田上孝一

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田上孝一

田上孝一

@tagamimp

ぼんやりとした日々を過ごしてます。自己主張がないです。よく本を出します。批判的マルクス主義者です。社会主義理論学会事務局長・日本文藝家協会会員。執筆、講演の依頼、随時受け付けています。連絡先は社会主義理論学会事務局に同じ。アイコンは私ではありません。フォローはご自由に。

赤塚 Katılım Ekim 2010
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田上孝一
田上孝一@tagamimp·
2026年度オンライン・プレ講座 ──再び『ドイツ・イデオロギー』を読む── 講師:田上孝一 講座回数:月2回全4回 講座日時:2026年4月~2026年6月 第二・第四木曜日19時~20時30分 第1回2026年4月23日 第2回2026年5月14日 第3回2026年5月28日 第4回2026年6月11日 受講料:一般8000円 学生4000円 一般リピーター割引:6000円 ² 一般リピーター割引は、過去のオンライン講座受講者に適用。プレ講座のみ受講者も対象。 ² 昨年度は学生枠で受講したが、今年度は一般枠になった場合も適用。 ² 学生リピーター割引はありません。 ² プレ講座一般枠受講者は11月からの本講座で一般リピーター割引適用になります。 講座主旨:2020年度から始まったオンライン講座は、25年度も変わらず継続することができました。これを受けて26年度もオンライン講座を開講します。そして今年度も昨年度同様に、メイン講座に先駆けてプレ講座を行うことにしました。昨年度は唯物史観の原典である『ドイツ・イデオロギー』を扱いました。今年度も引き続いて『ドイツ・イデオロギー』を読んで行きたいと思います。 マルクスは『経済学・哲学草稿』で資本主義での疎外された労働を分析し批判しました。しかし『経済学・哲学草稿』では疎外がどうして生じたかの歴史的経緯は説明することはできませんでした。そうした疎外の歴史的生成過程を説明しようとする文脈で形成された歴史観が唯物史観(史的唯物論)です。『ドイツ・イデオロギー』ではマルクス主義の歴史観である唯物史観の原像が示されています。これを読むことは、マルクス及びマルクス主義に基づく社会主義思潮を理解するための必須の前提になります。 『ドイツ・イデオロギー』は唯物史観の原典ではありますが、マルクス独自の理論が当時の哲学者を批判する文脈で展開しているため、予備知識がないと正確な理解が困難な古典でもあります。この講座ではそうした背景知識も丁寧に解説しながら講読を進めて行きたいと思います。 講座の進め方や講座の雰囲気:毎回定時にZoomによるオンライン講座を行います。各回ともレジュメを作成し、分かり易く話します。質疑応答時間を十分に設け、質問には真摯に応答します。毎回和気あいあいでざっくばらんな雰囲気で進行します。オンラインですが、顔出し声出しは自由で、質問を強要することもありません。積極的に発言したい受講者も、恥ずかしいので聞くだけにしたいという受講者も、自分自身のペースで参加することができます。 受講対象:既に講師の著書を読んだ方は勿論、まだ読んでない方も予備知識なしで参加できます。基本的にマルクスの原典をまだ読んでいないような初学者の方でも理解できることを心掛けつつ、既に詳しく研究されている方にも対応できるようにします。昨年度プレ講座未受講者でも問題なく参加できます。 受講条件:Zoomによるオンライン講座なので、通信環境の整ったパソコンによる視聴が望ましいですが、スマホでも問題ありません。講座はオンタイムで行ないますが、毎回録画してストリーミング配信をするので、オンデマンドでも受講可能です。講座期間中はメールで随時質問を受け付けます。講座のレジュメも毎回配信します。 使用テキスト:服部文男監訳『[新訳]ドイツ・イデオロギー』新日本出版社 講座内容:今回の講座は昨年度読んだ箇所の続きから読むという形になります。しかし昨年度読んだ箇所は講座中に随時振り返るので、今回から参加しても問題ありません。講座全体の導入として、マルクスの思想発展における『ドイツ・イデオロギー』の位置付けを説明するところから始めます。