
世界の携帯通信網に潜む設計上の欠陥が悪用され、複数年にわたり要人の位置追跡が行われていたことが判明した。端末に触れず監視できる手法が確認され、通信基盤の信頼性に深刻な懸念が広がっている。 調査はCitizen Labが公表した「Bad Connection」によるもので、SS7とDiameterという通信プロトコルの脆弱性が悪用された。SS7は3G時代の仕組みで、事業者間の信頼を前提に設計されており認証や暗号化が不十分である。 攻撃者は通信網に直接クエリを送り、端末が接続する基地局情報を取得することで高精度な位置追跡を実現する。さらに4Gや5Gで使われるDiameterも完全ではなく、旧来のSS7との互換機能を突いて防御を回避する手法が確認された。 調査では通信事業者を装う「ゴーストオペレーター」が複数国で活動し、通常のローミング通信に紛れて追跡を実行していた。これにより通信やSMSの傍受、二要素認証の回避も可能になるとされる。 こうした監視技術は政府や民間に販売されており、構造的問題として各国当局も懸念を強めている。単一プロトコルの対策では不十分で、世代をまたいだ統合的な防御体制の必要性が指摘されている。 gbhackers.com/hackers-exploi…








