堅の彼が口を開いた。
「一度、整理させてください」
まず、営業側に向けて言った。
「営業の皆さんは、
“今この案件を逃したくない”
会社の売上を伸ばしたいという
強い信念のもと
動いてくださってますよね」
次に、管理側を見て続けた。
「管理側としては、
“一度の例外が、後で大きな問題になる”
という場面を見てきています」
「後々トラブルになって、
結果的に営業の皆さんが
苦労しないように、
という想いもあります」
「そして何より、
ルールを守ることが
会社を守ることに繋がります」
誰も否定しない。
どちらの言い分も、
彼の口から“正しく”言語化された。
場の空気が、
少しだけ緩んだ。
彼は続けた。
「どちらも、
会社にとって必要な視点ですよね」
対立ではなく、
互いの想いを
丁寧に“翻訳”した。
その上で、こう提案した。
「では、
“例外を作るかどうか”ではなくて」
「どんな条件が揃えば、
管理側も安心できるのかを
一緒に擦り合わせませんか?」
ルールは壊さない。
でも、現場も切り捨てない。
すると、管理側が言った。
「この条件が揃えば、
即時判断でも問題ないです」
営業側も返した。
「そこまで分かっていれば、
事前に準備できて助かります」
衝突は、
“調整”に変わった。
誰かが折れたわけじゃない。
誰かが勝ったわけでもない。
でも、
仕事は前に進んだ。
彼の立ち回りをまとめると、
・互いの想いや感情を言語化する
・正論をぶつけず、価値観を翻訳する
・対立構造ではなく、橋渡しをする
・共通の目的(会社を守る)に戻す
敵を作らない人は、
「どちらの言い分を通すか」
という構図を作らない。
だから、
どちらからも
「敵」にならない。
営業と管理が
本当に欲しいのは、
勝ち負けじゃない。
自分たちの想いを
理解してもらうこと。
そこを押さえられる人は、
部門を超えて信頼される。
結果的に、
一番仕事が通りやすくなり、
一番遠くまで行ける。
「敵を作らない思考法」は、
こういう
“板挟みの現場”でも
大きな価値を発揮する。
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