必要に応じてドイツ語原文を提示しつつも、基本的には日本語テキストを一緒に読みながら解説するという方法で行います。毎回の講座では参加者の理解度を図りながら、センテンスずつ丁寧に、じっくりと読んで行きます。マルクス及び哲学の古典を読む訓練になると思います。 受講申込方法:受講希望者は一般と学生の別を明記し、「オンライン・プレ講座受講希望」と、田上まで直接メールで申し込んで下さい。リピーター受講の場合もその旨お知らせ下さい。受講申し込み及び参加に当たっては実名と匿名を問いませんが、申込人と受講料振込人の名義を一致させるようにして下さい。学生は大学院生を含みますが、学振PDは一般枠になります。学振DCは学生枠で受け付けます。学生かどうかは基本的に自己申告としますが、学生の場合は必ず本名で大学名と学部学年を明記して申し込んで下さい。申込及び参加の秘密は厳守します。 申込メールアドレス:tagamimp@kk.iij4u.or.jp 折り返し、「受講に当たっての注意点(誓約書)」と振込先口座をお知らせします。誓約書に同意し、振込みを完了した時点で正式申込となります。 申し込み期限:2026年4月16日
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マナマの生マナマコ
なぜ働いていると本が読めなくなるのか?疎外では?
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田上孝一 retweetledi
TGCH(tgch)
TGCH(tgch)@ningenzenbu·
私は俳句を作ることを実験と捉えていて、「内的な理想を外に出して実現することそれ自体に、あるべき理想との疎隔という意味で、疎外の契機が含まれる。」(『疎外論入門』81頁)ということ自体はそうであるとしても、それが「外に出して表現する」というモデルにはないのが俳句の感じだな、と思う。
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田上孝一
田上孝一@tagamimp·
@UFa6r 問題ないです。オンデマンドで録画を見返せますし、メールで質問もできます。顔出しや質問の強制は一切しません。
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sumi_@
sumi_@@UFa6r·
@tagamimp 今回からプレ講座に参加してもついていけますか?マルクスや哲学初心者です。
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田上孝一
田上孝一@tagamimp·
2026年度オンライン・プレ講座 ──再び『ドイツ・イデオロギー』を読む── 講師:田上孝一 講座回数:月2回全4回 講座日時:2026年4月~2026年6月 第二・第四木曜日19時~20時30分 第1回2026年4月23日 第2回2026年5月14日 第3回2026年5月28日 第4回2026年6月11日 受講料:一般8000円 学生4000円 一般リピーター割引:6000円 ² 一般リピーター割引は、過去のオンライン講座受講者に適用。プレ講座のみ受講者も対象。 ² 昨年度は学生枠で受講したが、今年度は一般枠になった場合も適用。 ² 学生リピーター割引はありません。 ² プレ講座一般枠受講者は11月からの本講座で一般リピーター割引適用になります。 講座主旨:2020年度から始まったオンライン講座は、25年度も変わらず継続することができました。これを受けて26年度もオンライン講座を開講します。そして今年度も昨年度同様に、メイン講座に先駆けてプレ講座を行うことにしました。昨年度は唯物史観の原典である『ドイツ・イデオロギー』を扱いました。今年度も引き続いて『ドイツ・イデオロギー』を読んで行きたいと思います。 マルクスは『経済学・哲学草稿』で資本主義での疎外された労働を分析し批判しました。しかし『経済学・哲学草稿』では疎外がどうして生じたかの歴史的経緯は説明することはできませんでした。そうした疎外の歴史的生成過程を説明しようとする文脈で形成された歴史観が唯物史観(史的唯物論)です。『ドイツ・イデオロギー』ではマルクス主義の歴史観である唯物史観の原像が示されています。これを読むことは、マルクス及びマルクス主義に基づく社会主義思潮を理解するための必須の前提になります。 『ドイツ・イデオロギー』は唯物史観の原典ではありますが、マルクス独自の理論が当時の哲学者を批判する文脈で展開しているため、予備知識がないと正確な理解が困難な古典でもあります。この講座ではそうした背景知識も丁寧に解説しながら講読を進めて行きたいと思います。 講座の進め方や講座の雰囲気:毎回定時にZoomによるオンライン講座を行います。各回ともレジュメを作成し、分かり易く話します。質疑応答時間を十分に設け、質問には真摯に応答します。毎回和気あいあいでざっくばらんな雰囲気で進行します。オンラインですが、顔出し声出しは自由で、質問を強要することもありません。積極的に発言したい受講者も、恥ずかしいので聞くだけにしたいという受講者も、自分自身のペースで参加することができます。 受講対象:既に講師の著書を読んだ方は勿論、まだ読んでない方も予備知識なしで参加できます。基本的にマルクスの原典をまだ読んでいないような初学者の方でも理解できることを心掛けつつ、既に詳しく研究されている方にも対応できるようにします。昨年度プレ講座未受講者でも問題なく参加できます。 受講条件:Zoomによるオンライン講座なので、通信環境の整ったパソコンによる視聴が望ましいですが、スマホでも問題ありません。講座はオンタイムで行ないますが、毎回録画してストリーミング配信をするので、オンデマンドでも受講可能です。講座期間中はメールで随時質問を受け付けます。講座のレジュメも毎回配信します。 使用テキスト:服部文男監訳『[新訳]ドイツ・イデオロギー』新日本出版社 講座内容:今回の講座は昨年度読んだ箇所の続きから読むという形になります。しかし昨年度読んだ箇所は講座中に随時振り返るので、今回から参加しても問題ありません。講座全体の導入として、マルクスの思想発展における『ドイツ・イデオロギー』の位置付けを説明するところから始めます。必要に応じてドイツ語原文を提示しつつも、基本的には日本語テキストを一緒に読みながら解説するという方法で行います。毎回の講座では参加者の理解度を図りながら、センテンスずつ丁寧に、じっくりと読んで行きます。マルクス及び哲学の古典を読む訓練になると思います。 受講申込方法:受講希望者は一般と学生の別を明記し、「オンライン・プレ講座受講希望」と、田上まで直接メールで申し込んで下さい。リピーター受講の場合もその旨お知らせ下さい。受講申し込み及び参加に当たっては実名と匿名を問いませんが、申込人と受講料振込人の名義を一致させるようにして下さい。学生は大学院生を含みますが、学振PDは一般枠になります。学振DCは学生枠で受け付けます。学生かどうかは基本的に自己申告としますが、学生の場合は必ず本名で大学名と学部学年を明記して申し込んで下さい。申込及び参加の秘密は厳守します。 申込メールアドレス:tagamimp@kk.iij4u.or.jp 折り返し、「受講に当たっての注意点(誓約書)」と振込先口座をお知らせします。誓約書に同意し、振込みを完了した時点で正式申込となります。 申し込み期限:2026年4月16日
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足立区読書好きのかとうさん
こちら申し込んだが、4/23日までに、前回の授業録画全部見なきゃ。
田上孝一@tagamimp

2026年度オンライン・プレ講座 ──再び『ドイツ・イデオロギー』を読む── 講師:田上孝一 講座回数:月2回全4回 講座日時:2026年4月~2026年6月 第二・第四木曜日19時~20時30分 第1回2026年4月23日 第2回2026年5月14日 第3回2026年5月28日 第4回2026年6月11日 受講料:一般8000円 学生4000円 一般リピーター割引:6000円 ² 一般リピーター割引は、過去のオンライン講座受講者に適用。プレ講座のみ受講者も対象。 ² 昨年度は学生枠で受講したが、今年度は一般枠になった場合も適用。 ² 学生リピーター割引はありません。 ² プレ講座一般枠受講者は11月からの本講座で一般リピーター割引適用になります。 講座主旨:2020年度から始まったオンライン講座は、25年度も変わらず継続することができました。これを受けて26年度もオンライン講座を開講します。そして今年度も昨年度同様に、メイン講座に先駆けてプレ講座を行うことにしました。昨年度は唯物史観の原典である『ドイツ・イデオロギー』を扱いました。今年度も引き続いて『ドイツ・イデオロギー』を読んで行きたいと思います。 マルクスは『経済学・哲学草稿』で資本主義での疎外された労働を分析し批判しました。しかし『経済学・哲学草稿』では疎外がどうして生じたかの歴史的経緯は説明することはできませんでした。そうした疎外の歴史的生成過程を説明しようとする文脈で形成された歴史観が唯物史観(史的唯物論)です。『ドイツ・イデオロギー』ではマルクス主義の歴史観である唯物史観の原像が示されています。これを読むことは、マルクス及びマルクス主義に基づく社会主義思潮を理解するための必須の前提になります。 『ドイツ・イデオロギー』は唯物史観の原典ではありますが、マルクス独自の理論が当時の哲学者を批判する文脈で展開しているため、予備知識がないと正確な理解が困難な古典でもあります。この講座ではそうした背景知識も丁寧に解説しながら講読を進めて行きたいと思います。 講座の進め方や講座の雰囲気:毎回定時にZoomによるオンライン講座を行います。各回ともレジュメを作成し、分かり易く話します。質疑応答時間を十分に設け、質問には真摯に応答します。毎回和気あいあいでざっくばらんな雰囲気で進行します。オンラインですが、顔出し声出しは自由で、質問を強要することもありません。積極的に発言したい受講者も、恥ずかしいので聞くだけにしたいという受講者も、自分自身のペースで参加することができます。 受講対象:既に講師の著書を読んだ方は勿論、まだ読んでない方も予備知識なしで参加できます。基本的にマルクスの原典をまだ読んでいないような初学者の方でも理解できることを心掛けつつ、既に詳しく研究されている方にも対応できるようにします。昨年度プレ講座未受講者でも問題なく参加できます。 受講条件:Zoomによるオンライン講座なので、通信環境の整ったパソコンによる視聴が望ましいですが、スマホでも問題ありません。講座はオンタイムで行ないますが、毎回録画してストリーミング配信をするので、オンデマンドでも受講可能です。講座期間中はメールで随時質問を受け付けます。講座のレジュメも毎回配信します。 使用テキスト:服部文男監訳『[新訳]ドイツ・イデオロギー』新日本出版社 講座内容:今回の講座は昨年度読んだ箇所の続きから読むという形になります。しかし昨年度読んだ箇所は講座中に随時振り返るので、今回から参加しても問題ありません。講座全体の導入として、マルクスの思想発展における『ドイツ・イデオロギー』の位置付けを説明するところから始めます。必要に応じてドイツ語原文を提示しつつも、基本的には日本語テキストを一緒に読みながら解説するという方法で行います。毎回の講座では参加者の理解度を図りながら、センテンスずつ丁寧に、じっくりと読んで行きます。マルクス及び哲学の古典を読む訓練になると思います。 受講申込方法:受講希望者は一般と学生の別を明記し、「オンライン・プレ講座受講希望」と、田上まで直接メールで申し込んで下さい。リピーター受講の場合もその旨お知らせ下さい。受講申し込み及び参加に当たっては実名と匿名を問いませんが、申込人と受講料振込人の名義を一致させるようにして下さい。学生は大学院生を含みますが、学振PDは一般枠になります。学振DCは学生枠で受け付けます。学生かどうかは基本的に自己申告としますが、学生の場合は必ず本名で大学名と学部学年を明記して申し込んで下さい。申込及び参加の秘密は厳守します。 申込メールアドレス:tagamimp@kk.iij4u.or.jp 折り返し、「受講に当たっての注意点(誓約書)」と振込先口座をお知らせします。誓約書に同意し、振込みを完了した時点で正式申込となります。 申し込み期限:2026年4月16日

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エルティ・エルティ@暗き根の路
田上孝一『疎外論入門』、「第四章」から。 マルクスの疎外概念は、ヘーゲルのそれとどう違うか。世界の始まりから定まっていたわけではない物事、人間が定めた物事は、変えられる!
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nk
nk@i_u_0__0_u_i·
ニーチェのこの霊魂論(?)については、田上孝一/本郷朝香編による論集『原子論の可能性:近現代哲学における古代的思惟の反響』(法政大学出版局)の本郷論文「ニーチェと原子論:不可分な自己から可分的な自己へ」が詳しい。3月の発表では扱いきれなかった論点だけど論文にするときにはどうにか。
nk@i_u_0__0_u_i

りついーと。ニーチェは〈あれこれの死すべき魂の中途半端な寄せ集めとしての近代的魂〉という分人的なイメージをキャリアを通じて提示していて、これをフーコーは講義で頻繁に話題にしている。『善悪の彼岸』§12にはこういう魂のあり方はボスコヴィッチの原子論の流儀で定式化できるという話がある。

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ネオ高等遊民🛺日本初の哲学youtuber
本当にやさしい入門書を書くのは至難です。「おれにはこれ以上説明できない……どうにかわかってくれ!!!」というお願いになる。 ちなみにスピノザはすぐ「これ以上やさしい説明を私は知らない」といって突き放します。
箱の中のカブトムシ@tautologydayo

今までも書いたし何度でも書きますけど、入門書って普通にムズいですからね

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田上孝一
田上孝一@tagamimp·
引越しにおいて最大の懸念は本の処分だった。というのは、予算の都合上で今よりも狭い部屋になると思っていたから。ところが運よく見つかった部屋は、むしろ今よりずっと広い。最大の懸念が消えた形だ。
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吉川浩満
吉川浩満@clnmn·
もういっそのこと紙の本は100冊くらいにしたい。電子化待ち+特定用途の100冊のみに。しかし現実はそうもいかず、いまだ数千冊が残っている。 *数年前、『本の雑誌』の「本棚が見たい!」にとりあげていただきました。 clnmn.net/archives/4410
吉川浩満 tweet media吉川浩満 tweet media
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琥珀のダーリン🍉Ⅲ🕊
木漏れ日の中、公園のベンチでヴィーガンバインミー。はぁ〜動物の虐殺に加担しない食事最高ぉ〜〜!…とはならんこのご時世。生きてるだけで構造的差別暴力搾取に加担させられる理不尽さ、知らずに誰かを踏みつける恐怖。資本主義植民地主義人間至上主義のクソがよぉぉぉぉぉぉ😭💢
琥珀のダーリン🍉Ⅲ🕊 tweet media
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田上孝一 retweetledi
TGCH(tgch)
TGCH(tgch)@ningenzenbu·
『疎外論入門』第2章面白かったなあ。怜悧な説明で、自分の問題意識が浮かび上がってくる感じがする。ある種の「綜合」の、もしくはそれに対比される何かの議論として読んでしまう傾向のことを思い出した。自分自身の。それを「疎外」の議論として読むにはどうすればいいのだろうか、と思っている。
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正木伸城
正木伸城@nobushiromasaki·
人生がままならないのはある意味で当然だ。でも「本来発揮されるべき自身の人間性が、この社会の中にいるがために発揮できない」のだとしたら、「ままならないのが真理さ」と居直っていていいのだろうか。マルクスが社会変革を志したのも、そんな問いを追求したからではないか。ぼくはそう思った。👉 個人の人生だけではない。社会もそうだ。使い切れないほどの財産を持つ人がいる一方で、極貧生活を続ける人がいる。経済は成長を続けているのに、貧困がなくならないのは、富を得る少数者の富が「過剰」だからだ。社会全体の富は増えているのにワーキングプアなどが増加しているのは、その偏りが過剰だからである。 この意味で、社会もままならない。 なのに、自己責任論で貧者の貧しさを貧者のせいにしていたら、富を得る人にとってはさらに都合のいい社会になっていくだけである。 著者は語る。資本主義社会では、株を多く持っている株主がその会社の労働者よりも多くを得るし、権力を持っている。一方で、多くの人は、働かない者の方が働く者より多く得るのは不当だと思っている。両者は矛盾しているが、資本主義社会では論理的には共存している。この共存を成り立たせているのが、イデオロギーである、と。 たとえば、誰かに使役され、誰かの奴隷であり続けるようなあり方はおかしいというのは誰もがわかる話だろう。まさに、誰かに所有され続ける奴隷制社会は「おかしい」と多くの人が考え始め、やがて、まるまる人間を売買する奴隷制度はなくなっていった。 ところが、いまでも私たちは「労働力」として事実上売買され続けている。「労働力が売買されている」というこの事実も冷静に考えれば倫理的に相当にマズイのだが、資本主義社会で労働力を売買できなければ資本主義社会は成り立たなくなってしまう。そこで資本主義はイデオロギー的な語りを用いる。「資本主義では八時間なり一〇時間なりを買主に支配される。これを人生丸ごとではなくて人生の一部に過ぎないから問題ないのだという理解を常識化させようとするのが資本主義のイデオロギーである」(37頁)と著者は解説している。 社会はぜんぜんやさしくない。 とても、よそよそしい。 奴隷制から幾分か社会はよくなったかもしれないが、変化は明らかに途上だ。そして欺瞞的だ。なら、もっと先の未来を構想しようとするのは自然だと思う。 マルクスは過去の概念を用いて、そんなよそよそしさを「疎外」と呼んだ。そして、疎外の克服を起点のひとつにして資本主義以外の社会を構想した。奴隷制が部分的奴隷制に変化し、資本主義になった、その先を。 「疎外によって生み出されるのは何も資本主義社会に限らず、資本主義以前の奴隷制から封建時代も含めて、これまでの社会に共通する大前提であった。まさに奴隷制は奴隷が生み出す富を収奪することを前提に運営されていたのである。実際に富を生み出す奴隷という労働者の意図は全く無視され叶えられることなく、労働者の意図せざるあり方で社会が組織されてきた。封建制もまた然りである。実際に働いて富を生み出す者の意図を離れて、労働者の望まないあり方で社会が組織され維持される。これがこれまでの社会の基本的な趨勢であり、現在もまたこの基本的な流れを変えることができていないのではないか」(41頁) 人々が公民意識を持ちにくいのも、自己実現しにくいのも、社会構造がまだ上記のような趨勢を維持しているからである。その強力な圧力のもと、それでも自己実現をしようとするのは容易ではない。それなら、やはり圧力が減る社会を作ったほうがいいと考えるわけだ。 たとえば、ぼくらはモノを生み出す。サービスを生み出す。だが、それらは商品として陳列された時には、もうぼくらの手から離れている。すぐに他人の手に渡る。作った人のあずかり知らぬところで。というか、いまは分業制がデフォルトなので、スマホ一台をすべて一人で作ったという人はこの世にひとりもいないということが起こる。その際、スマホの基盤のごく一部の部品を作った人がどこまでスマホによそよそしさを感じられずにいられるかというと、心もとないだろう。 このように、資本主義社会の労働は初発からよそよそしくなるようなスタイルを取っている。 先に疎外を「よそよそしさ」として描いたが、少し厳密に言うと、「自らの作り出したものが自らのものとならずに自らに立ち向かう形で自立化し、逆に自らを支配してしまうような状況」(266頁)をマルクス的な疎外として本書は描いている。人類が融通や便利さのために生み出したはずのお金に、かえって人類が振り回されてしまっている状況がその端的な例である。自分たちがつくり出したAIに仕事を奪われ、評価される時代が本格的にいま始まろうとしていると言われるが、それもまたこの疎外の構造と地続きだと言えるかもしれない。 では、この労働からよそよそしさをなるべく生じさせないようにするにはどうしたらいいか。 こういうところから考え始めると、未来が違って見えるかもしれない。ぼく的に表現すれば、疎外論から考えるとは、まさにそういうことなのである。生産物や富、資本に疎外されない労働へ──。著者は端的に状況のつらみをこう表現する。 「資本を資本たらしめている主要な本質は、労働の実現に不可欠な物的諸条件が労働者自身から疎外されていることなのである」(168頁) 「資本主義の人間関係は、個々人を何よりも労働力の所有者およびバックアップやメインテナンス要員として見るのを基本とする。個人の個性は重要ではなく、ただどれだけ優れた労働力の提供者であるかどうかで人間を一律に評価するのが、資本の論理が求める人間観である」(237頁) ぼくらは資本主義以外の社会をあまり想像できない。2次元の生物が、3次元というタテ・ヨコ・高さが存在する世界を想像できず、3次元世界を生きるわれわれが4次元の世界を想像できないように、あまりにも資本主義が当然すぎて、ぼくらはそれ以外を想像する力を失い過ぎている。 本書は、そのことに気づかせてくれる。 また、次の社会や体制、いや、自身の足元からすこしでも理想に近い社会を作っていくにはどうしたらいいかを考えるヒントを学ぶことができるのが『疎外論入門』である。 田上孝一@tagamimp『疎外論入門』集英社新書@Shueishashinsho
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田上孝一
田上孝一@tagamimp·
転居予定の部屋の内見に行ってきた。すぐ近く。猫がいるため選択肢がぐっと狭められていたが、運よくいい物件に巡り合った。
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田上孝一
田上孝一@tagamimp·
大変力のこもったレヴュー、誠にありがとうございます。
正木伸城@nobushiromasaki

人生がままならないのはある意味で当然だ。でも「本来発揮されるべき自身の人間性が、この社会の中にいるがために発揮できない」のだとしたら、「ままならないのが真理さ」と居直っていていいのだろうか。マルクスが社会変革を志したのも、そんな問いを追求したからではないか。ぼくはそう思った。👉 個人の人生だけではない。社会もそうだ。使い切れないほどの財産を持つ人がいる一方で、極貧生活を続ける人がいる。経済は成長を続けているのに、貧困がなくならないのは、富を得る少数者の富が「過剰」だからだ。社会全体の富は増えているのにワーキングプアなどが増加しているのは、その偏りが過剰だからである。 この意味で、社会もままならない。 なのに、自己責任論で貧者の貧しさを貧者のせいにしていたら、富を得る人にとってはさらに都合のいい社会になっていくだけである。 著者は語る。資本主義社会では、株を多く持っている株主がその会社の労働者よりも多くを得るし、権力を持っている。一方で、多くの人は、働かない者の方が働く者より多く得るのは不当だと思っている。両者は矛盾しているが、資本主義社会では論理的には共存している。この共存を成り立たせているのが、イデオロギーである、と。 たとえば、誰かに使役され、誰かの奴隷であり続けるようなあり方はおかしいというのは誰もがわかる話だろう。まさに、誰かに所有され続ける奴隷制社会は「おかしい」と多くの人が考え始め、やがて、まるまる人間を売買する奴隷制度はなくなっていった。 ところが、いまでも私たちは「労働力」として事実上売買され続けている。「労働力が売買されている」というこの事実も冷静に考えれば倫理的に相当にマズイのだが、資本主義社会で労働力を売買できなければ資本主義社会は成り立たなくなってしまう。そこで資本主義はイデオロギー的な語りを用いる。「資本主義では八時間なり一〇時間なりを買主に支配される。これを人生丸ごとではなくて人生の一部に過ぎないから問題ないのだという理解を常識化させようとするのが資本主義のイデオロギーである」(37頁)と著者は解説している。 社会はぜんぜんやさしくない。 とても、よそよそしい。 奴隷制から幾分か社会はよくなったかもしれないが、変化は明らかに途上だ。そして欺瞞的だ。なら、もっと先の未来を構想しようとするのは自然だと思う。 マルクスは過去の概念を用いて、そんなよそよそしさを「疎外」と呼んだ。そして、疎外の克服を起点のひとつにして資本主義以外の社会を構想した。奴隷制が部分的奴隷制に変化し、資本主義になった、その先を。 「疎外によって生み出されるのは何も資本主義社会に限らず、資本主義以前の奴隷制から封建時代も含めて、これまでの社会に共通する大前提であった。まさに奴隷制は奴隷が生み出す富を収奪することを前提に運営されていたのである。実際に富を生み出す奴隷という労働者の意図は全く無視され叶えられることなく、労働者の意図せざるあり方で社会が組織されてきた。封建制もまた然りである。実際に働いて富を生み出す者の意図を離れて、労働者の望まないあり方で社会が組織され維持される。これがこれまでの社会の基本的な趨勢であり、現在もまたこの基本的な流れを変えることができていないのではないか」(41頁) 人々が公民意識を持ちにくいのも、自己実現しにくいのも、社会構造がまだ上記のような趨勢を維持しているからである。その強力な圧力のもと、それでも自己実現をしようとするのは容易ではない。それなら、やはり圧力が減る社会を作ったほうがいいと考えるわけだ。 たとえば、ぼくらはモノを生み出す。サービスを生み出す。だが、それらは商品として陳列された時には、もうぼくらの手から離れている。すぐに他人の手に渡る。作った人のあずかり知らぬところで。というか、いまは分業制がデフォルトなので、スマホ一台をすべて一人で作ったという人はこの世にひとりもいないということが起こる。その際、スマホの基盤のごく一部の部品を作った人がどこまでスマホによそよそしさを感じられずにいられるかというと、心もとないだろう。 このように、資本主義社会の労働は初発からよそよそしくなるようなスタイルを取っている。 先に疎外を「よそよそしさ」として描いたが、少し厳密に言うと、「自らの作り出したものが自らのものとならずに自らに立ち向かう形で自立化し、逆に自らを支配してしまうような状況」(266頁)をマルクス的な疎外として本書は描いている。人類が融通や便利さのために生み出したはずのお金に、かえって人類が振り回されてしまっている状況がその端的な例である。自分たちがつくり出したAIに仕事を奪われ、評価される時代が本格的にいま始まろうとしていると言われるが、それもまたこの疎外の構造と地続きだと言えるかもしれない。 では、この労働からよそよそしさをなるべく生じさせないようにするにはどうしたらいいか。 こういうところから考え始めると、未来が違って見えるかもしれない。ぼく的に表現すれば、疎外論から考えるとは、まさにそういうことなのである。生産物や富、資本に疎外されない労働へ──。著者は端的に状況のつらみをこう表現する。 「資本を資本たらしめている主要な本質は、労働の実現に不可欠な物的諸条件が労働者自身から疎外されていることなのである」(168頁) 「資本主義の人間関係は、個々人を何よりも労働力の所有者およびバックアップやメインテナンス要員として見るのを基本とする。個人の個性は重要ではなく、ただどれだけ優れた労働力の提供者であるかどうかで人間を一律に評価するのが、資本の論理が求める人間観である」(237頁) ぼくらは資本主義以外の社会をあまり想像できない。2次元の生物が、3次元というタテ・ヨコ・高さが存在する世界を想像できず、3次元世界を生きるわれわれが4次元の世界を想像できないように、あまりにも資本主義が当然すぎて、ぼくらはそれ以外を想像する力を失い過ぎている。 本書は、そのことに気づかせてくれる。 また、次の社会や体制、いや、自身の足元からすこしでも理想に近い社会を作っていくにはどうしたらいいかを考えるヒントを学ぶことができるのが『疎外論入門』である。 田上孝一@tagamimp『疎外論入門』集英社新書@Shueishashinsho

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田上孝一
田上孝一@tagamimp·
最近は散歩中に神社仏閣にお参りして、本が売れますようにと祈願している🙏😇
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